第九十七話 Part Ⅳ 薔薇に散りけり都の祈り-3
ーーダンデライサイドーー
海底都市の西に位置する
【祭儀賢殿】内部
大広間の中心には大きな舞台のようなものがあり
ダンデライ達と傷だらけの隊士達は
その中で身を休めていた。
ダンデライ
「突然、目の前に神殿が現れましたが
ここはーーー」
ガーベラ
「何にもないわけじゃ!ってあれ?!」
ダンデライ
「!?」
ガーベラ
「ギャァ!!」
突然、ガーベラがダンデライの目の前に現れた。
ダンデライ
「ガーベラさん!?」
ガーベラ
「先輩が目つき悪くて無駄にデカイ
リーゼントになってるゥゥウッ!!」
ダンデライ
「ガーベラさん??」
ガーベラ
「ハッ!!ダダダダンデライ副隊長!?」
ダンデライ
「どこから?」
ガーベラ
「アチシ……さっきまで
祖霊厳殿にいたんすけど……
どーなってんすか!!!
え!?!?なんでアチシが!?!?
それに……みんな!!そのケガは!!」
先のラベンドとの戦いで
ダンデライ以外の隊士達は
大怪我をしていた。
ガーベラ
「何があったんすか!!」
ダンデライ
「ガーベラさん……」
ダンデライはその身に起こったことを
ガーベラに説明した。
ガーベラ
「なんと………そんな事が……
報告にあったラミオラス帝国の兵っすね………
アチシが来たからには大丈夫っす!!」
『照刃 三十九•波濤葛ノ白癒』
負傷した隊士の地面からツタがみるみると生え
身体に巻きつくと点滴のように腕にツタが刺さった。
ガーベラ
「俗に言う点滴っす。
時間はかかるっすけど
治癒効果は絶大です。」
ダンデライ
「かたじけない。
私が不甲斐ないばかりに。」
ガーベラ
「見掛け倒しのリーゼントも
大した事ないっすね!」
ダンデライ
「かたじけない」
ガーベラ
「アチシが飛ばされてきて良かったっすよ!
三十番後半の照刃はムズイっすから」
ダンデライ
「運が良いのか
このダンジョンの鞘の意思か
分かりませんが助かりました。」
ガーベラ
「ちょっと通信 刃術で
先輩に連絡するっす!!」
ダンデライ
「無駄ですよ。ここでは
通信 刃術も無線も
意味がないです。妨害電波なのか分かりませんが
通信手段はありません。」
ガーベラ
「そんな……」




