第六十話 Part I 月夜に浮かびし涙の花-1
いよいよ新章突入です!!
新たなキャラクター、新たな戦場、新たな敵。
いつもながらの心躍る展開がここから始まります
それでは、目眩く超絶厨二病バトルの世界をお楽しみください!!
REN'sProduction staff
千刃花〜帝国特務戦闘部隊〜
海底都市 ポセドニア
Part I 月夜に浮かびし涙の花
マーベラスの件から約1ヶ月
慌しさも落ち着き
涼しげな風が松明を揺らしながら
雲ひとつない星空の下
帝国特務戦闘部隊"千刃花"
合同演習場にて
二刃花隊隊長、副隊長
先の戦いで亡くなった六刃花隊、八刃花隊隊士たちの
隊葬が行われていた。
壇上の段幕には普段、
左胸につけている千刃花の紋章が描かれていた。
そして一通りの弔辞が読み終わり
最後に五刃花隊隊長が壇上に上がった。
レンゲイ
「二刃花隊隊長キスツスは
入隊し間もなくして武功を瞬く間に上げていった。
誰にも飾ることなく優しく接し
時には他人を思い涙を流した。
戦う姿は勇ましく流麗で
誰もが美しいとさえ思える戦場の女神でもあった。
帝国 女性騎士 最高 栄誉である
月美夜女王の称号を授与されたのは
この十余年キスツス隊長ただ一人
我々帝国民はそんな貴重な人材を失った。
私が憧れた唯一の人だった。
キスツス隊長は
ラミオラス帝国の刺客でもあった部下に
騙され命を落とした。
彼女の魂はきっと無念で溢れているに違いない。
その無念、我等、帝国特務戦闘部隊"千刃花"隊士全員が
必ずや晴らすだろう。」
レンゲイ
「……キスツス隊長、君の笑顔がまた見たいよ。」
男は敬礼すると大きな声で叫んだ。
レンゲイ
「君が好きだと言ってくれたあの景色を
今夜、再び贈ろう!」
レンゲイ
『輝夜•花蓮息吹ノ物語』
蓮の花が暖かい風に乗って無数に舞う
月明かりと松明の灯りに照らされ
美しく、ただ美しく夜空へと消えていった。




