第四十七話 See you again-4
ーー時は遡り数年前ーー
ここはラミオラス帝国と
ナーベルク帝国の国境付近の村
リナリア
「兄さん!!こちらリナリア!!
そっちの状況は!?」
アキレイ
「リナリア!!
ダメだ!!何処も彼処もやられてる!」
通信刃術により
アキレイとリナリアは互いの状況を報告し合っていた。
リナリア
「兄さん!!ちょっとこっち来て!
消しても消しても
また火が燃え上がるの!!!
どんなに撃っても水流系刃術じゃこの炎は消えない!
なんなの!?この灰色の炎!!」
アキレイ
「灰色の炎だと!?
分からん!!こっち側にはそんな炎なかったぞ!!
リナリア!!こっちの消火は済んでるから
チョウラン副隊長代理を置いて
俺だけそちらに向かう!!」
正体不明の灰炎が
村半分を覆っていた。
しばらくするとアキレイがやって来た。
リナリア
「兄さん……見てよコレ。」
アキレイ
「なんだ……これは……」
アキレイは自らの手で触れてみた。
アキレイ
「グッ!!コレは!!
炎ではない!!!」
リナリア
「え!?でも……炎にしか見えないけど……」
アキレイ
「よく見てみろ。
細かい粒子が煙りの様に立ち昇ってる」
アキレイはすぐにモヤが触れた指に炎を灯した。
アキレイ
「リナリア見てみろ。」
リナリアは炎の熱気に浮く灰色のモヤを凝視した。
リナリア
「これって!!!!」
アキレイ
「ぁあ。コレは蟲だ。」
リナリア
「じゃぁ……燃えてるんじゃなくて
蝕まれてるの??
一体、なによ!この力!!」
アキレイ
「分からん。
全隊!!この灰色のモヤに触れるな!
触れた者は炎熱系刃術でその箇所を攻撃しろ!」
リナリア
「これは………まさか……生物兵器……」
アキレイ
「ぁあ。生物兵器とみて間違いないだろう。」
リナリア
「なんて……ムゴい事を……
これじゃぁ……この村は……」
アキレイ
「ぁあ。もうダメだ。」
しばらく沈黙が流れる
アキレイ
「リナリア……燃やすか……」
リナリア
「凍らせるか……兄さん!!」
アキレイ
「ぁあ!!」




