第三十六話 マーベラス突入作戦 脱出編-2
ーーサフィニアサイドーー
サフィニア
「やっぱり……カッコいぃぃねぇぇえ
隊長さんたちわぁいらないけどぉお
内臓ぉとぉその刀わぁあ欲しいなぁ!!!
よこせよこせよこせ!!」
キキョウ
『華奪•灼龍灌頂!!』
少女の頭上から灼熱の水龍が降り注ぐ
サフィニア
「グッ………こんのぉお!!!
熱い!!熱いんだよぉ!!!!!!」
『始まる恋• と 終わった恋!!』
少女の両腕から光線が発射された。
女は身を少し逸らすことしかできなかった。
しかし、気付くと女の視界には
一人の男がいた。
キキョウ
「え……隊長……」
ラナンキュラス
「大丈夫かい?お嬢さん。」
男は高速で移動し
女を抱きかかえてニコッと笑うと
少女の見えない所まで距離をとった。
ラナンキュラス
「降身雷はまだ発動できないけど
あの子に対抗するなら、これくらいはしないとね。」
『剋刃 の三•走疾』
『剋刃 四十五•走雷』
男は女を抱えたまま
付加系 剋刃刃術を二重詠唱し女に施した。
柔らかな風と優しい雷が女の身体を包む
キキョウ
「身体が軽い……」
ラナンキュラス
「だろうね。走疾の15倍の速さが走雷だけど
僕がそれを使うと更に倍なのさ。」
キキョウ
「更に倍って……2025倍!?!?
それは葡萄染麒麟の力が
加わってですよね??」
ラナンキュラス
「ぁあ、もちろんだよ。
そこに更に降身雷を加えると
僕は音速を超えて雷速になる。
この前、アキレイは千刃花一
攻撃力の高い鞘花と言ってくれたけど
それは間違いだ。
僕は千刃花一"最速の男"さ。」
キキョウ
「最速の男………って、隊長……」
ラナンキュラス
「何だい?」
キキョウ
「お、降ろして下さい。」
ラナンキュラス
「あっそうだったね。フフッ。」
そう言うと抱きかかえた女を
優しく降ろした。
サフィニア
「どーこーだぁあーー」
ラナンキュラス
「キキョウ副隊長。」
キキョウ
「はい。」
ラナンキュラス
「鬼退治の時間だ」




