第二十九話 マーベラス突入作戦 後編2/2-1
黒薔薇部隊副隊長サフィニアの前に現れたラナンキュラス。
鞘を解放した彼の実力や如何に……!!
物語は佳境入っていく、超絶厨二病バトルの行く末、お楽しみください!!
REN'sProduction staff
千刃花〜帝国特務戦闘部隊〜
移動要塞マーベラス 突入作戦 後編2/2
移動要塞マーベラス付近の天候が
急激に変わり激しい雨と雷鳴が轟いていた。
その中で静かな怒りに燃える男と
片腕を失った少女が立っている。
脇には焼き焦げたKARE8の残骸が転がっていた。
サフィニア
「はぁ……はぁ……
切らせて……やったんだ……けど……お前……
許さない……からな!!うらぁあ!!」
ラナンキュラス
「今の僕に触れたら…」
サフィニア
「ギャァア!」
ラナンキュラス
「……痺れるよ。」
男は紫色の雷を帯びていた。
女は感電し、警戒したのか距離をとった。
息も絶え絶えと少女は男をキッと 睨む。
サフィニア
「いい加減にしろ……よ……な……」
ラナンキュラス(心の声)
((様子が変だ。その前に))
ラナンキュラス
「もう片方も、もらおう……かっ!!」
人の目で追えない速度で
男は一気に距離を詰めて
少女のもう片方の腕を切り落とす。
サフィニア
「アギャァァァ!!
スパンスパンスパンスパン
ケーキみてぇえに
腕を切り落としやがって!!!!
こんな腕ぇえ!!元々いらねぇーんだよ!」
ラナンキュラス
「そうかい?
じゃあ。
次は命を貰うよ。」
男が雷速でまた更に距離を
取ろうとした瞬間、足を止めた。
ラナンキュラス
「な……なんだ……コレは!!!」
ーーペチュニアサイドーー
ペチュニア
「KARE8!!」
アキレイ
『八岐ノ双璧!!』
男はKARE8の
突撃しながら攻撃してくる一斉射撃を
16頭の炎の大蛇の壁で全て防ぎ
そのまま火炎で焼き尽くした。
ペチュニア
「防御すらも攻撃になり得る炎の壁……
砂の隊長さんもそうだけど……
鞘花って
もはや人ではないわね。」
アキレイ
「はぁ……はぁ……雨と……
この数を一人は……フン。燃えるな!!!!!」
ペチュニア
「はあ?自分と掛けてんの?」
アキレイ
「降りかかった火の粉を
払ってるだけだ。」
ペチュニア
「笑える。
これも何かの縁ね。
笑えるついでに見せてあげるわ。」
そう言うと少女は遠く距離をとった。
アキレイ
「貴様に興味などない。
さっさと炭になって消えろ。」
『炎斬り大蛇!!』
少女に向かって男は走り出した。
ペチュニア
「ウフフ。」
『『咲け•肉芽 』』
機械音
ーー声紋認証 完了ーー
ーーー対鞘花特殊魔装兵器ーーー
ーーー起動しますーーー
ペチュニア
『『嘲嗤え•死面装仮』』
少女の背中から恐ろしいほどの
漆黒の布が次々と飛び出した。
その長さは辺り一面を覆う程だった。
幅も4メートルはあるだろう布を
少女は羽衣の様に
身にまとい空中を漂う。
その姿はまるで夜を背負う天女にさえ見える。
そして、少女はフワリと地に堕ちた。
アキレイ
「うおおお!!!!
ん!?なに!?
炎斬り大蛇が効かない……」
ペチュニア
「ウフフ。
対鞘花特殊魔装兵器よ?
鞘花の刃が通るわけないでしょ。」
アキレイ
「ならば、消炭になるがいい。」
男は火力を上げた。
ペチュニア
「ほぅら。」
黒い布が刀に巻き付き炎を消した。
アキレイ
「グッ……炎が……
さっき俺を縛っていた黒い布は
この布だったのか。」
男は布から刀をグッと引き
改めて構えた。
ペチュニア
「死面装仮は
鋼鉄以上の硬さ、剣 のような鋭さ
そして私の意思に反応する愛しさ。
正に身体の一部よ。
鞘花の刀のように……ね!」
ペチュニア
『輪舞輪舞輪!!!』
少女はまた死面装仮で空中へと飛び立つと
まるで輪舞曲を踊るように舞った。
身振り手振りに合わせて
次々と男を漆黒の布が襲っていく。
アキレイ
「グッ……グァアァア!!」
ペチュニア
「まだ……終わらない……
KARE8!!
あなた達も舞うのよ!!」
KARE8たちは
死面装仮が意図的に作った隙間から
射撃を浴びせていた。
男は死面装仮に
切られ殴られ視界も奪われ、銃撃も迫る。
アキレイ
「ガハッ……
貴様……!!!!』
『八岐ノ双璧!!』
ペチュニア
「へぇ。熱風の勢いを使って
隙間を開けたか。
小癪な。」
アキレイ
「なかなか良い武器だな。
対鞘花特殊魔装兵器……
ウチの技術開発局の手土産にしてやろう。」
ペチュニア
「アハハッ面白いことを言うのね。
マーベラスに乗り込んだ時点で
あなたが私の手土産よ?」




