第二十六話 マーベラス突入作戦 後編1/2-6
ーーペチュニアサイドーー
ペチュニア
「はい……次の子わぁ……ん?」
遠くから妹の姿が見えた。
ペチュニア
「あら?もう終わったのかしら」
アキレイ
「嘘ダァ!!」
ペチュニア
「千刃花なんて
所詮、こんなものよ?
アハハハ!!!」
サフィニア
「お姉ちゃん!!!!!
ハァ、ハァ」
ペチュニア
「!?サフィニア!!!どうしたの!!
その……火傷……」
アキレイ
((ヤケドだと?))
サフィニア
「鞘花が……
鞘花がもう1人いたんだ!!」
ペチュニア
「ちょっと、ちょっと……
落ち着きなさいな。
鞘花は三人の隊長でしょ?」
サフィニア
「違った……あの副隊長が……
鞘花だったんだ!!!」
アキレイ
((何!?そんなまさか……
キキョウが??
ではさっきのは……共鳴反応……))
ペチュニアはキッと
アキレイを睨んだ。
ペチュニア
「隊長さん?どういうことかしら?」
アキレイ
「話せねーんだよ!」
ペチュニア
「そう……話せないのね。
まぁいいわ。先ほどの地震の時の
反応見ればおそらく共鳴反応ね。」
アキレイ
((コイツ!!どこまで鞘花に
詳しいんだ))
ペチュニア
「なるほど。それでゲイジュを
使ったわけね。流石はロージア様」
アキレイ
((ロージア……だと?))
サフィニア
「そんなことよりお姉ちゃん
僕は殺しにいくから。
あれ、出してよ!!!!」
ペチュニア
「傷の手当てはいーの?」
サフィニア
「傷の心配なんて
あぁなっちゃえば関係ないし!!」
ペチュニア
「サフィニア。よく聞きなさい。
ちゃんと戻ってくるのよ。」
サフィニア
「分かってるよ!!!
早く出せよ!!!
ウズウズウズしてんだよぉお!」
ペチュニア
「はいな。はいな。」
ペチュニアは胸元から
小さなカプセルを出した。
ペチュニア
「はい。肉芽」
少女は渡すとすぐに飲み込んだ。
サフィニア
「お姉ちゃんはずっと前に
もらったのに僕だけ今じゃ遅すぎるよぉ」
ペチュニア
「管理は私が任されてるの。
いい?戻ってくるのーー」
ラナンキュラス
『滅刃三十二•水虎水天!!!』
ペチュニア
「グッ!!!!」
サフィニア
「グアッ!!!」
ラナンキュラス
「三分隊!!檻を破壊した後
一分隊と共に駆動中枢破壊
その後、二分隊の所まで後退せよ!!!」
ペチュニア
((水!?まずい!!引火しなっーー))
ラナンキュラス
「…やっと見つけた。」
ペチュニア
「はやっ!?」
サフィニア
「え?消えた?!」
ラナンキュラス
「やぁ、君に会いに来たんだ」
サフィニア
「わぁ!!!
な、なんだっ……て!!!」
ラナンキュラス
「おっと。危ないじゃないか。
ね?アキレイ」
拳をパキパキとならす男は
怒りに満ちていた。
アキレイ
「はぁー。許さねーぞ。分かってんだろうな?
逃がさねぇからな!!貴様らぁあ!!」
ペチュニア
「KARE8!!!」
少女の一声で
空を全て覆うKARE8が
銃口を向けていた。
ペチュニア
「1万の大軍を前に逃がさない?
お言葉を返すようだけど
私から言わせてもらうわ。
逃がさねーからな。貴様ら。」
サフィニア
「カッコいいね!!お姉ちゃん!!
でも僕はあっちのお姉さんを
殺りにいくから!!」
ラナンキュラス
「アキレイ、さっきの。」
アキレイ
「ぁあ。キキョウだ。」
ラナンキュラス
「やっぱりね……
キキョウ副隊長にやられたよ。
僕の初体験。」
アキレイ
「目覚めたばかりの鞘の力だ。
キキョウ自身の力で
キキョウがあぶねー。
ラナンキュラス。任せてもいーか。」
ラナンキュラス
「責任取ってもらわなきゃね。」
ペチュニア
「撃ち殺せ!!KARE8!!」
KARE8
「ギギギギッ」
KARE8による一斉射撃が始まった。
アキレイ
「チッ、KARE8って飛べんのかよ!
……追いかける前に
ちょっと付き合っていけ。
....ラナンキュラスやるぞ。」
ラナンキュラス
「すぐに追いつくから
付き合ってあげるよ、アキレイ。」
アキレイ
『滅刃 四十•鬼火ノ殺弓』
ラナンキュラス
『滅刃 四十一•雷神鉄槌』
ラナンキュラス
『複合合成刃術!
滅刃 八十一 鬼雷•神殺ノ鉄弓』
サフィニア
「じゃぁ僕行くねー!!」
複合最中に
少女は去って行ってしまった。
ラナンキュラス
「すぐ追いつくからね。
スミレちゃんや他の隊士の仇
死んでも足りると思うなよ。」
そして火炎と雷が
混ざり合い天空を大きく切り裂いた。
着弾した瞬間に雷が広がり
1万のうち半分以上の大軍を撃沈したのである。
ペチュニア
「まぁ、綺麗な花火。」
複合合成刃術とは
別の刃術を合わせて発動する
超高等刃術
属性が違っても同量でなければ
複合し合成することはできない。
数字に関して言えば単純に数字を足しただけである。
複合し合成する側が
超緻密な刃術コントロールを行う事が出来なければ
成功する事はまずない。
ラナンキュラスの天性の
刃術コントロールが
無ければ成功すること自体が稀である。
アキレイ
「一分隊すまなかった!!
とんだ恥を晒したがこのまま三分隊と合流!
コイツらは俺たちに任せて
お前らは三分隊の指示に従え!」
ラナンキュラスとアキレイの指令通り
それぞれの分隊は破壊任務に向かった。
ラナンキュラス
「では僕も失礼するよ。」
『剋刃 四十五•走雷』
男は一瞬にして消えてしまった。
ペチュニア
「空間移動能力者なのね。。」
アキレイ
「違う。あの剋刃であそこまで
早く動けんのは千刃花でアイツだけだ。
解放したらあんなの比じゃねーぞ。
さぁて、貴様はお説教の時間だ。」
ペチュニア
「説教??5000対1よ?
あなた顔はまぁまぁだけど
数は数えられないみたいね。
ウッ!!」
男の周りに炎が渦巻く
あまりの熱波に女は膝をついた。
アキレイ
『『天輪•永久•牙成る心臓
絶えず揺らめく
八岐の灯篭
滅せ 滅ぼせ 紅と化せ!!
『『紅蓮滅刃 紅大蛇!!』』
アキレイ
「それと、ついでにもう一つ教えといてやる。
千刃花隊士で一番怒らせちゃいけないのは
アナスタシアと...
ラナンキュラスだ。
お前の妹…………死ぬぞ」




