第1章 最強探索者達、配信者を助ける。15話
奈落50階層
(時雨視点)
50階層のボス部屋前で開始の合図を待っているのがブラック探索者ランク6の時雨という名前の女性。
開始時間まで手持ち無沙汰な為、いつも戦闘で使っていう赤い液体が入っているフラスコを取り出しそれを手のひらで遊び出す。
液体が様々な形に変形し、待ち時間を過ごす。
「さてと……やりますか。」
しばらくすると開始時間になったので、50階層のボス部屋に入り込む。
部屋に入ると生臭い匂いと天井や壁、地面に広がる赤い血が溢れていた。
「すごいですね~本当にここは……」
天井から血が垂れてくるがそれを気にしないで部屋の中央までたどり着くと正面に現れたのは、50階層のボスである、快楽の吸血鬼が赤い人骨のような物で出来た王座に座っていた。
「快楽の吸血鬼。血を鞭のように使い方敵を攻撃してくる、地面には血溜まりが沢山あるステージですか……」
快楽の吸血鬼は時雨を認識したのか王座から立ち上がり周りに溢れている血を操りながら攻撃をしてくる。
「まぁ貴方だけが有利のフィールドではないですよここは私にとっても有利のフィールドです。ただ、それを込みでボス部屋の割すりをする雪華さんの固有スキルは本当に凄いですね。」
攻撃をかわしながら隙を伺う。
快楽殺人をした人間の成れの果てと呼ばれている堕ちた人間の姿で、血を自在に操り攻撃してくるが、時雨の固有スキルは血雨は血を雨のように降らせ浴びれば浴びるほど攻撃力を増すスキル為ここのフィールドは時雨に取って最も有利に立てるフィールドなのである。
「血雨"血の雨を浴びるほど"……これは周りにある血を雨のように降らすことが出来る技。」
「アハッ!ほら血が雨のように私達の上から降ってきますよ?」
血を浴びるほど、時雨は感情が高ぶっていき赤面するほどにくるっていく。
「ハァ……貴方は血を操り攻撃をするだけの存在。私は血を操り浴びれば浴びるほど攻撃力があがる。」
血走った眼を向けながら不敵にあざ笑う。
「もう言わなくても勝敗は決してますよ♪」
血を浴びて上がった攻撃力は一振するだけで敵が消滅するレベルの物になりそれを振り下ろした、斬撃が快楽の吸血鬼に当たり、瞬く間に消滅する。消滅後周りに溢れていた血溜まりは消え去り、時雨の技も終了する。
「はい、しゅ~りょ~!」
【特殊エリアの条件を達成しました】
【特殊エリアの入場を許可します】
【エラー】
【他の条件が達成されてないため許可できませんでした】
【達成率03/09】
「ふぅ……終わった終わった。うぇーまた血の匂いが着いちゃった。」
天井から垂れてきていた血や血雨によって雨みたいに降らせた血で汚れた体を見ながらうんざりする。
「はぁー"清潔"このスキルがないと血の匂いが取れなくなって私の方が快楽殺人扱いされちゃうぅ〜。アハッ」
着いた血を清潔スキルで落としながら他エリアの達成を待つ。
1分も経たないうちに条件達成の通知が表示された。
「皆早いね〜この後は八重ちゃんと合流した後吹雪ちゃん達と合流ね……了解です雪華ちゃんと」
【他エリアでの条件達成を確認しました】
【特殊エリアへの入場を許可します】
【特殊エリアに入場しますか?】
【"はい"または"いいえ"を選択してください】
「もちろん"はい"だよ」
【"はい"の選択を確認しました】
【特殊エリアに入場する事を許可します】
【こちらの扉から入場してください】
「じゃあさっさと次に行きますか」




