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太陽神の国作り

今回は太陽神視点です。


前回のあらすじ


女神の分身は、女神と争い邪神と呼ばれる様になった。

ワタシが気付いた頃には、母上とともに、この世界【黄泉(よみ)】を治めていた。


黄泉は美しく花が舞い、酒の川が流れいたる所に甘い果実がなっていて、まさに天国だった。


現実世界からやってきた魂達は、ここで次の転生までゆっくり幸福を満喫している。魂達から聞いた話では、現実世界は長く生きることすらかなわない地獄の様な世界なのだそうだ。


希望する者には母上が体を創り出し与えていた。


こうして肉体を持った人達が少しずつ増えていき、ワタシをその者達をまとめて国を作り、人々はその国をヤマト国と呼び、ワタシの後ろで束ねた長い真っ赤な髪を見て人々は、太陽の女王と呼んだ。


母上は世界を見渡すために、天に届く様な塔を作り、頂上の女神殿に住み始めた。


ワタシは地上のヤマト国で母上の神託を人々に伝えた。


神託には、母上より預かった鏡を使えば母上と会話する事ができる。


その鏡のおかげで、国の政治で困った時はもちろん、たわいの無い日常の話などもできて、日々の出来事や発見など、とめどなく毎日話し続けた。


ある日、国民の1人が傷だらけでワタシの元に訪ねて来た。


この者の話では、この者が住む村に山8つ分もある、とてつもない大きさの龍があらわれて村娘を襲って食べているらしい。


この天国の様な世界で人が食われるなどあってはならない事だ。早く母上に相談しなくては。


ワタシが母上に相談して数日すると、ワタシの弟だというスサノオが母上から遣わされてきた。


「お主が、母上がおっしゃっていた、姉上の分身か。現実世界の姉上は恐ろしく強力な力を持っていたが、お主は弱そうじゃな」


はっ?何を言っているの?ワタシが分身?


ワタシは、まだその言葉の意味を理解できなかった。


「では、ワシはさっさと龍退治を済ましてくるのじゃ。おそらく現実世界で1回倒した事があるヤツだから楽勝じゃ。母上にさずかった不死の力もあるから安心だしの」


弟は高笑いしながら村に向かって猛スピードで走っていった。


「ただいまなのじゃ!何故か神気が使えなくて50回も死んだが、ゴリ押しで勝ったのじゃ!」


50回も死んだの!?楽勝とか言っていたのに。確かに弟も神のハズなのに神気を感じない、ワタシは使えるのに何故だろう?それにしても本当に母上に不死の力をさずかっていたのね。ワタシも母上にお願いしてみようかしら。


あれっ?でもそれだと死ねないから永久に現実世界に転生できないけど、神だからいいのかな?


「これは、龍の尻尾から出た剣なのじゃ!現実世界にいた時にコヤツから剣がでたから、もしかしたらと思ったら本当に今回も神剣がでてビックリしたわい!この天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)は神を切る剣じゃ、我々、神には危険な代物じゃから厳重に保管しておいてくれ」


弟はワタシに剣を渡した。雲がかかっている様な美しい波紋がある両刃の剣だった。


ワタシは、母上に報告するために剣を祭壇に持っていった。


すると、鏡が剣に反応し小さく輝いた。


ワタシは不思議に思いつつも、鏡に剣を写して、鏡ごしに母上に剣をみせた。


「これは私の分身の神気が結晶化した神器(ゴッドコア)の様ですね。私が創った鏡も同じで、悪用されると危険なので誰にも触れられない様に、鏡とともに祭壇で保管しなさい」


ワタシは母上の言葉に従い、祭壇には誰も入れない様にした。


鏡が以前と違って弱い光を帯びて、地図の様な模様を映していたが、当時のワタシは気付かなかった。


鏡の変化に気付いたのは、それから何十年も経ち、全ての動物達が凶悪な魔物に変わり、人々が不死の化け物と化した頃だった。

色々謎な事がありましたね。


次回は、太陽神後編、謎が明かされます。

お楽しみに٩꒰๑❛▿❛ ॢ̩꒱

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