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深海へ

*時間を少しさかのぼります。


前回のあらすじ


世界が終わった。

世界が終わる少し前…………



≪涼様!来てくださったのですね!≫


俺とエーコは、深い海の中サメに乗って再会を喜び抱きしめあっていた。


≪あれ?海の中なのに会話ができる?ってこれ、念話(テレパシー)か?≫


≪はい!チートの呪縛から解放された事で、神気を使えるようになったのです≫


≪ん?と言う事は、俺は神様なのか?チートでその力を封じられていた?≫


エーコが急にチートの秘密を語り出して俺は驚いた。


≪いえ、私達は人です。でも、人も動物も物も八百万の神の1つなのです≫


≪何言ってるんだ……私!?いつもアタイって言ったじゃないか、本当にエーコか!?≫


俺は意味が分からず、混乱してジタバタした。そして気づいた。


……あっ、ヤバイ!酸素がもうない!


今から浮上しても間に合わない!どうしよう!?


潜水してからかなりの時間が過ぎている。

さらに酸素を半分エーコに分けてしまっているので、もう余裕がない。


≪え……?私の事、思い出していないのですか?≫


酸欠に苦しむ俺をよそに、エーコは悲しそうな目で見つめてくる。お前、苦しくないのか?


ポワァッ


その時、鏡が光を放ち海底を照らした。


≪あっ!この光の先に行けば涼様も記憶を取り戻せる様な気がします!≫


エーコはサメを操り、急潜降(きゅうせんこう)しはじめた。


ちょ!エーコ何を!?


あーっ、もう浮上しても間に合わないしエーコに任せるよ……。


俺達は、暗い深海へ潜って行く。


深く潜ると水圧で潰れるハズなのに、何故かなんともない。そういえば息も苦しく無くなった。これも神気の力ってヤツなのかな?


しばらくすると、鏡が放った光とは別に、海底から光が輝いている何かが見えはじめた。


あれは……剣?


そうか!あれがエーコの勇者の剣なんだ!


しかし、この剣と俺の記憶とどんな関係が?


≪見付けました……これが涼様の本当の勇者の剣です!≫


≪え……?≫


カッ………………………………

………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………。



俺とエーコの手が剣に同時に触れた直後、俺達は無量大数を超える光に包まれた。

世界は終わりましたがまだ続きます。


次回は、大昔、女神が黄泉(よみ)に来た頃の話です。

お楽しみに٩꒰๑❛▿❛ ॢ̩꒱

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