女神の罠
前回のあらすじ
シロに裏切られ、百万の国民達が攻め込んできた。
全艦隊を乗っ取られ、海はサメだらけ。
シロが裏切り、ほとんどの国民が女神の手に落ちてしまった。
はじめての村の村人達を女神に操られ、追い出されたあの屈辱を再現している様だ。
俺の頭の中では、あの時の《クソ女神いつか必ずぶっ殺す》と叫んだ声が脳内で繰り替えし、怒りが限界に達しようとしている。
俺が怒りに震えている間に、天の使い達が空母上空に集まってきた。
「「「フハハハハハ!ワレワレハ!メガミサマノタテ!エンジェル!メガミサマノテキ!ホロビヨ!!」」」
ハゲ頭で天使の羽を生やして飛んでいる筋骨隆々のおっさんの群れが、声を合わせて叫ぶ。
何だ!?こいつらマジでキモイぞ!本当に人間か!?
「「「クラエェ!!カミノサバキィイイイイイ!!カミカゼアターーーー
ク!!」」」
ズゴゴゴゴゴオォーーン!!!!
「「「うわっ!」」」
エンジェル達は叫ぶと、頭から真っ逆さまに落ちてきた!!体当たりというより頭突きか!
俺達はなんとか頭突きを避けたが、次々とエンジェル達が突っ込んでくる。
バシュッドゴーーンッ!!
「「「うわぁぁぁああああ!!」」」
さらに、近くにいた駆逐艦からミサイルが飛んできて、俺達は国民達もろとも吹き飛ばされた。
「ミーのミサイルを勝手にユーズするなニャーーー!!」
リーペが尻尾の毛を逆立てて叫んだ。
「うお!?何だ!コイツら燃えはじめたぞ!?」
ミサイルの炎で国民が燃えて、周りの人々に燃え移る。
「「「うおぉおおお熱い!熱いぃぃぃィイイイイイイ!!」」」
「こっちに来るな!うわぁぁあ!土下座フィールド!!……!?土下座が効かないだと!?」
「空からは特攻兵とミサイル、船上は火責め、海に逃げればサメの大群ですか、考えたのが女神かシロさんか分かりませんが、軍師としての素晴らしい才能がある様ですね」
佐藤Bは炎に囲まれ、あたふたしはじめた。田中だけは冷静に分析している。
鑑定によると、国民のほどんどが【超燃えやすい体質】【土下座無効】というチートスキルを発動している様だ。この前に調べた時はあんなチート無かったハズなのにどういう事なんだ!
そんな事より、今はこの状況を何とかしないと!
「お前ら!火魔法は使うな!佐藤B!そいつらに土下座は効かない!」
俺は叫び指示をだした。
「【なんでも食べちゃいますわ】……あっ、ミミのチートも効かないみたいですわっ!」
「様子を見たところ、他にも数多くの未確認チートスキルを使用している様ですね、クルゥリー殿の【占術】が封じられているのも恐らくそのせいかと」
全て女神の手の内だったという事か!チクショウ!クソ女神め!!今すぐそのムカつく顔をぶっ潰してやる!
「エーコ!早くクソ女神を鏡で消し飛ばせ!!確証はないが、コイツらのチートが消えるかもしれない!」
「分かったー!まかせて!」
エーコが鏡をかまえて、女神に向ける。エーコの髪が太陽の光を浴びて燃え上がり赤く染まる。鏡に光が集まると激しく光がほとばしり、女神へと一直線に突き刺さった。
「ついでに神器も頂きだぜ!喰らえ!勇者ビィーム!!」
同時に俺もビームを放った。これでクソ女神も永遠に復活できないハズだ!
『ふふふっ、かかったな!!……ぐっぐあぁぁあああー!!』
女神は謎のセリフを残し光の中に消え去り、神器も砕け散った。
「これで、エンジェルや国民達もも無力化されて……」
「「「カミカゼアターーークゥ!!」」」
「「「熱い!熱い!熱い!アツイ!アツイィイイイイ!!」」」
「んな!?チートスキルが消えてない!?」
さっきと変わらずエンジェル達は空を飛んで特攻し、国民達は燃え上がっている。
《米原涼は女神から解放され、全てのチートスキルを失いました。Lvが1になりました。勇者の剣は青銅の剣に、勇者鎧は青銅の鎧になりました》
「はっ!?俺だけ!?」
「……アタイ、Lv1になってしまいました」
「な!?」
俺とエーコだけ!?どういう事なんだよ!?
よく分からないが、俺達は女神の罠に完全にハマってしまった様だ……。
主人公、ラストバトルでまさかのLv1でチート無し( ̄O ̄;)
次回、まだまだ罠だらけです。
シロお前は鬼畜かΣ( ̄O ̄;)
お楽しみに。




