八百万の力
前回のあらすじ
邪神の力をコピーしたタヌーと邪神がチートバトルを繰り広げた。
俺達は、邪神をタヌーに任せ、神器を破壊するため、最下層へ向かった。
邪神のパワーに押されはじめたタヌーは、真の力を解放するのであった!
「さぁはやく!行ってポン!」
邪神と同じ姿に、魔帝の角と羽を生やしたタヌーが叫んだ。
「タヌーちゃん!ありがとう!」
俺達は、タヌーを置いて最下層に向けて走り出した。
「フッ!2人分同時に真似できるとは、さすが四天王って事じゃろうか、しかし!神である妾の前では、Lvが1兆あろうが無意味じゃ!」
邪神がタヌーの顔面を殴った。
ドゴッと音が響くが、タヌーは拳を顔面で受け止め、一歩も引かなかった。
「そんなの分かってるポン!分かってるけどやるしかないポン!」
タヌーが全身に力をこめると、体が光り出し変化しはじめた。
猫耳が生えて消たと思えばエルフ耳になり、ツインテールになったかと思えばポニーテールになり、次々と姿が変わっていく。
「貴様!?いったい何をしておる!?チートが、力が無限に上がっておるじゃと!?」
光はおさまり、そこにはいつもの姿、しかし神々しいオーラをまとうタヌーがいた。
「これまで会った、全ての人、全ての魔物合わせて八百万の力を借りたポン、これが、貴方がもてあそんだ魂の重さだポン!」
叫ぶと同時に、タヌーが一瞬消えた。
「火!」
「ぐっ!?」
タヌーが邪神を後ろにあらわれ、燃え上がる炎をまとった足で蹴り飛ばした。邪神は吹っ飛び壁に激突しそうになるが、そこにはもう1人のタヌーが待ち構えている。
「風!」
「がっ!」
荒れ狂う嵐をまとう拳で邪神を殴り飛ばす。
飛んだ先にまた1人タヌーがいる。
「水!」
「ギャァ!」
超高圧の水柱の刀で斬りつける。
「土!」
「ぐはぁ!」
大地が砕け、地が邪神を打ちのめす。
「出!虫!魚!鳥!獣!足!!」
「ガハッグハッゴフッゲッバッブフゥッ!!」
無数に増えた様々な姿のタヌーが、邪神を様々な攻撃で、どんどん上の階へと打ち上げ続ける。
「も!ち!ろ!ら!ね !し!き!る!ゆ!ゐ!つ!わ!ぬ !そ!を!た!は!く!め!か!う!お!ゑ!に!さ!り!へ!て!の!ま!す!あ!せ!え!ほ!れ!」
タヌーは邪神を蹴り上げ、ついにダンジョンの外まで打ち上げた。
太陽の光が邪神を照らす。
太陽に重なるようにタヌーが姿をあらわす。
タヌーは、頭上にあげた両手に鏡を創造し掲げた。
「ケェ!!!!」
天照の光が鏡を反射し邪神を包み込む。
「そんな!この妾がこの様な小さきもの達に敗れるとは!」
邪神は、光りかき消され、消滅した。
「ふう、これで6時間は大丈夫だポン!ワッチには重すぎる相手だったけど、何とかなったポン!」
タヌーは、崩れちった複製の鏡をながめながら、ため息をついた。
しかし、程なくして異常に気づいた。
「あれ?おかしいポン!倒したハズなのに、まだ女神の強い力を感じるポン、まさか!?」
タヌーは目に魔力を集め、スキル【千里眼】を発動して、ダンジョン最下層をみた。
「リョーたん達が危ない!!」
タヌーは、すぐさま真っ逆さまに飛び降り、ダンジョン最下層を目指した。
邪神、倒しちゃいましたね( ̄O ̄;)
しかし、このパワーインフレ過ぎる世界にはまだまだ先があるのです!
次回、まだまだ終わってなかった!?
お楽しみに٩꒰๑❛▿❛ ॢ̩꒱




