決めろ必殺の一撃!ザガンVS放浪人!
今週に終わりそうもないので
地面を壊しザガンは足をぬいた。
先ほどまで柔らかい土はすでに固く破壊して
抜いたほうが早かったみたいだ。
自由になったザガンはイドルの方へ歩いてくる。
イドルは尻もちをつきズルズルと腕を使い後ずさる
自分では勝てないとわかっているからだ。
「うあああ」
一歩一歩進むザガンに対して怯えながら逃げる
「おいおい。あれだけイキってたんだから最後まで
貫き通せよ」
ザガンは笑いながら近づいてくる。
(先輩!先輩)
何度も心の中で助けを求めたが
自分の意識は未だにある絶望感。
「もう。無理だぜ。お前との繋がりは完全にない
それどころかお前の体はもうほとんど動けないはずだ」
そうザガンの言う通りでイドルの手や足は痺れはじめ
感覚がなくなり始めている。
それどころか今の状況がつかめていない
ぐるぐる回り始める世界。
イドルは気持ち悪くなりはじめうずくまる。
(ふぅ。ったくあの野郎やってくれるぜ)
ザガンは胸の痛みで軽く膝をつくと
口から血があふれた。
血は地面に流れていく。
(たく。俺様は本当に運がいいねぇ)
もしあの時の攻撃がイドルに当たらなかったら
もしほんの数センチ剣が胸に刺さったら。
確実に自分は死んでいただろう。
血を拭いながら笑いがこみ上げる。
「ククク最高だ。ギリギリは脳細胞が体が限界まで
引きだされる」
ザガンは再び立ち上がると横たわるイドルの首を掴みかかった。
「よう。イキリ人形まだ生きてるか」
「……」
意識はほとんど薄れているがまだ息があった。
「ハハハテメーもかわいそうな奴だな
信じて体を貸したのに利用されてこのざま
あー泣けてくるねー」
「グフっ」
締まる首に苦しそうな表情のイドル。
「おい。もっとしっかりしろよ。殺しちまうぜ」
イドルは必死に自分の首を絞める腕を掴んだ。
「よしよし。そうじゃねーとな」
すると突然の爆音が鳴り響き地面が揺れる。
自分のすぐ下から物凄い音。
「なんだ。地下の液体が気化して爆発したのか?」
生贄の逆聖杯で変換した赤い液体。
飲み水を作るついでに作った施設。
「カシバシの野郎正気を暴走してあばれたな…」
ザガンはハッとひらめいた。
「おまえ運がいいな」
するとイドルの首ではなく胸ぐらをつかみ威圧する。
「喜べ生贄にするのはやめだ。助けてやる」
「……え」
意識朦朧の最中死を覚悟したイドルは首を上げた。
「…たすけ」
「ああ。助けてやる!そのかわり頼みごとを聞いてもらう」
「…頼み事」
急にどういうことだと困惑した表情のイドル。
「ああ簡単なことだ。俺様に同意すると答えるだけでいい
そうすれば助けてやる」
「…同意…なぜ」
「ごちゃごちゃうるせえんだよ。殺すぞ!」
自分の顔を近づけ睨みつける。
ドゴン
その時大きな扉が勢いよく開く
いや厳密には吹っ飛んでいった方がいいか
二枚の扉は左右に別れ祭壇の隣に転がった。
「随分スマートじゃねーな」
「ほ…放浪人さん」
意識朦朧のイドルが見た先そこには放浪人が立っていた。
あちこち服が擦り切れボロボロになった姿。
激戦を繰り広げた後だと容易に想像できる。
「俺様の部下は強かっただろう」
ザガンは勝ち誇ったようにほくそ笑む。
「随分な暴れ牛だ」
放浪人はため息をつきザガンに近づいていく。
「さて。じゃあこいつはいらねえな」
ザガンはイドルを放り投げた。だらんと脱力している。
放浪人は片手でキャッチした。
「大丈夫か」放浪人の声掛けに反応しない
イドルの意識は完全に失っていた。
「命に別条ありません。疲労で気を薄なっているだけです」
安心した放浪人は膝をつきイドルを優しく降ろした。
「さてこれで邪魔がいなくなったな。どうだい放浪人
ここで決着つけるってのは」
「元からそのつもりだ」
ザガンと放浪人は睨み合う。
緊張が伝わる。目の前にいる相手に対して
そしてぶつかる己の力と力が!
先に仕掛けてのはもちろん放浪人。
「とぉぉぉおぉ!」
気合と共に目に止まらぬ早さで拳を突き出した。
ここまで少しの期間で鍛えた拳で
ザガンは岩を作りだし防御するもそれを許さない
岩を砕きザガンの頬をとらえる……が
そこにザガンの姿はない。残像だ。
風の魔法を使い一瞬で放浪人の背後に立つ
「あめえ……よ」
「甘い!」
ザガンが後ろに来ることをわかっていたかのように
言葉を発するよりも早く!
いつの間にか腰にぶら下げていた剣を抜くとそのまま
ザガンに突きたてる。
一瞬の差。剣はザガンを貫く。
しかし死ぬことはない。この剣は透き通るだけだ。
「ぐっ!この野郎!」
ただし痛みはある剣は傷口に入りこむと
体が痛みを思い出したのか塞がりかけた血が噴き出てくる。
すかさず放浪人は体を捻り蹴りを入れる!
だがザガンは冷静だった。すかさず手をかざすと
魔法陣が現れ氷が勢いよく噴き出したきた!
ガキン!氷の結晶と足がぶつかり合う。
「ククク。かかったな!」
ザガンはニヤリと笑うすると一瞬動きを止めたスキに
今度は逆手で水を出した。
水が放浪人の足を水圧で押す
放浪人の体はバランスを崩しながら水の力に押され宙に浮く。
「逃がさねーぜ!」
ザガンは氷で作ったナイフを無数に投げた。
数十本のナイフが放浪人に向かってくる
「まだまだ!」
すかさず拳を振るいナイフを壊していく
全て叩き落とし地面を降りたすると土がぬかるみズブリと
放浪人の足の自由一瞬奪う。
ザガンは両手に意識を集中させ魔法陣を生み出す。
「てめえにはここで死んで生贄になってもらうぜ」
黒い球体が飛び出してきた。
重そうな金属でできた球体は放浪人めがけ向かってくる。
「なにか嫌な予感がします。気を付けてください」
「わかっている!」
ログの忠告に応えるよう放浪人は足場の土を抜ける
と急いで球体を回避した。
そしてそのまま地面を蹴り。
真っ直ぐザガンに向かった
その時だった。
ザガンは今度は水を出す!しかしそれは放浪人の横を通り過ぎていく!
「これで終わりだ!」放浪人は拳を振りかざした。
「はっ!終わりはてめえだ!」
噴出した水がさっきの球体に当たった!
そして球体は水に反応するかのように光を上げた。
----マタリカブラスト!----
ドゴン!大爆発!爆風が放浪人を包み込む!
灰色の煙が上がる。
「ククク!手こずらせやがって!だがこれでやつもおしまいだ。
なんてあっけなねえ。さて死体は大丈夫かね」
ザガンは勝ち誇った!爆風に巻き込まれて終わりだと!
だが吹き荒れる煙幕から!爆炎の中から!
抜け出してきた!放浪人が飛び出してきた!
ザガンは焦った。普通助からないはずなのになぜ生きているのだと!
すると放浪人の回りに何か守っているかのような透明な障壁!
「なんだ!なにが奴を守っているんだ!」
混乱した。見たことない守り!放浪人もそのことに気づいていない!
どうでもよいのだ!放浪人は今ここでザガンを倒すことだけ
それだけに意識を研ぎ澄ませている!
ザガンの体に痛みがまた走り出す!先ほどのダメージが響いてきた。
(ぐっ!こんな時に!)
放浪人は爆風に押されながら!物凄い勢いで!迫りくる。
そして右腕を腕を引き。意識を集めた拳に全てを込める!
ザガンに最大の一撃をくらわすために
「ひぃぃぃさっっっっぁぁぁつ!」
「俺様に近寄るんじゃねえ!」
ザガンは自分割に魔法陣をを作り
火、水、土、雷、風が放浪人に集中して襲う!
しかし!勢いは止まらない!
----ディファレントフィスト!----
放浪人の拳が全てを貫きザガンの腹部をとらえた!
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「この俺様が!この…」
「終わりだ!」
放浪人は腕を振りぬいた!
「ぐああああ!」
ザガンの体はぶっ飛ばされた!
そしてそんまま勢いよく背中から祭壇にぶつかった。
あと少しだと
今回長い




