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砂塵に寒雷の魔女登場!

町に続くであろう地獄のような砂漠の中、一筋の救いのような舗装された細道。

そこの真ん中でお下劣な男2人と少女が口論していた。


「おいおいーお嬢ちゃんよ!こまるぜ」

「あんたたち。本気でそんな馬鹿なことを言っているの」

「俺たちゃーいつでも本気だぜ。ゲへへ」


お下劣な男は描写したくもないが格好は世紀末のようなトゲトゲな服装。

そして鼻ピアスとモヒカンがトレンドで似ている顔つき。

一人はヒョロヒョロな体格。

そしてもう一人はダルマのような体をしている。


少女は整った顔に水色の瞳。銀色にまばらな青が目立つ前髪。

日焼け対策か白い布のマントを巻きフードを被っている。

そこから見える薄茶色のミリタリーブーツ。


「だからよー旅人がここを通るには金が必要になったんだよ。通行料って奴よ」

「それかー!体で払うかーなー。アシャシャ」


にやにやする男どもに対して少女は一歩も引かない


「そんな話。聞いたことないわ」

「お嬢ちゃん自分の情報不足で怒っちゃーいけねえな」

「そうだぜー現地の人間の情報に素直に耳を傾けなきゃーなぁ」


少女は腕についている水色のバンドのような液晶がある機械を指で操作し映像を映し出して見せた。


説明しよう彼女の腕についているのはジャーバンドといい

近くの町の情報などを知らしてくれる便利グッツ!他にも機能はあるがそれは、おいおい説明しよう。

因みにジャーバンドはこの世界の三人に一人は所有している。


どういう作りなのかわからない謎技術。


「どこにもそんなこと書いてないじゃない嘘つき」


不機嫌になった少女は近づいてくるゴリダルを手の平で突き飛ばす。


「あだだ!おーおー傷つくなー。いかんなー」


ゴリダルはわざとらしく大袈裟によろけて見せた。


「大丈夫かーケヘヘ。てめえ俺達に手を出してタダで済むと思ってんのかぁー」


ヒョロが少女のマントを掴みかかるも少女は動じない。


「そもそもここは国道じゃない。だったら税金払ってる私が余計に支払う義務はない」

「うるせーアマァ!ここはカシバシ様のテリトリーなんだよ!」

「それこそわたしに関係ないじゃない!地元での粋がり話は地元住人だけにして」

「て!てめえ言わせておけばぁ!」


ヒョロはたまらずナイフを取り出し少女の顔を切りつけにかかる。


少女はマントを翻しギリギリかわし距離を取った。


「ほう!こいつのナイフをかわすとはなかなかの回避スキルだ」


ゴリダルは感心しながら懐から取り出したメリケンを手に装着する。


「こんなところで無駄に体力減らすわけにもいかないのよ」

「だが俺のナックルやこいつのナイフはスキルは高くないが小回りが利く装備!

無傷で逃げるのは無理な話だぜ」


少女はバンドを確認すると事細かく。SK、MPとそれぞれ表示された。


「確かにそこのヒョロさんより強いみたいね」


突然のSKやMP発言で困惑した人がいるだろう

そこまで考えなくていい!ここの住民はこれが普通だと思ってくれればそれでいい。


「余裕のフリするのは止めな。本当は怖くてたまらないんだろー」

「あーあー可哀そうだねー俺たちを怒らしちまってよぉ」


男どもはじりじりと少女に近づく


「最後に聞きたいことあるんだけど」


少女が訪ねると男どもはニタニタ笑う。


「最後ー安心しなよお嬢ちゃん殺したりなんてしないからよ」

「そうそうーちょいと楽しむだけだからよぉー」


少女はため息をついた。


「あんた達みたいなバカチンになに言ってもだめね」


少女はそう言うと左手でマントをつかみ脱ぎ捨てた。

空にまったマントは粉々になりチラチラと雪のように降り注ぐ。


「最後っていうのはあんた達のことよ」


マントを剥いで現れたのは長い髪に白いチノパンに水色のYシャツ。


「「思いのほかラフそしてタイラー!」」


思わず男どもは驚いた。

ラフになった少女が左手を握ると先ほど舞っていた雪が集まっていく


「スワード」とつぶやくと少女の腕より少し小さい氷の剣のような形になった。


「その髪型、その目、水色のラフな格好!そして氷の魔法で作った剣

まさか!おまえ最近噂に聞く寒雷(かんらい)の魔女か!」


ゴリダルは何かに気付いたのかすぐさま少女から距離をとる。


「このタイラ女しってるのか!」


ヒョロはゴリダルの下に駆け寄り訪ねた。


「ああ最近ワルネットワーク(WNW)で話題になっている女だ。

そいつは氷の魔法や剣をつかい俺らみたいに絡んできた奴を

氷漬けの彫刻にしたり建物ごと生きたまま閉じ込め!

そして閉じ込めた人間の悲痛な叫びを聞き笑う魔女!

最近俺らのカシバシ団のライバル。ボロック団長が恥ずかしい格好で氷漬けにされ

アジトからは今でも悲痛な叫び声が聞こえるみたいだ」

「氷だけにひええええ」


ヒョロは自分を抱きしめながら軽くおびえた。


「ちょっ!人を悪人みたいにいわないでよ結構あることないこと盛ってるし!

……まあでもーそのおかげで私もスッカリ名がしられちゃったけどー」


寒雷の魔女は照れた。


「しかし逆にピンチはチャンスだ。ボロック団長を倒したこいつを倒せば」

「ヒャハー俺たちカシバシ団も砂漠越えで有名になり」

「いずれはボスの右腕に」

「イエーイ俺は左ぃー」

「「ガハハハハハハハ」」


野郎二人は肩を組み笑う。その二人をみてすっかり冷めた寒雷の魔女は面倒くさそうにだらける。


「あの。もういいわたしここ通過するだけだし」

「おっとそうだった。覚悟しろ寒雷の魔女!」

「俺たちの息の合った連携を見せてやるぜ」


結局そうなるのか、と寒雷の魔女はため息をつき男達と向かい合った時。


「ウエーイ」


どこからかヘンテコな鳴き声が広い砂漠に響いた。あまりにも突然。

少女と男たちは声の方向に顔を向ける。目に映ったのは…


「「「「鳥?」」」


声がハモル君。

鳥が真っ直ぐ寒雷の魔女の方に飛んでくる。

その後ろには大きな砂ぼこりが後を追うように向かってきていた。


「おい寒雷の魔女お前の魔法か!」

「はぁ!知らないわよ砂の魔法なんて砂だらけになるから

あまりみんなやりたがらないし」

「おいよく見ろ人間だ!」


ヒョロの言葉の言う通り砂ぼこりを上げているのは確かに人間だ。

遠くてハッキリ見えないがカラフルのマントを着ている男がとんでもないスピードで走ってくる。


「まてぇ!おれと戦え!」


叫び走りながら三人のいる方に近づいてくる。男二人は顔を合わせニヤリと笑う。


「あいつここを通る気だな。金も払わないなんて図々しい」

「ひひ見てろよ寒雷の魔女。俺たちの怖さを!女は殺さずに許すけど男は」

「「死刑」」


近づいてくる男の道をふさぐように男二人が立ち並ぶ

完全に馬鹿二人のターゲットは向かってくる男にシフトチェンジしたらしい


「あいつらマジでなんなの。わたしもういっていいのかな」


本来ここを通過するはずだけの寒雷の魔女は困惑していると。

その肩にいつの間にか鳥が止まった。

少女は驚き鳥を見て見ると

くちばしは白く少し大きくオレンジ色と白が混じる毛並み

とてもキュート。


「かわいい」


寒雷の魔女は鳥をお気に入り登録しました。

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