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第14話『ついに現れる宿敵!!いざ最終決戦!…だが?』

さてさてイディオット、絶対突撃自爆特攻《ぜったいとつげきじばくとっこう》システムを解除《かいじょ》すべく国《くに》に戻《もど》ります。


そして、技術者《ぎじゅつしゃ》たちと話《はな》し合(あ)いをしました。


実(じつ)のところ、別《べつ》に解除《かいじょ》しなくてもアナスタシアには問題《もんだい》はありません。


しかし、民間《みんかん》で野良《のら》バーサーカーマシーンが暴《あば》れても困《こま》ります。


何《なに》より機械化《きかいか》した反乱者《はんらんしゃ》どもを操《あやつ》れるようになれば、戦後復興《せんごふっこう》は比較的《ひかくてき》早《はや》く進《すす》みます。


技術者《ぎじゅつしゃ》たちも未知《みち》の技術《ぎじゅつ》に驚《おどろ》きますが、むしろ楽《たの》しそうな様子《ようす》。

こういうところもこの国《くに》は怖《こわ》いのです。


圧倒的《あっとうてき》な災厄《さいやく》ともいえるほどの暴帝《ぼうてい》。

善政《ぜんせい》を敷《し》く宰相《さいしょう》。

洗脳《せんのう》された大臣《だいじん》や官僚《かんりょう》たち。

そして向上心《こうじょうしん》の強《つよ》い技術者《ぎじゅつしゃ》たち。

心酔《しんすい》する国民《こくみん》。


そこに加《くわ》わる人間機械化技術《にんげんきかいかぎじゅつ》。


もう終《お》わりだよこの世界《せかい》。


――さて、そんなこんなで意志消失《いししょうしつ》システムを開発《かいはつ》したイディオット。


彼《かれ》はプログラムを実行《じっこう》します。


すると――バーサーカーマシーンたちは機能停止《きのうていし》しました。


「やった!成功《せいこう》だ!」


と喜《よろこ》ぶイディオット。


玉座《ぎょくざ》に座《すわ》るアナスタシアも少《すこ》し嬉《うれ》しそうです。


やっぱりこの魔王《まおう》も従順《じゅうじゅん》な夫《おっと》と可愛《かわい》い娘《むすめ》には甘《あま》いのかもしれません。


――――――――――


――さて二週間後《にしゅうかんご》。


機械化《きかいか》した連中《れんちゅう》を作業《さぎょう》に従事《じゅうじ》させ、復興《ふっこう》を進《すす》めているイディオットですが…。


一《ひと》つ心残《こころのこ》りがありました。


それはやはりガッデム武田《たけだ》。


目撃情報《もくげきじょうほう》はあるものの常《つね》に逃《に》げ続《つづ》けているとのこと。


そう、あの男《おとこ》が諦《あきら》めるわけがありません。


それにあの男《おとこ》が自分《じぶん》の意思消失装置《いししょうしつそうち》に従《したが》うわけがありません。


理屈《りくつ》ではなくあの男《おとこ》はそういう男《おとこ》なのです。


というか、そういう種類《しゅるい》の生《い》き物《もの》というか具現化《ぐげんか》した概念《がいねん》といってもいいのかもしれません。


「あいつがまた現《あらわ》れた時《とき》が真《しん》の最終決戦《さいしゅうけっせん》ね」


「今度《こんど》は逃《に》がしません。欠片《かけら》も残《のこ》さず地獄《じごく》に送《おく》ってやります」


「でもおびき寄《よ》せる方法《ほうほう》はあるの?いくらあいつが馬鹿《ばか》でも今度《こんど》はそう簡単《かんたん》には出《で》てこないと思《おも》うわよ」


「大丈夫《だいじょうぶ》です。我《われ》ながらバカみたいな考《かんが》えだと思《おも》うけど…一《ひと》つアイデアがあります」


――――――――――


そうしてイディオットは…。


町《まち》の広場《ひろば》に自分《じぶん》の服《ふく》を罠《わな》として配置《はいち》しました。


とにかくイディオットの服《ふく》を燃《も》やすことに執念《しゅうねん》を燃《も》やす武田《たけだ》なら、スキを見《み》て現《あらわ》れあの服《ふく》を燃《も》やすのではないかと彼《かれ》は考《かんが》えたのです。


「ほんとにバカみたいな考《かんが》えですけど」


「これで現《あらわ》れたらバカとかいうレベルじゃないわね。昆虫以下《こんちゅういか》よ」


しかし二日後《ふつかご》…。


なんとマシーンガッデム武田《たけだ》が広場《ひろば》に吊《つ》るされた服《ふく》の前《まえ》に現《あらわ》れました!


「うわっ、マジかなんだあいつ」


きゃっきゃと喜《よろこ》ぶ娘《むすめ》。


――――――――――


一方《いっぽう》その頃《ころ》…諦《あきら》めない心《こころ》で2万体《まんたい》のバーサーカーマシーンズを片付《かたづ》けた関羽《かんう》と張飛《ちょうひ》。


劉備《りゅうび》を探《さが》し、ついにアナスタシア神帝国《しんていこく》に辿《たど》り着《つ》きました!


が…何《なに》やら広間《ひろま》に誰《だれ》かの高貴《こうき》そうな服《ふく》が吊《つ》るされています。


「うん?なんだあれは…?」


と関羽《かんう》が訝《いぶか》しげに言《い》いますが…そこに火《ひ》をつけて服《ふく》を燃《も》やそうとしている男《おとこ》が!


「あぶねえ!火事《かじ》になっちまうぞ!!」


飛《と》び出《だ》す関羽《かんう》張飛《ちょうひ》!


――――――――――――――――

担当《たんとう》から作家《さっか》あてのメッセージ:

「圧倒的《あっとうてき》な武力《ぶりょく》と確《たし》かな善政《ぜんせい》、刃向《はむ》かう者《もの》は意思《いし》を奪《うば》い機械化《きかいか》…と、世界《せかい》がギャグなのに言葉《ことば》にするとディストピア感《かん》が半端《はんぱ》じゃないですね。


それはともかく、武田《たけだ》がなんというか本当《ほんとう》に武田《たけだ》です。

予想《よそう》も期待《きたい》も裏切《うらぎ》らないというか、本当《ほんとう》に武田《たけだ》です。

それ以外《いがい》に言《い》いようがありません。


それよりイディオットとアナスタシアの娘《むすめ》の情操教育《じょうそうきょういく》が心配《しんぱい》です。


そしてついに本筋《ほんすじ》に合流《ごうりゅう》した関羽《かんう》張飛《ちょうひ》、ここから武田《たけだ》との接触《せっしょく》がどうなるのか。いよいよ次回最終回《じかいさいしゅうかい》ですね!

うまくまとめられるか楽《たの》しみにしています!」

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