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剣戟の幻想物語 とある少年の冒険記   作者: やきたらこ
Prologue
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Prologue/設定紹介

―ジャーヌ大陸―


 ただひとつの巨大な大陸


 広大なジャーヌ大陸は三つの国に分かれている


 一.グローザ帝国


 二.シェルバント共和国


 三.ラグス王国


 グローザ帝国は、ジャーヌ大陸の東側、一番歴史の浅い国

       他の二国をも呑みこむ勢いで急成長した最も武力に秀でてる国家

       初代帝国元首ロード・デルクスによって周辺諸国を統合、現在のグローザ帝国を創った


 シェルバント共和国は、”議席”によって政策が行われる国

          最も広大な国土面積を有しており、農業が盛んである

          15代議長ノルマン・サースティの提唱によって三国同盟を締結――表面上は終戦の形に至った


 ラグス王国は、代々ラグス王家により統治されていた小国

      武力や人口、面積に至るまで最も劣っている

      三国大戦時、敗戦気味だった王国を立て直したのは27代国王アルバート・ラグス・ディメンティ、王自ら王国軍を指揮し、数々の勝利をおさめた

      現在アルバートは、『歴代最も国民との信頼関係を築いた王』として政治を営む



 各国の軍部は剣術や魔術、戦術に明け暮れ、修練の日々を送る



―とある伝承がある―

 

 それは国を越えて語り継がれる神話である

 

 大陸を創る為天から舞い降りた神―アクノス―


 アクノスは先ず大地を創り、昼と夜を創った

 

 アクノスは土で最初のヒトを創った


 アクノスはヒトが文明を持つまで天上に昇り、見守っていた


 人々は大陸の中央に位置するガラン山脈の中心、ウィーナ神山にてアクノスに供物を捧げていた


 そこの祭壇にはアクノスからヒトへと渡された神器―王を制定する剣“聖剣エクスカリバー”―が安置されていた


 しかしある日、一人の悪しき心を持つ男が聖剣を盗んだ


 その者は聖剣を悪用した


 聖剣は―邪剣エグゼリュート―へと変貌した


 神アクノスはヒトを見限り天界へと還った


 邪剣を携えた男は思うままに地形を歪め、世界を歪めた


 いつからか男は邪剣の力に酔いしれ、自らを魔王と名乗った


 あまつさえ神聖な山ウィーナの山頂に城を築いた


 しかし、魔王の横暴は長くは続かなかった


 突如現れたのは金の髪をなびかせた無名の剣士だった


 剣士は人々に魔王を倒す約束をした後、魔王の根城へと向かった


 剣士は摩訶不思議な力を用い次々と魔王の刺客を倒していった


 魔王と剣士の戦いは三日三晩続いた


 戦いの果て、剣士の剣は魔王の胸を深々と貫いた


 聖剣本来の聖なる力を取り戻したが疲弊しきった剣士には扱えない代物となっていた


 剣士は聖剣の制御を諦め、空間と空間の狭間―次元の隙間に聖剣を隠した


 誰も扱えないようにする為に



―魔法術―

 

 魔法術という概念は、人々が文明を築きあげた頃から存在していた


 武芸や座学に秀でた高位の人材にのみ会得が可能であり


 才能によるものも大きい


 魔法術の元素エレメントは大きく分けて七の属性に分類される


 一.炎

     大いなる炎は神による最初の裁き

     燃え盛る業火は万物を焼き尽くす


 二.水

     大海を統べる者は全てを制す

     母なる力は万物を癒やす


 三.地

     大地による父の如き力

     不動の守りを確固たるものにする


 四.風

     世界を駆け巡る放浪者

     触れたものを切り刻む刃を持つ


 五.雷

     天界の怒りは地上に降り注ぐ

     神速の如き力は万物を灰塵に還す


 六.光

     世界を包むベール

     慈愛に溢れ万物を包み込む


 七.闇

     光を呑みこむ影

     万物を引きずり込む力を持つ



 広大なジャーヌの地を流浪する十六歳の少年リアン・ディールは、十八歳の長刀盾使いアイゼン・グリッダを相棒に連れラグス王国を訪れていた。

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