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戦士的彼女  作者: さりな
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守護選択自分再生

翌日、彼のことを知れて良かったな、と思う。


強くなりたいと願うとは思ってもみなくて。


わたしは、朝の会の暇つぶしに、ケータイ小説を

呼んでいた。


ケータイは持ち込めないから文庫本だけども。


小説に目を向ける前、悠歩を横目でチラッと見た……。


悠歩は弱気な顔をしていない。普通の表情をしていた……


結局は彼の自由だもの。そう心に言い聞かせながら

ケータイ小説を読み始めた。



恋愛ものではないけれど。



悠歩のことを守る自分がまた生まれてきそうになりながらも、わたしは、今日も過ごすの────…


****



今日は友達のサホと帰る。


「あっ!さりなっ!おまたせ~」


「サホ~」 


サホは明るい元気な女子。


サホとはクラスが違うけど、それでも友達であることに変わらない。


「さりな、悠歩とは帰らないの?」


歩き出しながら、2人で話す。


「帰ろうって誘ってるけど、事情があるとか

言い出してさ……」


わたしはため息をついた。悠歩の謎の事情……


「えーっ、事情?なんか怪しいわねー」


「うん…」


「学生に事情なんてない気がするけど……」


サホもわたしも困惑中。


一体彼は、わたしの見えないとこでどんな事情が

あるの?


深くは探りたくない、ひょっとしたら家の事情かもしれないし。


「……不思議な男だわ、悠歩」


弱気な彼を初めて、不思議な男と思った…… 


「そうだね~あはは」


サホと、わたしは笑った。


帰る道中、悠歩の話や近況を話し合った。


そして家に帰り、こう思った……


悠歩から離れるのも良いかも知れないと。


悠歩もわたしから離れていき……どっちもどっち

同じね、行動が。

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