最後の勝利者
崩壊した街に、デストロイヤーの残骸が落下した。
……私は、負けた。
あの魔法使いどもが訳わからん逆転でデストロイヤーを解体した。私は負けてしまったのだ。
貴方の夢を……私の夢を…叶えたかった…………
「こりゃあ、殆ど息してないな。」
「まぁ、あれだけの残骸に押しつぶされたんです。無理は無いですよ。」
インシャとリーニンは是政の死体を確認すると、崩壊した残骸の中から一つメダルを見つけた。
「これって……ルアちゃんのメダル……」
ダメ元でリーニンがそのメダルを使ってみても、やはり何も起こらない。そのメダルは真っ二つに割れていた。
「なぁ、リーニン。ルアは家族に会えたと思うか?」
「………ルアちゃん、天国に行けたなら。ルアちゃんの家族も、ずっと待っていたと思いますよ。待てないなら、わざわざ魔法使いの所になんていきませんよ。」
リーニンは、そのメダルを空に投げ、
「ルアちゃん!今度生まれて来たら、また友達になってください!」
ファイアで粉々に破壊した。
「なるほどね…………まぁ、モヤモヤしたらさっさと忘れるのが一番だ。折角東京に来たんだ。夜ご飯好きなとこ食べさせてあげるから。」
「焼き肉!」
「寿司!」
「元気満々じゃねぇかお前ら!!じゃあ、二人でじゃんけんして。」
結果、インシャのグーがチョキをねじ伏せ、焼き肉に決定した。
「食べてみたかったんだよここ!あっちじゃ焼き肉屋はあんまり無…………どんな偶然だよ!?」
焼き肉屋には機動警察とレール&トレイがいた。
「やっぱり来たか……」
「コイツらが来たから来るとは思ったけど、まさか本当に来るとはね。どうせなら一緒に食べる?」
「本当かい!?なら、遠慮なく。二人はどうす……」
「「帰ろう!今すぐに!」」
二人は察していた。絶対に何か一波乱起きると。
「なぁ……リーニン?私やっぱり寿司にしようか。」
「そうですね……寿司にしましょう!それじゃ、店主さん来てください!行きますよ!」
「あはは………また今度になるね…。じゃあまた!」
インシャとリーニンに引っ張られ、ヒビキは去っていった。
「ん?どうした、沖田?」
「いや、何か知ってる顔な気がして。まぁ気のせいか。」
翌日の朝、インシャ、リーニン、ヒビキは飛行機で去っていった。
「ただいまー!やっぱり我が家が一番だな!」
「そう言えば、誰か足りませんか?」
「いや、特に他に誰も………」
『オイテイッタナ、オイテイッタナ…………』
「あ。」
「そう言えば、チャロの事忘れてたな。」
『ドウセ楽シンデキタンダロ!!クタバレ!アバズレ共!!!!』
「ちょっとストップ!ストーップ!」
「痛い!この球体当たると妙に痛い!」
「大人しくしろ!この野郎!」
インシャとリーニンの二人がチャロと激しく格闘し、どんどんと騒がしくなっていく。
「何か、帰ってきたって感覚するなー。ほらほら、お土産開けるよーー!」
wf2026 完
とうとう完結!ウィンターフェスティバル!
ちなみにチャロを忘れていたのはガチです。




