第六十二章 いざ、魔界
「はるか昔の前章では『魔界に行ってみよう!』ってなったわけだが、それからどれだけの期間が開いてんだ?」
とりあえず作者を問い詰める。
「いそがしくって...ゲームが楽しくて...う、打ち切りたかったわけじゃなくて...」
作者がこれでもかとどもる。
「罰としてしばらくご都合展開にしやがれ!」
「わかったってば...」
ポチポチカタカタとリズミカルな機械音が流れる。
「これでしばらくは争いのない話が続くと思う。多分ね。」
「まぁいいでしょう。さっさと去れ!」
「ひーん...」
ちっちゃくなって消えて行ったな。なんかかわいい。
「あれ?今の作者?」
タノが聞いてきたので俺はうなずいた。
「反省してるかな?」
「それはもうしっかりと。お、魔界行のゲートが開いたぞ。」
「二人とも~、準備できたよ~!」
ベルゼブブに呼ばれたので向かうことにした。
「なんか、怖いわね。」
「邪悪な雰囲気を感じます。」
まぁ入るの躊躇しちまうなこれ。
「悪い所じゃないから...入ってみてよ...」
じゃぁお言葉に甘えて...
「へぶっ!」
「ぎゃん!」
「いたたたた!」
「ぐぇぇぇ。」
同時に入ったら詰まるだろうが!という言葉すらも自分の身体とともに詰まった。馬鹿か!
「なにを...しているんだ...?」
「おしくらまんじゅうじゃないかな~?押してあげようよ!」
俺は大急ぎで粉になり、なんとか全員ゲートを通過した。
「あれ...?わりと明るくてきれいね、予想とは違かったわ。」
「もっとこう...混沌を極めてると思ったんだけどね。」
たしかにここは魔界には見えない。やけにきれいだしにぎやかで店も多く、観光地のような印象を受ける。
「ここは中立の地点、税関みたいなものですからね。しまった!人間界での収入の隠ぺいをしなきゃ!」
あのカジノの収入か。それはそれとしててめぇ何やってんだマモン。脱税とかこっちにもあるんやな。
「正規の税を払え、さもなくばこの預金通帳を...」
「え!?いつの間に取ったんですか!?わかりましたよ...」
「それはそれとして魔界に禁制品とかあるのかい?」
とタノが聞く。持ってたら止められるし当然のことである。
「封魔の炊飯器ですね。他はないようなものです。」
「なにそれ?」
「ジブンたちを原料に魔力いらずにコメがたける悪逆非道な道具です。」
サタンがそういうが、魔〇波のやつだろそれ。米たけるんだ。
「さあ、ここからが魔界だよ~。」
マモンとロードさん以外は無事に通れてよかった。(マモンは税の申請でしばらく止められてる。ロードさんは魔封〇を習得していたため強制送還。その後変装してここに転移してきた。要するに不正入国。)
「さぁ、まず見どころを紹介してくれ。」
「とりあえず魔界三大がっかりスポットから。」
行ってたまるかぁ!




