表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紅い夜  作者: 緋村ハル
3/3

「あの娘…」

見たことがある。

王室の壁画で。

あの美しい翠の髪、純白のドレス、そして…

金色に光る羽の形をした髪飾り。

「この国の反逆者、アレイファ…。」

アレイファは私たちヤツキィア国を建国した、初代女王。

そして、この国を壊滅にもっていった首謀者。

アレイファが生きた時代は今から3000年ほど前。

今の時代に生きるはずがない。

アレイファは、処刑されたはずだ。

詳しく彼女が何をしたかは教えられていない。

だが、処刑と言われると重い罪を犯したことくらいわかる。

国を壊滅にもっていく。

あの人は何をしたのだろう。

昔のことを教訓とする、その教えこそ教訓であるのに、私は未だ無知のままだ。

私はふと、城内で噂になったことを思い出した。

アレイファをこの城の中で見た…というものだった。

そのあと、小さい革命が起きた。

幸い大事には発展しなかったが、悪い出来事であったのは確かだ。

その時に何度もアレイファを城内で見かけたという。

彼女が災いを持ってきたと言われていた。

彼女を見た。

それは災いが起きる前兆…

「まさか…ね。」

噂よ、噂。

アレイファの霊…魂…

「そんなものに、この国家がゆらがされてたまるものか。」

外を見つめ、つぶやく。

進み続ける馬車。

それと同じように進み続けるこの国。

止まることはない。

歯車は、合わさってしまった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ