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㋐憧れの絵はへのへのもへじ
今は昔、少年がいました。
少年は画家を目指していましたが家は貧しくとうとう力尽きてしまいました。
昔から目てみたいと思っていた大聖堂のへのへのもへじの絵の前で、死を迎えていました。愛犬のバカラッシュが寄り添ってくれました。
「バカラッシュ、ごめん、ボクは、今、とっても眠いんだ。でも、ボクは見たんだ。ずっと見たいと思っていた偉い先生のへのへのもへじの絵を」
少年とバカラッシュを天使たちが迎えにきました。
「どつこらしよ。この少年、けっこう、重いな。あ、君、そっちの犬もって」
少年とバカラッシュは天使たちに導かれて天に召されてゆきました。
後には寂しそうな顔をしたへのへのもへじの絵が残りました。
となむかたりつたえとや。
ここまでお読みいただきありがとうございました!入りきらなかったお話は、別作品の『(奇想短編箱:へのへのもへじの枠に収まらなかった物語たち』に投稿しています。よろしければお読みください。こちらも300文字〜の短篇です。お時間はとらせません(^_^;)
https://ncode.syosetu.com/n1413mc/




