第116話 『 壊れる絆 』
えー。タイトルが長くなりましたが読者の皆様はこれまでと変わらず、いえ、これまで以上に盛り上がりを魅せる天メソ劇場をお楽しみください! (あ、今日は活動報告も書いてあります
さぁ、本日も開演だ。
【 sideアリシア 】
―― 29 ――
「…………」
ただいま、という声がして小走りで玄関へ向かったアリシアだったが、目前の光景に目を瞬かせた。
「お、おかえりなさい。ソウタさん」
「ただいま。アリシア」
まじまじと見つめられるソウタは頬を掻き、申し訳なさそうな顔をしていた。
「ええと、ソウタさん。制服はどうされたんですか?」
アリシアが困惑した理由は、いつもは制服で帰宅するソウタが今日はジャージ姿だったからだ。休日の部活帰りならまだしも、平日のジャージ姿(それも学校指定)は珍しかった。
アリシアの問いかけに、ソウタは「ちょっとね」と靴を脱ぎながら答えた。
「今日、文化祭の準備中に事故ってさ。それで左肩と腕を痛めちゃったんだよ」
「え⁉ 体の具合は⁉ 大丈夫なんですか⁉」
途端、アリシアは顔を青ざめる。慌てるアリシアに、颯太は右手を頭に置いてくると、
「心配してくれてありがと。でも、大した怪我じゃないから安心して」
「けれど……痛むんですよね」
「まぁ。動かすと違和感があるくらい。でも、ギプスとかは必要なかったから。先生には一週間は絶対に安静にしてろ、って釘差されたけど」
頭を撫でてくるソウタの顔はいつも通りだが、アリシアの内心は穏やかではなかった。
一週間。それはつまり、
「文化祭。その状態で参加できるんですか?」
アリシアの懸念に、ソウタも難しい顔をした。
「まぁ。参加事態は問題ないよ。ただ、本番は仕事できそうにない、かな」
「そんな……」
悔しそうな声音に、アリシアも同じ気持ちになってしまう。
これまでずっと、ソウタがクラスの為に頑張って来たことは誰よりも知っている。毎日、家に帰ればテーブルに顔をうずくめてしまうほど疲れていた。彼は皆の期待に応えようと努力していたのだ。それが、もしかしたら水泡に帰してしまうかもしれなくて。
しゅん、と顔を俯ければ、また頭を優しく撫でられた。
「俺のこと思ってくれてありがと。でも、大丈夫だよ」
「でも、ソウタさん。ずっと文化祭の為に頑張ってきたじゃないですか。なのに……」
「仕事ができないって言ったけど、そこはうちのクラスの皆が別の仕事用意してくれたから。皆のサポートは、これまでと変わらずできるよ」
「そうなんですか?」
「うん。当日はプラカード持って宣伝係りになった。指揮の方は、実行員が頑張ってくれるって。まぁ、出来ることがあればやるつもりではいるよ」
ソウタの声音は穏やかで、その瞳はクラスメイトたちを信じていた目をしていた。
また、チクリ、と胸が痛む。
それはアリシアも気づかない痛みで、当然ソウタも知るはずもなく、
「俺がヘマしちゃったのは本当に申し訳ない限りだけど、でも、皆心配しなくていい、って言ってくれたし、本番の為に練習もしてきたから俺が見てなくても大丈夫だと思う。というか、そもそも指揮執るのは実行員の役目だしね」
「――――」
「だから、アリシアは明後日、文化祭楽しみにしてて」
知らない間に、彼は逞しくなった気がした。ずっと、隣で見てきたはずなのに。どうしてか分からないけれど、置いていかれたと、そう感じてしまう。
そんな虚無感と想い人に抱いてはいけない感情を殺すように――アリシアはソウタの言葉に力強く頷いて、笑った。
「はいっ。楽しみにしてます!」
その笑顔に、颯太は安堵したのか口角を上げた。
それから、アリシアは視線をリュックに送ると、
「ずっと背負いっぱなしでは痛みますよね。持ちます」
「そう……なら、今日はお言葉に甘えようかな」
両手を広げれば颯太が背負っていたリュックを預けてくれて、アリシアは渡されると両手に抱えた。
「この中にワイシャツとか入ってるんですよね?」
「うん。結構ぎゅうぎゅうに押し込んだから、重いでしょ」
「そんなことありませんよ。いつも洗濯カゴ運んでますから」
「逞しくてなによりだよ」
力コブを披露できない代わりに鼻息を強く吐けば、颯太は口角を上げた。
「えへへ」とにやけながら、アリシアは渡り廊下を進んでいく。
「それで、怪我のほうは、本当に重症じゃないんですよね?」
心配になって聞けば、颯太はこくりと頷いた。
「初めは俺も脱臼してるかなー、と思ったけど、背中は打ちどころが良かったのか腫れだけで済んだみたい。腕の方は、転んだ時に思いっ切り廊下に叩きつけちゃったから、たぶんその衝撃かな。湿布は一週間毎日張り返ろだってさ」
「そうですか。本当に、大きな怪我じゃなくて良かったです」
「不幸中の幸いってやつだ」
安堵に胸を撫で下ろせば、ソウタがことわざを言う。確かにその通りなのかもしれないが、アリシアにとってはソウタの怪我は一大事なのだ。
「完治できるよう、一週間、みっちりお世話させてもらいますからねっ」
「それは俺冥利に尽きるなぁ」
「もうっ。本当に心配してるんですからね⁉」
お世話する、という単語に頬を緩ませるソウタに、アリシアは自分の憂いが届いてない気がして不服気に頬を膨らませた。
ソウタはご機嫌を取るべく頭に手を置いてきて、撫で始めた。アリシアもそれで妥協……よりかは満更でもなく、しばらく頭を撫で撫でしてもらった。
一時の甘い時間に浸っていると、幸せな頭にふとこんな疑問が生じた。
「でも、どうして怪我を? ソウタさんならひょひょっいと避けられそうな気がしますけど……」
小首を傾げれば、ソウタは苦笑した。
「アリシアは俺のことアクション俳優か何かだと思ってるのかな?」
「いえ。ただ、ソウタさんは運動神経が良いですから。余程のことじゃないと怪我なんてしないんじゃないかな、って思ったんです」
ソウタと出会ってからこれまで。アリシアはソウタが大怪我した機会に遭遇していない。まぁ、頻繁に怪我したらそれはそれで心配になるのだが、ソウタは体も柔らかいため今のような事態は本当に稀有だった。
咄嗟に反応できないようなアクシデントだったのか。あるいは――もっと別の、何か。
――なんで、こんな五月蠅いの、心臓。
それがアリシアの胸中にぽっと沸いて出た瞬間。心臓の鼓動が速まった。
バクバク、とまるでその先を聞くことに畏怖しているように騒がしくなる心臓に、アリシアは戸惑う。
そんなアリシアの胸騒ぎを肯定するかのように、ソウタは告げた。
「まぁ。本当は互いに怪我ないことが一番良かったんだけどね。さすがに、庇うので精一杯だったわ」
「……庇った」
ソウタの言葉を、抑揚のない声音で復唱すれば、アリシアはその先を促した。
「庇ったのは……友達ですよね」
「え? そりゃもちろん」
何を問われたのかと、ソウタは戸惑いながら返事した。
「そうですよね、友達ですよね」
「う、うん……」
俯いたアリシアに、ソウタが眉根を寄せて覗き込もうとした。
「アリシア? 大丈夫?」
「はい。大丈夫ですよ」
「そう。ならいいんだけど」
自分の顔を見られる寸前、アリシアはぱっと顔を上げて口角を上げる。その笑顔にソウタは懐疑的な視線を見せつつも、言及はしなかった。
「それで、お友達のほうは、怪我はなかったんですか」
「うん。何ともなかったよ」
「それじゃあ、ソウタさんはその人の命の恩人ですね」
「命の恩人て。大袈裟だよ」
「でも、ソウタさんが庇ってなかったらその人が大怪我をしていたかもしれないじゃないですか」
「それはそうだけど。どうだろか。俺が声を掛けなければ、あいつなら避けられた気がするけど」
ソウタは難しそうな顔をして思案していた。そんな彼に、アリシアはくすり、と微笑むと、
「何はともあれ、お互いに大きな怪我を負わなかったことが一番の幸いですね」
「そうだね。アリシアの言う通りだ」
「ふふ。では、ソウタさんはリビングで休んでいてください。私はリュックの中身を洗濯カゴに入れてきますので」
「うっ。なんか、早速世話になってるみたいで申し訳ないなぁ」
「何言ってるんですか。怪我人のサポートするのは私の当然の務め。だから、ソウタさんはお気になさらず、ちゃんと怪我を直してください」
「そう言ってくれると本当に助かるよ。ありがとう、アリシア」
ソウタの感謝の言葉に、アリシアは照れる素振りもみせず――告げた。
「だってそれが、私の務めですからね」
真っ直ぐな瞳で颯太へそう告げれば、彼は目を瞠った。きっと、嬉しさのあまり言葉も出ないのだろう。
彼が喜んでいるのが、嬉しくて、だからアリシアはもっと彼に尽くしたかった。
「さ、ソウタさん。早くリビングで休んでください。ご飯の準備も今日からしばらくは私がやりますから。ソウタさんはなーんにも心配いりませんよ」
「ちょ、アリシア。分かったから。ちゃんと休むから。だから急かさないで」
「いーやーでーす」
アリシアの圧に屈したように、ソウタはため息を溢しながらリビングへと向かっていった。
リビングに向かうソウタを見届けると、アリシアはリュックに入っている制服を洗濯カゴに入れるべく洗面所へ歩き始めた。
無音の空間に、自分の足音だけが響く。
「私が、ちゃんとソウタさんを支えないと」
その独り言に、感情というものはなかった。
「だって、それが私のやるべきことだから」
まるで、それが自分の全てだとでも言うように、使命感に駆られた。
「私がしっかりしないと、ソウタさんがまた苦しんじゃう」
あの日。聖羅に糾弾された日から、アリシアは自責の念に囚われていた。
自分が支えきれなかったせいでソウタが体調を崩した。だから、今度はもっと、彼の為の力になろうと努力した。
疲れていれば肩を揉んだし。眠そうな時は心を鬼にして起こして自部屋で寝かせた。ご飯は健康を考えた献立にしたし、どうすれば精力がつくか調べもした。
彼の役に立つために、アリシアはなんでもした。
「私……頑張ってるよね」
ソウタに役に立ってると言われたい一心で、もう糾弾されたくない一心で、アリシアは只管に努力を続けてきた。
洗濯物を真っ白にしたのも、お風呂をピカピカにしたのも、全部、全部、全部――ソウタに喜んでもらう為だ。
もはや、アリシアの感情は歪み切っていた。
歪んでいると自覚はあったから、だから、アリシアはソウタにそれを悟られぬよう感情を殺す努力もした。おかげで、彼は気付かずに毎日笑っていられている。
それでいい。彼が笑顔でいてくれれば、彼が自分を必要としてくれるならば何も要らなかった――だってそれが、アリシアの存在価値だから。
「明日からは、もっと頑張らなきゃ」
心はすでに腐敗していて、それでもアリシアには頑張る理由があったから頑張り続けられた。
洗面所について、洗濯機の前まで歩いてく。
洗濯カゴに視線を落とすと、アリシアはソウタから預かったリュックを開けていく。
「明日も、真っ白にしますからね」
歪んだ笑みを溢しながら制服を取り出して、それを洗濯カゴへ放り投げようと――
「は?」
投げかけた手がぴたりと止まり。アリシアは目を見開く。
これは、何だろうか。
ワイシャツの第3ボタン辺り。ちょうど左胸の位置に、赤い染みが点いていた。
――なに、これ。
脳が警鐘を鳴らして、心臓の鼓動が騒がしくなる。全身に悪寒が走って、足の力が抜けた。
凝然と、アリシアは血眼になってそれを見た。
白熱する思考が、やがてぽつりと、答えを出した。
「これ――口紅、だよね」
自分の言葉に、こんなにも吐き気を覚えたのは初めてだった。
************
――嫌だ、嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ――。
胸が、ずっとざわついたままだった。
――嘘だ。ソウタさんが、まさかそんなことあるはずない。
ゆらゆらと、亡霊のような足取りで灯りの方へ進んでいく。
――違う。だって、私は、ソウタさんの隣に居るために、ずっと頑張ってきたんだ。
灯りの方へ足は行くのに。心は奈落の底へ沈んでいくような感覚だった。
――何かの間違いだ。ソウタさんは嘘をつかない。
ずっと、彼を信じてきた。差し伸べてくれた手の温もりを、忘れるはずがない。
それを証明するために、アリシアは――
「ソウタさん」
静かな声音で名前を呼べば、アリシアの存在に気付いてソウタは顔を振り向かせた。
「アリシ……ア?」
ソウタの声が途切れ、顔は怪訝に顰められていた。
「それ、俺の制服、だよね」
黒い瞳がアリシアの手に注がれて、声音はいっそう戸惑いを孕んでいた。ガタリ、と椅子が動く音がして、足音が近づいてきた。
「なんで持ってきて……あぁ。もしかして、どこか破れたりしてた?」
「――――」
「それともなんか落ちなそうな汚れでもついてたかな。あんまり汚した記憶ないけど、知らない間に付いてたのかも」
「――――」
「アリシア? なんでさっきから黙って……」
ソウタの声がまた途切れて、でもさっきと違ったのは動揺したからだった。
おそらく気付いたのだろう。自分のシャツに付着していた、赤い染みに。
「これ、なんですか?」
静かな、でも圧の籠る声音に、ソウタはぎこちなく答えた。
「これは……たぶんだけど。その、庇った時に付いたやつだと思う……」
「……じゃあ、ソウタさんが庇ったのって、女の子だったんですか」
「う、うん」
躊躇いながらも肯定したソウタに、アリシアは問い続けた。
「誰ですか」
「誰って……」
「ソウタさんは、誰を助けたんですか」
朋絵ならば。許せた。
他のクラスの女子なら、仕方ないと思って許せた。
でも、あの人だけは、心の底から嫌だった。
だから懇願した。ソウタが助けた女の子が、どうかあの人でないようにと。
けれど、それは叶わぬ願いだった。
「……神払、だよ」
「っ⁉」
よりによって一番聞きたくない名前が、ソウタの口から告げられた。
ギリッ、と硬い音を立てて歯を噛みしめた。
「なんでっ……よりによって……ッ」
瞬間。アリシアの中で何かが、プツリ、と音を立てて切れた気がした。
「はぁ……はぁ……はァっ……ハァッ……ハァッ―――ッ」
息が荒くなる。耳鳴りがし出した。心を抉りたくなって、今にも胸に爪を立てようとした。
「アリシア? ねぇ、アリシア! どうしんだよ!」
錯乱状態に陥ったアリシアに、ソウタは即座に異変に気付いて肩に手を置こうと――
「嫌だッ!」
その手を振り払って、アリシアは絶叫した。瞠目するソウタに、アリシアはワイシャツをその場に捨てて目前の胸に飛び掛かった。
「どうしてあの人を助けたんですか! なんでッ! あの人なんか助けたの⁉」
「何言って、そんなの友達だからに決まってるだろっ……どうしたんだよ、アリシア!」
「嘘だ! ソウタさんは、私よりもあの人の方が良いんですか!」
脳裏に過る。紫の少女が。その少女が、心を掻きむしる。
あの嫣然の笑みが、自分とソウタの絆を引き裂こうとしてくる。
「もっと、頑張ります! もっとソウタさんの為に努力しますからッ。だからお願い! 私を見捨てないで!」
「さっきから何言ってるんだよ! 俺がアリシアを見捨てる訳ないだろッ」
ソウタがアリシアの両手首を掴んで大人しくさせようとしてくる。その必死の抵抗が、余計にアリシアの感情を爆発させた。
「私はソウタさんの全部受け入れました! 独りで居るのはさみしかった! あのキスも怖かった! でもこれを受け入れなかったらあなたに見捨てられる気がしてッ……だから全部怖かったのに受け入れたのに! なのに、なんで私を否定するんですか!」
ずっと、この大きな家に一人でいるのが嫌だった。学校で、部活で、友達と楽しい時間を過ごしているソウタの事を想うと、胸が苦しくなった。
「早く帰って来てほしかった! 寂しいって! 本当は言いたかった! それを全部我慢して! あなたに尽くしたのにッ! どうして! 私から離れるんですか⁉」
独りでいる寂しさも、会えない時間の寂しさも、胸を満たす寂寥感も、アリシアはずっと蓋をし続けて、それを悟らせないように振舞ってきたのだ。
それなのに、こんな仕打ちはあんまりだった。
「私はソウタさんしか見てません! 私はソウタさん以外に必要ありません! あなたから貰った温もりをこんなにも大切に守ってきたのに! なのに、あなたはどうして、私を裏切ろうとするんですか⁉」
「アリシア……っ」
悲壮に染めていく金色の瞳に、ソウタは息を呑んだ。
「お願い! どこにも行かないで! 私を独りにしないで! 私の傍に居てください! あの人の所に行かないで!」
それは、行き場のない天使の儚い願いだった。
堕天して、人間となった天使に、人と同じ生き方は結局選べない。それは生きる術を知らないからだ。一人で生きていけるほど、アリシアはまだ強くなかった。
だって、アリシアはまだ子どもなのだから。
「ソウタさんの為ならなんでもします! なんでも我慢します! 苦しいことも寂しいことも痛いこともなんでも耐えますッだから!」
そんな無知の子どもに愛を与えてしまったからが故に、少年に依存してしまったのだ。
アリシアは与えられた恩を返そうとする、優しい天使だから。
「私を、私を捨てないでッ!」
「いい加減にしろよ!」
「ッ⁉」
初めて聞いた少年の怒声に、アリシアの肩が大きく震えた。おそらく、少年にとっても無意識だったのだろう。ハッと我に返った顔には、すぐに後悔が立っていた。
「ご、ごめんアリシア……」
謝ろうとして、頭を下げたソウタだったが、アリシアの怯え様に声が止まった。
「いやっ……いやっ……いやッ!」
頭を抱えて、そう悲痛の叫びを上げ続ける。足はふらふらで、視界もぐるぐる回ってどこか床か分からない。
最後にソウタに否定されて、アリシアの心が完全に壊れた。
「嘘つきっ。ソウタさんの……嘘つきっ」
嗚咽の混じった声音で、顔をくしゃくしゃにしながら、アリシアは目前の少年を糾弾した。
それから、彼から逃げるように走った。
天使と少年の絆が――壊れた瞬間だった。
―― Fin ――
怒涛! 怒涛! メイショウ○トウ! な今話いかがだったでしょうか!
これまで、私たちに笑顔を届けてくれたアリシアが、今話でついに感情が決壊してしまいました。これから二人はどうなっちゃうの⁉ と読者の皆様は大変気になっていることでしょうが、それはどうか首をながーくして見守っていてください。
さて、読者様の期待に報いれるように、私はそろそろ執筆に戻りたいと思います。
あとは活動報告のほうでも語りますので、興味があれば是非そちらもご覧ください。
では、また次話で!
『感想、ブクマ、評価』などなど絶賛募集中! 皆で天罰のメソッドをさらに盛り上げよう!




