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転生したらうちの柴犬が最強でした~おまけで転生した犬が俺より強いってどういうこと!?~  作者: 深水映
第3章 獣人の奴隷少女

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23.冒険者カードの謎

「カードが出来ましたらまたお呼びしますので、かけてお待ちください」


 近くのベンチに腰掛け三人で話していると、すぐにまた名前が呼ばれた。


 登録料の銅貨1枚を支払い、出来たばかりの冒険者カードを受け取る。


「おお、これが冒険者カードか」


 真新しいカードには「シバタケンジ 魔物使い」とはっきり書かれている。


 俺はカードをじっと見つめた。そこにはよく分からない数字が沢山並んでいる。


「このHPとは何だ? ハンガリアン・ポインターの略か?」


 トゥリンが首を傾げる。


 ちなみにハンガリアン・ポインターはビズラという犬の別名で、ハンガリー原産の狩猟犬という意味である。


「HPは体力値のことだ。シバタは50だから、平均的だな」


 受付のお姉さんにもそんなこと言われたな。


「ではMPとは何だ。ミニチュア・ピンシャーの略か?」


 ちなみにミニチュア・ピンシャーとはドーベルマンに似たドイツの小型犬の事だ。


「MPは魔力値のことだ。シバタは3だから……ま、無いよりはマシという程度だ」


「そうか」


 平均値どころか、平均より低いのでは?


 トゥリンが袖を引っ張る。


「見ろシバタ、あそこに地図が売ってる」


 見ると、冒険者協会の一角に売店コーナーがあり、そこに小さな書店のようなものが見えた。


「ちょっと見てみるか」


 売店に移動すると、古びた地図を見つけた。早速地図を広げてみる。

 

「ここが鬼ヶ島か。結構遠いな。イクベはどこにあるんだろう」


 地図の下の方を指さすトゥリン。


「あれ? これ……イクベって書いてないか?」


 山奥にポツンとある地名。そこにはたしかに「イクベの村」と書かれている。


「本当だ……鬼ヶ島からも近いな」


 俺とトゥリンは顔を見合わせてうなずいた。


「行こう、イクベの村へ」




◇柴田のわんわんメモ



◼ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラ(ハンガリアン・ポインター)


・ハンガリー原産のポインター(猟犬)でビズラと呼ばれることが多い。垂れ耳でやや細身の大型犬。赤褐色をおびた金色の短毛を持つ。日本ではあまり見かけない。



◼ミニチュアピンシャー


・ドイツ原産の小型犬。茶色や黒の光沢のある短毛と、引き締まったスリムな体が特徴。外見は小型犬版ドーベルマンといった感じだが、その歴史はドーベルマンより古い。賢く非常に活動的で、ミニピンという愛称でも親しまれている。人気犬種18位。

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