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勇者パーティーから追放された荷物持ちの冒険者  作者: 紫 ヤタガラス
追放と始まり
22/199

筋肉男に制裁を!

「わ、かった。おまえの言う通りにするからわいのこの鎖を外せ」


「外せ?違うだろ?人にものを頼むときは敬語じゃないとな?」


 俺は筋肉男に言うと筋肉男は


「っ!外して、ください」


 俺の前で土下座までして頭を下げる筋肉男。ふむ。俺もあいつらほどクズではない。これくらいで勘弁してやるか

 俺は筋肉男に近づき拘束の鎖を外した瞬間、筋肉男は俺に殴りかかり油断していた俺は筋肉男のアッパーをもろに顔面にくらう。


「ぐぶっ」


「しゃあ!これでてめぇをボコボコにできるぜ!さっきまでバカにしていた分念入りにボコボコにしてやるよ!スキル!強化筋肉!」


 筋肉男はスキルを発動させ、筋肉男の全身の筋肉が攻撃をする片腕の方に体の筋肉が移動する。


「わいのスキル、強化筋肉は体の全ての筋肉を攻撃する部位に集中させて相手に放つ一撃技。当たれば強いがからぶってしまえぼわいは無防備な状態になる。今はおまえに確実に当てられるからこうしてわいのスキルの説明をしたわけだが」


 筋肉男は自分の全筋肉を右腕に集中させ俺に殴りかかる。


「俺は、どうやら甘かったみたいだ」


 そうだ。甘かった。土下座までさせたからこいつは許してやろうかと思ったがこいつは許すべきではなかったんだな。まぁそうか。なんせバステアの子分になるくらいだからな。


「拘束の鎖」


 俺はさっきまで筋肉男につけていた拘束の鎖を筋肉男の足に向けて投げつけて巻きつける。

 拘束の鎖を巻きつけた結果、筋肉男のスキルは強制無効となり俺には筋肉男の普通のパンチが顔面に当たる。

 スキルを使ったパンチじゃないからな。まだ痛くはないかな。まぁ痛いんだが


「く、また鎖をつけやがったなこの野郎!」


 筋肉男は俺に向かって叫ぶと俺は


「いいことを教えてやる。俺のスキルは俺が集めた武器、防具、アイテムをこのリュック、または俺が担いでいるのもにいくらでも入れられるスキルだ。ただその担いでいるものに対しその中に入れたものしか使えない。例えるなら俺が今入っているリュックに入れてあるものは使えるが別のカバンやリュックだとその中に入れたものしか使えないんだよ。わかるか?筋肉男」


「知るか!てめぇのスキルの話なんざどうでもいい!はやくこの鎖を外しやがれ!」


 俺は筋肉男に「ふんっ」と言うと


「誰が外してやるものか。おまえはこのままギルドの前に前で連れて行く」


 俺はもう一本鎖を取り出し


「この鎖は拘束の鎖とは違う別物の鎖、無抵抗の鎖だ」


「無抵抗の鎖だ、と」


「そうだ。お前は俺がこの鎖で連れて行くのに対し暴れることはできず、歩くか地面を引きずられるしかないんだ」


 俺は無抵抗の鎖を筋肉男の腹に巻きつけて地面に引きずりならギルドに向かって歩き始めた。

興味を持っていただければさいわいです!

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