荷物持ちの戦闘道具
「おらぁ!」
筋肉男の攻撃を避けて俺はリュックからあるものを取り出す。
「こいつで少しは大人しくしな。拘束の鎖!」
俺はリュックから鎖を出し、筋肉男の片腕を
鎖で巻きつける。
「っつ!なんじゃこれは!」
「拘束の鎖。それをあてられたものはスキルは使えず、さらに身体能力もいちじるしく低下する」
「この!クソ鎖がぁ!」
筋肉男はつけられた鎖を殴り破壊しようとするが、拘束の鎖は強度は高いからそう簡単に壊れはしない。
「その鎖はそんな簡単に壊れはしないさ。お前みたいな筋肉男の筋力でもな」
「っ!こんなものわいのスキル、強化筋肉で!」
筋肉男はスキルを使おうとしたが
「な、スキルが発動しない!なぜ!」
「その鎖は拘束し、スキルの発動を無効化する。スキルを発動しようとしても無駄だ」
「っつ!こんの!卑怯だぞ!こんな鎖でわいの拘束して攻撃を封じるなんて!」
「卑怯?何を言っている。無抵抗の人間をボコボコにするような外道には言われたくないよ」
「ぐっおぉぉぉ!壊れ、やがれやぁぁぁぁ!」
筋肉男は片腕に巻きつく鎖を地面に何度も叩きつけたりして破壊をこころみるがいっこうにこわれずひびすらもはいらない。
「なぁ。見るのにも飽きてきたからもうとどめをさしてもいいか?」
「と、どめ?ふ、ふふふ、あははは!あっはっは!お前如き勇者様のパーティーから追い出されるようなカスがわいにとどめ?ふざけるな!」
「確かに俺はパーティーから追い出されたがお前はオサムのパーティーにすら入っていない。そんなやつにカス呼ばわりされたくはないね」
「うるせぇ!確かにわいは勇者様のパーティーには入っていないがわいは剣士バステア様の子分だ」
バステアの子分?ほぉ。バステアは子分なんてつくっていたのか。ならこいつは使えるな。
「おい筋肉男。お前、バステアがクソ人間だとギルド内で叫ぶと誓え。そうすれば拘束の鎖は外してやってもいい」
「は?なぜわいがそんなことをしなければいけない?だいたいこの鎖がわいにつけられていればお前だって困るだろ?」
「俺が困る?なぜだ?」
俺は筋肉男に言うと筋肉男はにやけながら
「こんなスキルを無効化するようなアイテムそう何個も持っていないだろ?むしろこれだけだろ?ならさっさとこれを外してしまう方がお前も」
「拘束の鎖ならいくらでもあるぞ」
俺は拘束の鎖を5、6本だして地面に置くと筋肉男は口を大きく開いて驚いていた。
「そんなバカな!なぜおまえみたいな勇者様に見限られて捨てられたようなやつがこんな強いアイテムを」
「さぁな。勇者だから荷物持ちがパーティーにいるということを気にしたんじゃないか?外面はよくしたいものだろ?人間誰だってな」
俺は筋肉男に言うと筋肉男は唇をかみしめていた。




