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東方博麗物語  作者: モノの消しゴム
妖々夢編
15/16

四神


何かお昼って眠たくなるよね



パチュリーノーレッジは紅魔異変後に薫が紅魔館へ来て一緒に宴をしてしばらく日が経ったある日、図書館でとある古本を読んだ。そこにはこう書かれていた。


「その昔、四神に戦いを挑まむとせし三人の若者がありき。その三人は親友なりき。されど、その内二人は戦死しき。残りし一人は泣き、ののしりき。そして、彼は四神の青龍、朱雀、白虎、玄武の四匹を一人に倒しき」


その時パチュリーは残った一人を凄いと思った。親友二人を失い、そして四神に勝った。


四神は昔、幻想郷の出来るずっと前にいた麒麟を守る霊獣達だ。四神は東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武である。パチュリーはその時はまだ生まれてもいない。しかし、分かる。麒麟とそれを守る四神達に勝負を挑む事は無謀だと。しかし、残った一人は四神を倒した。凄い、と言うしかない。


何故四神達に戦いを挑んだのか。何故麒麟には戦いを挑まなかったのか。パチュリーの疑問はいくつかあるが、昔の事だ。分かるハズがない。


パチュリーはその古本の先を読んだ。


「残りし一人が四神と戦っている時、人里の人間や魔法の森の魔法使い、妖怪の山の妖怪は感じき。その圧倒的に凄まじき質の霊力を。その霊力を感ぜざりし者はあらざりき。彼は昔人間なりしが、今は蓬莱人なり。彼は神社の巫女の弟なりき。彼が十五の時、蓬莱人になりき。そして彼は何年も何十年も何百年も生きき。その間の彼を知る者はあらず。その謎の男の姓を博麗、名を薫と言ふ」


その時、パチュリーは言葉を失った。


****


「この霊力…」


私は図書館でいつものように本を読んでいたら凄まじい霊力を感じた。…この霊力の感じ…


「薫?」


この霊力の感じは薫だ。それにしても凄い霊力だ。


「…さすが四神を倒しただけはあるわね」


例の古本を読んで分かった事は私はまだ誰にも言ってない。…いや、言えないか。何か言ったらダメな気がする。


「パチェ!」


そんな事を考えてたらレミィが血相を変えて図書館に来た。


「こ、この霊力って…」

「ええ。恐らく薫。ってか絶対薫」

「だよね…。何があったのかしら…」


私とレミィは薫の霊力を感じる空に目を向けた。


****


「っふ…。これが幻想郷一の霊力か…」

「そう、これが僕の本気さ」


僕はさっきリミッターを外し本気を出した。僕の霊力に反応したのか鳥達は慌ただしく空を飛んでいる。


「そうか。それが…。笑えないね」

「…ルナサ。やるの?」

「あぁ。やる」

「そう…。なら、先ルナサの番だよ」

「分かってるよ」


ルナサの頬には一滴の汗が流れていた。僕は余裕の表情で言った。


「…来なよ」


そして、ルナサは宣言した。


「弦奏「グァルネリ・デル・ジェス」」


そう宣言すると、霊夢とメルラン、リリカは僕達の周りから離れた。良い判断だ。


「よっ!…と」


そんな事を考えている間もルナサの放つ弾幕は僕に向かって飛んでくる。それを僕は軽々と避ける。今の僕に敵はいない。避けるのが無理だと判断すれば弾幕を飛ばし相殺する。


「ふむ…」


やはり、一番上の姉だからか冷静に弾幕を飛ばしてくる。メルランかリリカなら何故当たらないのかと弾幕を乱発してくるハズだ。そう考えるとルナサはプリズムリバー三姉妹の中で一番強いのだろう。


しかし、


「くそっ…スペルブレイクか…」


もう一度言う。今の僕に敵はいない。


「…じゃあ僕の番だね。ルナサ、出来る限り避けなさい」

「分かってるよ。これは勝負。本気でやる」

「ん」


僕は使用するスペカでも強力なスペカを取り出し宣言する。


「霊符「青龍翔破弾」」


この技はとある人から……いや、とある妖怪の神から貰った技。


「…青龍?」

「うん。青龍の力を借りたスペカだよ」

「…薫。お前は一体何者だ?」

「…僕はただの…」


僕は蒼く輝く弾幕を組み合わせ組み合わせ一匹の龍の形にする。


「…ただの博麗の血をひくものさ」


その龍の形をした弾幕の集団はルナサのもとに飛んでいく。


「っ!」


ルナサは間一髪で避ける。避けられた龍は旋回して再びルナサと向かい合う。


「今のを初見で避けるのは凄いね」

「そりゃどうも。普通に命の危機を感じたよ…」

「ははは…。大丈夫だよ。もし喰らっても命は落とさないから」

「そういう問題では無いのだけど…」


ふむ。さすがはルナサって所か…。ならこれはどうだろうか。





「グルォォォォォォォッッッッッ!!!!!」






「なっ!?そいつ吠えるの!?」

「え?吠えるけど。だって龍だもん」

「いや、弾幕で出来てるじゃないの?」

「まぁ、その辺は気にしないでおこうよ」

「…う、うむ」


ルナサはまだ解せぬみたいだけど、まぁ良いや。


僕は弾幕で出来た青龍は口を大きく開けさせ、力を貯めさせる。翔破弾。僕が勝手につけた名前だ。前、霊夢に厨二病って言われて凹んだの覚えている。


「そ、それは駄目なんじゃないかな?」

「ん?翔破弾の事?」

「翔破弾と言うのか?そ、それはどうでも良いのだけど……」

「3.2……」

「わっ!待って!!」

「1………ドンッ」


弾幕で出来た青龍は力を解放する。瞬間口から巨大なレーザーが発射される。





ピチューン………





ルナサは勝負に負けた。









四神。いつかまた出てきます。



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