突然の魔王(仮)
〈おまえ、何でここ釣りしてんの?〉と同じノリです。
m(_ _)mよければ読んで下さい。
ある日魔王領に激震が走る!
「(」゜□゜)」大変だ~!」
「なんだ騒がしい。何があった?」
「これは宰相キモサク様。実は魔王様の部屋にこんなものが……」
※手紙
この手紙が見つかっている頃にはワシは城の外に逃亡しています。新天地を求め、キャバクラの淫魔ナカナーちゃんと豪華客船に乗り一年ほどイチャイチャしてきます。その間は息子を魔王として、皆で魔王領を盛り上げてくれ。できれば、そのまま魔王として継いじゃって~。
PS金を時々、この口座に振り込んでくれ。
口座番号○○○○○○○
「(;`皿´)何考えてんだ魔王!すぐに出航した客船をしらべろ!それと、この口座を調べて銀行に掛け合って封鎖しろ!」
「わかりました!」
「何がありました?宰相」
そこに現れたのは凛々しい騎士姿の女性だった。
「おお、炎龍騎士エルミル殿。相変わらずのデカ胸ですな。眼福。眼福」
「セクハラですか?首と胴を別れさせたいと?」
「心の声が漏れてしまった。すまん。忘れてくれ」
『相変わらずのデカ胸ですな。眼福。眼福』←テープレコーダー
「これを出すところにだせば、いい金になるでしょうね」
「(°□°;)いつのまに?」
「出しませんから安心して下さい。最近、武器屋でいい剣を見つけたんですが、経費で落とせや!」
「黒いよ!この子。デカ胸の中まで真っ黒だよ!………わかった。なんとか経費で落ちないか掛け合ってみよう」
「(^_^)vラッキー」
「そんな事はどうでもいいのだ!この手紙を見てくれ!」
「……ゴメンナサイ。心に決めた人がいるの」
「違う!私は結婚してる!妻を愛してる!」
「(-_-#)リア充、爆発しろ!」
「(°□°;)何でそうなる!」
「恋人同士なんて、くっついた途端に反物質になって対消滅すればいいんだ!」
「(°□°;)何があった!?」
「手紙って?」
「これを見てくれ」
「(ダウンロード中)
(°□°;)魔王様が行方不明?!」
「やっと、話が進む」
「すぐに、私は宝物庫に向かいます!」
「(;`皿´)なんでだ?」
「退職金替わりにいくらかくすねようと」
「やるな!後を息子に託すと書いてあるからほかのことは変わらん!」
「給料くらい上げろ!」
「この子、どんだけ物欲強いの!?」
「上がんないの?」
「それは今からの働き次第だ。それより次期魔王様を呼んできてくれ」
「わかりました。謁見の間に連れてけばいいですね?」
「頼む。その間に準備をしておく」
「夜逃げの?」
「(;`皿´)違うわ!」
◆◆◆◆◆◆◆
城の片隅にある小さなドアの前にエルミルは来て、ドアを叩いた。
「ハイッテマ~ス。大の方です」
「冗談言ってる場合じゃないんだ!すぐに開けろ!」
「もう少しでセーブポイントだから少しまって!」
エルミルは亜空間を開き巨大な剣を取り出した。自身の魔力を剣にまとわり尽かせ炎とし、ドアに叩きつける。
爆発するように消滅したドアの向こうに次期魔王を探すがいない。
「ふはははは、引っかかったな!無線を使ったトリックだ!僕はもうそこにはいない!さようなら明智君!」
「城の反対側の部屋か!ひっ捕まえて燃やしてやる!」
エルミルは頭に血を上らせ走り去った。
床の一部が動き、眠そうな男がナメクジのように這いだしてきた。
「あ~簡単に引っかかったな。がめつい癖に頭が堅いからな~胸は柔らかそうなのに。残念だ」
「(頭)カラッポ様。すぐに謁見の間に行きますよ。早くしないと塩をまきますよ」
「むっ!さすがに毎日やっていると見切られるか」
目の前に立つモデル並の足のラインを見ながら立ち上がった。(なめくじから人型にトランスホーム!)
「それに、僕の名前はカルワーだ。脳みそ詰まってんだぞ!」
「ゲームに関する事だけね」
「引きこもりにそれはほめ言葉だよ。今日も完徹で目の下にクマができてる」
「……エロサイトの見過ぎだろう。ホレホレこのよせた胸元をみろ。金は取るがな」
「危ないところだった。もう少しで金を巻き上げられる所だった」
「それでも一瞬目線がいったから、金貨一枚!」
「(」゜□゜)」高いわ!金貨一枚はゲームが20個かえる金額だよ!雑誌一冊分にして!」
「酒をおごれ」
「くっ……仕方がない親父の秘蔵の酒をくすねてくる」
「あっ、そう言えば、魔王が失踪したんだとよ」
「で?どこ走ってんの?」
「(・_・)エッ..?」
「疾走だろ?年甲斐もなくフルマラソンにでもてるのか?」
「いやいや、行方不明の方だよ」
「ノラ魔王になったのか。2、3日たてば、腹すかして戻ってくるだろ」
「魔王をそのへんの野良猫と一緒にするな!猫は可愛いから正義!それと、後をお前が継がなきゃならないらしいぞ?」
「(」゜□゜)」なんだってぇぇ~~っ!」
「そっちの方が驚きがデカいな」
「くそ~計画していた、ニート保管計画がこんな所でとんざするとは……」
「シンジ育成計画みたいにいってんじゃね~よ!」
「壮大な引きこもり計画が~」
「ちっさいわ!」
「毎日毎日、死んだ魚の様な目でテレビ画面を見つめ、手はゲームのコントローラーを離さない生活を一生するつもりだったのに……」
「どんだけ、だめ人間なんだ?まあ、いい」
エルミルは、手に持った巨大な剣を軽く回すとそのハラで、カルワーの頭を打った。
そして、脳てんを打たれ目を回すカルワーを引きずって、エルミルは謁見の間へ急いだ。
◆◆◆◆◆
「う~ん。ここは?」
「気がついたか?謁見の間だよここは。宰相もいるぞ」
「カルワー様。今日から貴方には魔王を名乗ってもらいます」
「名乗るなら、自宅警備員がいい」
「そう言わずに、とりあえずここでは何ですから魔王の玉座へ座って下さい」
「何にもしない?」
「……何か飲み物も持って来させますのでお座り下さい」
「それなら、座ろう」
カルワーが座ると、ガシャンと玉座からあらわれた拘束具で手足が拘束された。
「(°□°;)何すんの!キモサク、離せ!」
「危なかった。カルワー様が座ってくれなければ、後1日で魔王領内の電力が足りなくなるとこでした」
「(」゜□゜)」魔王って電池なの?」
「その身に膨大な魔力を宿している身ですから、これからは魔王を名乗り、定期的に魔力を放出して貰わなければなりません」
「イヤダ~あの部屋に帰りたい~」
暴れようとするカルワーの魔力が暴走し始める。
「このままでは、魔力変換器が暴走してしまう!エルミルどうにかならんか?」
「カルワー、このままで魔力が無くなるとゲームが出来なくなるよね?」
その言葉を聞き、ピタリと暴れるのを止める。眉間にシワを寄せてうなっていたが、
「しっ、仕方がないか。魔王になる。しかし!ニートは諦めない!」
こうして、この世にニートを夢見る魔王が誕生した。
とりあえず、仕事は電力がわり(笑)




