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エピソード20 仲良くなる

まお : 私は夢の中で、語られました。友達と仲良くなれば、自然とも仲良くなり、起きる出来事とも仲良くなり、神とも仲良くなるということです。「世界はひとつ」です。これが宇宙の(ことわり)であり、地球学校の先生、神からのお(さと)しでした。これらが分かれば輪廻転生もスムーズになり、この宇宙が創設された目的が果たされる、と、いうことでした。


良心 : それはまことにその通りですね!そういったことが、この世界で生きていく上で、最も重要な事なのでしょう。


暗夜 : しかし、こういったシンプルで優しい教えは、いつの日にか、都会の喧騒に紛れてしまい、忘れさられてしまいます。軽んじられてしまう時が来るのです。ああ、なんとも、悲しいことでしょう。


良心 : 改めて、あなたは、こういったシンプルで優しく、素朴な愛と光の普遍的な理を説き続けて下さいね。誰かが、こういったことを、説かなければなりません。それが命のリズムであり、バトンリレーなのです。期待しております。



『いのちのメロディー』


神様の愛に身をゆだねて

まぶたに浮かぶ色彩はあたたかく

ソラの鼓動は伝わりゆく

それは太古の生活の面影にも

これからはじまろうとする

陽だまりのしらべにも

青々と生い茂る草花にも

いのちをつたい

いのちをかよわせ

いのちを讚美しながら

歌われつづけている


その光の擣聲(とうせい)

水が岩肌をしたたり落ちていくように

神殿である地に静かな潤いを与えて

あたりを慈しみ

あたりに聖なる憐憫(れんびん)をもたせ

あたりにいのちを授け

豊饒(ほうじょう)なる天の在り方を

地にもたらしていく


遥かなる時空を超えて

心の奥の奥に宿る星々のメロディーは

地に眠れる幾つもの

戦慄(せんりつ)やわだかまりを

癒しては、解放して

ふたたび自由をもたらす


音彩(ねいろ)は天地なる数と友になり

そこから産まれてくる

清らかなるハーモニーは

失われた信ずる心

人生の羅針盤を

想起(アナムネーシス)し、復活させて

エデンに憩わせる


ジンテーゼの可能性は

幾つもの課題や困難をも

解きほぐしては導いて

本来のあるべき姿

いのちの素顔へと

回帰させていく

そのさまはまさに

事事無礙法界(じじむげほっかい)であり

人、自然、神々、神様、仏様は

仲睦まじく結ばれて

繋がりは取り戻されていく


輪廻転生のドラマが織り成す

深まる祈りからは

新たなる真価が問われて

日々の営みのなかに

大いなる御経綸がのぞまれる

一歩一歩心より

(うやうや)しく日々を彩れば

己がうちに神様の理法を

愛の理法を

歩むようになり

深淵は深淵を呼び賜り

いのちに永久のよろこびが

百合の花のように開かれる


合唱する森羅万象の歌声は

宇宙よりも大きな世界へといざない

ひとつなる世界へと

よろこびをもって

次元を上昇させる


風の精はミクロコスモスと

マクロコスモスの間で

恋こがれて

双方の尊さを讃え

銘々(めいめい)に

打ち明けている

その甘美な螺旋はまるで

富士の山のよう


いのちのリズムは

この世界を弾ませて

生命の7つの車輪を

回転させていく

それは体という神殿を光らせて

桃源郷が見渡せる頂きへと

登攀(とうはん)させていく


燦々と流れてくる

いのちのメロディーが

わたしの日々を彩り支えて

あなたの胸にも届き

夢の力にも変わりゆく

それは朝の聖なる(かお)りから

夜の静寂なる(こえ)まで


日に照らされた

花々は風におどり

天の川のように

煌めいては

木々は溌剌(はつらつ)なる

光合成をおこない

空にうたい

虫達も同胞と共に

樹液を吸う

この世界の生きとし生ける

全てのものは光を呼吸する


理想の種を現実の苗床に

蒔いて繋げていく道こそ

誉れ高いこと

輪廻転生があれど

この生涯は一度きり


いついかなるときにも

わたしのなかにも

あなたのなかにも

自然のなかにも

神様のなかにも

流れている

いのちのメロディー


それは鳥の囀ずりのように詠われ

川のせせらぎのように宇宙に(こだま)して

天空と地を繋ぐ虹のように飾られ

四季のように麗しく変容を遂げ続けて

愛のよろこびを深めていく


ああ 産まれたよろこびよ

涙はなんと美しく忘れがたきもの!

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