あとがき
い、いかがでしたでしょうか?
トド初ホラー作品……。
この話、短編時は、
・巨大な負の力に邪神が現れ、好き勝手暴走するお嬢様に、なんて素晴らしい女なのだ! と求婚。
・初めはなんだこいつ、だったお嬢様も度重なるアプローチに陥落。
・二人で仲良く好き勝手暴れまわり、さぁいざ総仕上げという瞬間に、ここで裏切るから邪神は邪神なんだよ、と邪神様裏切って王子たち側につく。
・お嬢様ざまぁされ、消滅。
という妄想でした。
それではなんだか微妙だな、と連載時に変更。
・お母様は本当にいい人で、闇払い師さんを庇って消滅。
・大好きなお母様を消滅させたことでお嬢様茫然自失。大人しくなる。
・そんなお嬢様に触れた瞬間、彼女の過去を視た闇払い師さんが、これではお嬢様が可哀想すぎる、と自分に憑りつかせる。その後、保護者として大切にする。
・異性からはじめて優しくされたお嬢様、闇払い師さんに恋をする。
・闇払い師さん、お嬢様からの好意にきづくも、年の差がちょっとね、と上手に知らないふりを続けていたが最終的にほだされる。
・表面上は落ち着いていたお嬢様は実は、大好きなお母様も自分の手で消滅させてしまったことで壊れていた。
・既に捕えた人々は、無意識下の世界につないでいて、闇払い師さんの死の間際、その世界に闇払い師さんもご招待。
・ほだされていた闇払い師さん、彼女がどういう状態か理解し、ならいつか助けてやんよ、と気合を入れる。
・閉ざされた世界完成。
こういう流れにする予定でした……。
キャラクターが暴走するのはいつものことですが……今回もひどかったです……。
さて、作中で闇払い師さん(偽)が言っていた話なのですが、『招くと入ってこれるよ』という話。
こちら、遠い昔、トドがまだ学生服を着ていたぴっちぴちな時分、「視える」と言っていた先輩、同級生、ヲタクの集いで仲良くなった子、その全員が言っていたんですよ。
招くと御札の結界があっても意味なくなるからダメとか、彼等は呼ぶから無視しろとか、貴女みたいにビビッてる人は憑かれやすいから変な所にはいかないようにとか。他にも色々話してくれたんです。三人全員が言っていたので、その記憶のままに書きなぐりました。
なので、実際に正しい内容なのかは知らないです。ごめんなさい。
あと、今回の作品はとくに、ですが。繰り返しを無駄に使っています。しつこいくらいに。あれなのですが、同じく学生服を着ていた頃、某大手ゲームメーカーとして知られる会社が出している、月刊誌の漫画に出てきていたキャラクターを真似ました。
作品名は覚えていないのですが、なんか超能力か何かを使う人たちは、一日一回決められたことをしないとその能力を失う、とかいう世界観のお話だったと思います。
個人的に主人公サイドより、敵キャラが魅力的な漫画でした。
そこに、回転の力を使う敵キャラがでてくるのですが、その人がわざと繰り返し同じ言葉を使うんです。キャラクター自体は好みの方だったのですが、その喋り方が不気味で不気味で……今彼の喋るシーンを思い出してもやはりゾッとします。なので、繰り返しは不気味、と認識していたため、多用いたしました。
トドの文章能力では読みにくかったと思います。
能力不足で申し訳ありません。
さて、話変わりまして、トドは本当にホラーがダメで、ダメで……皆様がおすすめしてくださる以前は、トドの人生で見たことのあるホラー映画と言えば……
・ジ○ーズ(かの有名なサメの作品)
・キョンシーもの(タイトル不明。なんかキョンシーが出てくるヤツ)
・宇宙人もの(タイトル不明。宇宙人がやってきて、ラストにミトコンドリアだかバクテリアだか、なんか知らんけど、が、どうのうとか言い出してた気がする)
の三作品だけ。
それも、頭から毛布をかぶり、目を閉じ、耳を塞いで見ていました。見ていたって言わない状態ですけど……。
それもこれも、父が家族の団欒とか言って強制的にロードショー(だったと思う)を観せるから……。
まぁ、トドの家族はホラーに対して、
・微動だにせず淡々と観ることができる。
・エロシーン、過度なグロシーンには顔をしかめるも、淡々と観る事が出来る。
・ホラーシーンを指差して笑う。
・怖いけど好き。
という方々ばかりでしたので、わからなくもないのですが……一人でもめっちゃビビッてるの居るんだから、無理にホラー観なくてもよくない!? と、一度でもいいから父に言ってみたかったなー。
私、父が見せてくれた映画は、『老人○海』とか、『レ・ミゼ○ブル』とかの方がずっと好きです。ごめんなさい……。
グロは良いんですよ、グロは。好きではありませんが、我慢ができます。ウッてなりますがね。でも……襲ってくるのはちょっと……。
トドは、『人間じゃない何かが襲ってくる』というのが怖いんです。これだけは本当にお断りしたいのです。
今回のお話は、そういった、とにかく自分の怖いもの、嫌いな物を押し込んでみました。ご紹介いただいた中に、動く人形が出てきて、大変な恐怖でしたので、『05 とある騎士』のお家探索隊を書き直そうかと思いましたが、もう怖さマックスで無理でした。ごめんなさい。
トドの作品は『ホラーが怖すぎて可能な限り敬遠していた、ホラーがよくわからない人間』の作品の為、ホラー好きさんたちからみたらホラーではない作品かと思います。
それなのに、こんな不定期更新で、一話に量がない癖更新が遅い作品を最後まで読んでくださった皆様、
評価をしてくださった皆様、
ブクマをしてくださった皆様、
コメントをくださった皆様、
おススメ作品をご紹介くださった皆様、
誤字脱字報告&まともな文章をご教示くださった皆様、
まことにありがとうございました!
またいつか、ふらっとホラーを書くこともあるかもももももももも知れませんが、その時はまた、よろしくお願いいたします。
猫田 トド