ぼくは空に想う
広がる雨雲の輝きに魅せられ
もれる光の糸をたどる
浜辺のときも岬のときも
ふたりは指先をタクトのように
光の帯をかぞえ 何度も揺らしている
瞳を輝かせ ふたり声を合わせてたね
楽しいときの時間はいつも短くて
続く未来もこの胸の中 見守っている
虹よ架かれ その恋の願いを叶えるため
ぼくは雨雲に渦を入れる
激しい夕立に打ちのめされるふたり
握りしめた手の温もりは
互いを抱きしめ合う気持ちを強くする
明日を望む目が空の光の糸を追って
楽しそうにステップに変わり
抱きしめ合えば
天使のぼくもそんな恋がしたいよ
「待って、それはないよ!」
目隠しのため思わず広げた雨雲の大渦
瞳を閉じてふたりが唇を重ね合うたびに
雨を降らせるのはぼくのせいじゃない
嵐に変わるのもふたりの営みのせいだ
ぼくの空 ぼくの居場所
ああ地上に堕ちた天使たちよ
地上の景色も空の景色も その場所たちも
すべて君たちだけのものじゃない
遠い 遠い昔のそのまた昔に
すべての天使が地上に堕ちて
翼は心にしまわれて空を望むのさ
頭上の輪っかを壊してしまったね
望む希望にひび割れが起きて修復の過程に愛が宿ったね
愛の言葉だけが時間をたどりその謎にせまる
失くしたものいまどこにある
無くしたこといつ思い出せる
チカラを合わせることを光の糸は
ときに静かに悠久を奏でて道標と輝いたのだろうか
悲しみはいまどこにある
死したる魂いまどこへいく
ぼくの空 ここにはもう
神様などいない…
ぼくの空 ここにはもう
天空城などない…
もしも ぼくの空
きみの描く夢で埋め尽くせるなら
是非ともぼくを地上に解き放ち
恋のキューピットに任命しておくれ
甘く切ない夜の闇を久遠の彼方から見つめるだけの昨日から
リアルの大地を歩き始めたい
空を見上げて想うのは
そんな空想の詩




