表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自由気ままにひとり旅!  作者: 蛍灯洸-ホタルビコウ-
in京都(2025-12)
1/3

in京都 1 東本願寺

長期休暇となった年末。友人との名古屋旅行が流れてしまい、ぽっかりと予定が空きました。

 家でゴロゴロと休養するのも良かったけれど、たまたま見かけた京都旅行の動画に触発されて京都行きを決めたのでした。それはもう軽く、無計画に「そうだ、京都に行こう!」と。

 これは、そんな能天気な女が一人で年末の京都を巡る一日の記録です。


 着いたぞー!!


 約3時間の電車移動を終えてたどり着いた、京都駅。まだ9時にもなっていないというのに、スーツケースを引く人がたくさんいる。

 これから旅行かしら。もしかしたら、帰省かも。

 何せ、今は年の瀬も年の瀬の二十八日。そろそろお正月休みをとるお店も増えてきた頃なのだから。

 人は多いのに静まり返った駅前を、真っ直ぐ北に向かって進む。最初の目的地は、とある動画で紹介されていた東本願寺。様々な観光名所を巡る動画内で紹介されたここが気になって、京都旅行を計画したと言っても過言ではない。今日の日程の中で一番楽しみな目的地だ。


 京都駅から歩いて五分ほどで、大きな門が見えてきた。そっと頭を下げて門をくぐる。早朝と呼べる時間ではないにも関わらず、境内は静まり荘厳な雰囲気。雲の少ない青空に大きな御堂がそびえ立っている。その空気感に呑まれ、思わず写真を……撮ろうとしたが、御堂が大きすぎて画角に収まらない。もう一度、門の辺りまで戻ってパシャり。綺麗に収まった写真を確認して、ようやく案内所へ向かった。


 案内所でいただいたパンフレットを見ながら、ぐるりと境内を周る。南の阿弥陀堂も御影堂も驚くほど大きい。どのくらい大きいかと言うと、阿弥陀堂は正面から見ると長さ五十二メートル。これはマンション十七階建てを横倒しにしたくらいの大きさだそうで。御影堂に至っては、長さが七十六メートル。二十階建てのビルや大型旅客機ボーイングと同じ長さだそう。その上、木造建築としては世界最大級で、畳の数も九百七十二枚と規格外とのこと。

 そう言われると、規格外の畳の数を確認してみたくなってくる。

 どれ、その大きさと広さを感じてみましょうかね、と軽い気持ちで解放されている御影堂へ向かった。靴を脱ぎ、備え付けの袋へ入れてから階段を上がる。建物の影に入ったことで視界が暗くなる。お堂の中へ一歩足を踏み入れた途端、ばっと視界が開けた。

 八角形の照明に照らされた室内は、本当に見渡す限り畳が敷かれていた。格子状の天井は高く、元々広すぎる室内がもっと開けて見える。正面の内陣では数人の僧侶さんが何やら準備をしている。その様子を眺めつつ、端の方で正座をして背筋を伸ばした。深く呼吸を整え、肩の力を入れて抜いてを繰り返す。最後に一つ深呼吸すれば、前のめりになっていた気持ちが落ち着いたような気がした。

 記念に堂内の写真を一枚撮影して、外に出た。時刻はもうそろそろ九時二十分といったところ。そろそろ行ってもいいかしらと、ひと際大きな門の下へ向かう。

 というのも、実はここに来たのには目的がある。ここで行われる参拝案内に参加すると、記念栞を貰えるというのだ。これは、無類のしおり好きとしては見過ごせない。

 いそいそと門下へ移動する。まだ集まっている人はいない。これなら先着数に入れそうだと安心していた所に、看板の張り紙が視界に入った。……嫌な予感がする。こういう予感は的中率が半々といったところ。まだ見えぬ張り紙に釘付けのまま、門の下へ入る。ようやく読めるようになった張り紙を見て、膝から崩れ落ちそうになった。

「本日の案内終了」

 まさかの終了。時間にもなっていないのになぜ……。

 調べてみると、法要や行事などの都合により開催しない日もあるという。恐らく、年末に来たために行事か何かに鉢合わせたんだろう。そういえば、お堂で用意をしていた……。

 残念だけれど、ないものは仕方ない。切り替えて、次の目的地へ向かう事にした。

 次は、京都国立博物館だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ