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拳で語りたい物語(仮)  作者: 山下太郎
16/27

神と王と

[王城 謁見の間]

 7月19 10:00


 すっかり忘れていた王との謁見と、神と約束したなにかを面倒なので一気に片付ける

 テリーさんに謁見を早めてもらった

 ホクト師匠はリョクリンに帰った、ガルは宿、巫女様は目の前、トレイヴンさんも帰ったな


 頭を垂れるなんてしない

「よくぞ参られた勇者殿と・・・神ローフル様」

 初手王手将棋じゃ無理だな、王が頭を垂れてる

「聖王ノル・ヴィンランド、頭をあげなさいそして用件をすぐに終わらせなさい」

「承知いたしました、勇者殿の顔を見れればそれでおわります」

 まっすぐにこちらを見てくる聖王

 謁見は本当にそれで終わった、ローフル神が威嚇でもしていたんだろうか?

 まあ神の前で勇者に下手な事はできないよな、死んじゃうらしいし


[王都大通り、喫茶ムーンライト]

 10:15


「神ローフル最初に言っておきますが俺は神が嫌いだ」

「なるほど、信仰心はないのですね」

「俺から言わせてもらえれば、信仰なぞ負け犬の戯言、それにあっちの世界に神はいない」

「強大な力をもっているのに、なにもしない神を俺は好きにはなれない

 安易に人に手を差し出せという事でもない、それをしたら人は堕落する」

「この世界の神々は責任をはたしてるのか?」

「まったく神を恐れないのですね、責任は果たしてるはずです」

「恐れる理由がどこにある、勇者は神すら滅ぼせるのでしょう?」

「つまりだ、俺の立ち位置はあなた方より上」

 ここまで邪険にする必要はなかったかもしれないが、この発言は必要だろう

 俺は何に呼ばれたのか

「・・・あなたを見てきましたが、今だにわからない

 勇者としての使命は全うしてくれるでしょう

 神殺しにでもなりたいのか、知りたいだけなのか」

「知りたいだけです、神殺しには興味がないそれこそ、人の世に混乱を招くだけ」

「行き違いがあったならはっきりと言います、神は嫌いだが別に

 あなたが嫌いなわけじゃない、それは別の話だ」

「お答えねがいますか?」

「答えられません・・・」

「なら質問を変えます」

「1次世界とこちらどちらが上なんです?」

 ローフル神は眼を見開く

「1次世界です・・・・」

 答えは出たがまだわからない、今はこれでいいだろう

 この世界の力がどれだけの物かわからないが

 適応したあちらの人間には勝てまい、それに伴い化学の力

 銃、戦車、戦闘機、ICBM、細菌兵器

 抗いようのない圧倒的な力となるだろう、一日でこちらは焦土と化す事すら容易かもしれない

「神殺しに興味はないといいましたが、行く末の為に排除する事になったら迷わない」

「わかりました」

「すいませんでした、偉そうな事言って、こっちに来てから勇者能力が

 悪さしてる気がするんです、というか俺との相性がすこぶる悪いんじゃないかと」

 ローフル神は少し驚いてる、俺もだ元の世界じゃ年長者に、それも神にこんな口は聞かないだろう

 どう考えても勇者能力が悪さをしている、それとも能力が必要と判断してるのだろうか?

「あえてこんな話をしたのは、なんというかわかってほしかった為です

 今回のこれで、きつい事を言ってしまう事があるかもしれない

 それは別に心底憎んでとかではなく、人故の未熟さと思ってください」

「それは神が嫌いな為だと、あなたを嫌いなわけではないと

 分けて考えて欲しい」

 家族でさえ、言ってみなければわからない事なんて結構ある

 途中言い合いになるが根気よく話して真意を伝えるのは大切だと

 あっちで学んでいる、アメリカの家族を見てて気が付いた事なんだけど

 家族とちゃんと話、伝わった時はなんともいえない達成感があった

 日本人はそういうの苦手なんだよな、お互いが見て理解しろという

 精神が強いのか、それが通るのはそれなりに成長し学び

 良き心を持った状態じゃなきゃ難しい

「ええ、わかりました伝わりましたよ」

 神は俺には効かない包容力ありそうな顔で微笑んでる

「さてなにをしますかね神様?アンさん?ローフルさん?」

「アンでいいです、騒がれても困りますから」

「了解です、アンさん」


「そうだいきなり相談なんですが、お金稼ぎでいい方法ありません?」

「ぶぅうううう」

 神も飲み物はくんだ・・・

「勇者がお金の話を神にするんですか?」

「ええだって、その体の人のせいで大分借金増えましたから」

「ぐぼぉああ」

 対面ではなく横でよかったとコメカミを押さえて思った

「あやまればいいんですか?ねぇ私があやまれば?」

「謝られてもお金にはなりません」

「せちがらい世の中ですね」

「ええ、俺もそう思います、あなたが止めるべきだったとかは攻めませんので

 ご安心を」

「・・・・この前みたいにそれで脅迫しない?」

「しません勇者にかけて宣言します」

 もうそういうのは必要ないだろう

「わかりました、宿の件はこちらでなんとかしましょう

 責任もありますし、あの子が招いた事ですから教会の資金で払わせます」

 これで王都出る前に借金はなくなったかな?

「助かります、勇者コインはなんか使いたくないんですよね」

「変な拘りですね、なにかあるんですか?」

「なんていうのか、元の世界には種族がいくつかありまして、俺の種族はその中でも

 ちょっと変わってるというか希有な特性持ちなんでしょうか」

「生まれながらそういう種族だと?」

「教育もあるんでしょうが、生まれもそうですね、礼には礼をとか

 ただで何かを貰うのはよくないとか、常に自分を律せよみたいな

 そういうのが美徳だとある種信仰してますね」

「神にではなく、先祖=仏に祈るとかも他の種族からしたら異様な事かもしれません」

「なんか、大変な種族なんですね」

「というかしらないんですね日本人の事」

「ああニホンジンですか、多少は知ってますがここまで話をした事はないので」

「なるほど」

「アンさん冒険者ギルドよっても?明日にはここを発つので依頼受けたいんです」

「ええ、どうぞ」

 それから遅い朝飯を喫茶店でとり冒険者ギルドへ


[冒険者ギルド 1F]

 11:10


 アンさんには外で待ってもらった

「エリーさんこんにちは、お願いしていた依頼いいのありました?」

「リュウさんこんにちは、リョクリン方面の依頼を10個ほどご用意しております

 マスター呼んで来ますのでお待ちください」

 結局誤解はといてない、距離を受付嬢と冒険者の関係で十分だからだ

「はい」

「ザクさん、お久しぶりです」

「おう、リュウ久しぶりか?そうか結構見てた気がするが

 いつもボロボロだったな・・・」

「今日は元気いっぱいです」

「聞いてるぜ明日出発らしいな、エリー嬢ちゃんとマスターがなんかやってたぜ」

「ええ、その節はお世話になりました」

「それはお互い様だ、リュウと戦ってからやる気がでてな今じゃ

 転職までもうすぐだぜ」

 転職ってできるのか、勝手になるんじゃないのか中級は転職できて、上級はいつのまにかなるのか?

「それはすごい、まだまだ届きそうにありませんね、俺もがんばります」

「おうがんばれ、お前ならすぐだろなにせ化け物ばっかとやりあってるんだし」

「死なない程度にしたいものです」

「HAHAHAHA」

 適当に会話を終えて地下に呼ばれる


[冒険者ギルド 1B]

 11:28


「来たなルーキー、いくつか渡す物がある」

 剣やら道具がならんでいる

「時間がなくて、ろくに剣も防具も揃えてないだろ?」

 ああそういえば、そんな暇もなかったのか?

「この剣はヴラド公からだ、再挑戦の件はなるべくならやめて欲しいとよ」

 あの時の剣だろうヴラドさんあなたって人は・・・・・・絶対再戦してもらう!!

「そしてこれは冒険者や商人のお供、アイテム袋本来は教会で渡されるはずだったらしいぜ

 すっかり忘れてたみたいだ」

 おおう、出たよこの手の話のチートアイテム、宿帰ったらバットと聖水入れとこ

「防具なんだがな、いくつかある、軽装、中装、重装、パーツ式」

 ふむフルプレートは憧れるが重過ぎる・・・・軽装かパーツ式かな

「パーツ式をお願いします」

「OK」

 お、初めて出たなにがとは追及しない

「それとこいつだ刀、あれからいいのが手に入ってな」

「それはいりません、どうせなら大剣をお願いします」

「結構いい物だぜ?そうか大剣かぁ・・・・」

「大剣なら俺のをやろう」

 後ろから声がした

「ソダンか最近はよく来るな」

 ハイウォーリアー グリム・ソダンさんザクさんの師匠?

「ザクのやろうがやる気だしやがって、転職近いらしいからな」

「ちょっとまってろ取って来るから」

 ちなみに代金のほうは今回取り掛かる依頼料から引かれるので安心


 11:40


 まさに大剣を持ってグリムさんが戻ってきた、もしやクレイモアだろうか

 長さは150cmくらいの重さは結構あるのかな?

「こいつは、よくあるお古だ好きにしてくれ、手入れもしてある

 勇者殿に使ってもらえれば、こいつも喜ぶだろう」

「ザクと俺から感謝の印ってやつだな、ここまで来て遠慮なんてすんなよ?」

「ありがとうございます」

 素直に貰っておこう、武器は必要だ使えるかは別として

 問題は感謝されるような事をしたのかどうか、ザクさんと戦って勇者能力が発動した事なんだろうが

 いかんせん本人に自覚がない、とはいえ断っても礼を欠くという事で納得させる


 使えるのか判断する為抜いてみる、10kgくらいあるかと思ったが

 予想より軽く感じた最適化のおかげなんだろうか

 いまいち重さに関して自信がない

「いけるようだなよかった、振れなきゃいみねぇからなGAHAHAHAHA」

「達者でやんな」

「押忍!!」

 職もそうだが本人も豪快な人だった

「さて後は食料と水わすれないようにな、依頼の前金でるだろうから買い込め」

 道具もだな、ポーションを各種

 気候考えるとテントはいらないかな火さえ起こせれば・・・

 やべぇ魔法覚えてない、別の手を考えないとそれとも覚えれたら覚えるか

 前金をもらい残金150+1500


「さて軽くやっとくか」

 実戦形式の剣修行である、いや最終確認的なやつだろうか

「押忍!!」

「大剣使ってみろ」

「マスター、一応基礎の最終確認お願いします」

 これから一人でやらねばならん、基礎練習の確認を行って

 実戦形式の打ち合いに移行する

「所でマスターこのヴラドさんから貰った剣って」

「魔法剣だろうな、幽体やアンデット用だろ

 大剣のほうもなにかしら感じるが、俺にはわからん

 切れ味が若干いいとか耐久が若干あるとかその程度の物だろう」

 丁度いい、効果は強すぎない今の俺には


「後は自分なりに実戦でアレンジしてきゃいいんじゃねぇか?」

「勇者専用装備って剣と盾なんだろうか?」

「さすがにそれはしらねーな、勇者だからとて、絶対手に入れてる物でもないらしいぜ」

「へー」

「有名なのは確かに剣と盾スタイルだが大剣だってあったはずだ

 結局その勇者にあった装備になるんだろうな」

 ナックルとか篭手はないのだろうか?希望はあるか

「そういや気使えるようになったんだろ?」

「つかえるかぁ?うーんまあ防御に廻せるくらいですが」

「ちょっと俺中の気の流れを見とけ」

 テリーさんの話を聞いて気に集中する

 ?

 気が付いたら剣に気のようななにかが纏わり付いていた

「これが剣気だ、ゆっくりやるとか細かい事はできない

 認識したならそれでいい、武道家の場合はまず腹に集中してそれから各部位に配置する」

「だが剣気は剣に一気に集められる、詳しい事は知らん」

「剣だけに生きてきた者が、魔法や気に対抗する為にいつの間にか出来ていたって

 話だぜ、詳しい話は賢者でも知らない」

 剣気ももしかすると、神を超えた者が作り出した力なのかもしれない

「リョクリンの後はどうするんだ?」

「魔法を学ぼうかと」

「そうか、できれば早々にエルフ共にあったほうがいいな

 お前には自然も味方するはずだしな、精霊ってやつ」

 すっかり忘れてた精霊と自然の力まだ認識すら出来てない状態だ

「ありがとうございます、また休む暇なくなりました」

「HAHAHAHA、エルフは美人ばっかだからお前も少しはそっちに興味わくかもな」

「ないでしょう、やるべき事が多すぎる、賢者の写本と照らし合わせたら

 それこそ10個くらい増えそうですし」

「HAHAHAHA、勇者ってのは大変だな」

「押忍!!」

「押忍!!あってるか?なんか気合入るなこれ」

 テリーさんも返してくれた

「ばっちりですよ」

 挨拶をして冒険者ギルドを出る

台風こわいなトヅマリスト4

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