表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の戦国記  作者: 三嶋 与夢
望んだ世界は
27/28

物語のラスト後も話が続いたらとても詰まらないかもね。

タイトルとか適当に考えていたのに後になってこんなタイトルにしておけば!とか考えたりするんですよ。・・・もう最後なのにね。

 炎の燃え上がる城はその炎が魔法で出来ており逃げ出す者のみを燃やす為に夜にもかかわらず明るく敵味方を照らしている。その光景を見た者達は燃える城を一生忘れる事はないだろう。この城で歴史が大きく動いている瞬間を目撃しているのだから・・・





「来た様だな・・・久し振りだな綾人。」


俺がアリスと優斗が睨み合うその場に辿り着くと其処には結界を前に手の出せない傷ついたクオとそのクオに襲い掛かる忍者や襲撃者と戦う俺の家臣と忍者に・・・怯え震えた志乃がクオに抱きかかえられていた。こんな状況で慌てるでもなく悠然と立っている優斗の周りには俺の家臣が何人も斬り殺されていた。


「随分と暴れてくれたじゃないか優斗・・・そんなに俺が邪魔なのか?」


「邪魔か・・・確かに邪魔だが綾人だけなら殺す必要は無かったかな。」


「「「殿!!!」」」


俺に気付いた家臣の表情が明るくなるがすぐに表情が険しくなる。


「お逃げ下さい!この場は我等が防いで見せますから!」


・・・お前等は正しいよ。だけど俺はここに望んで来たんだ。其れに敵が今更・・・いや、優斗が逃がしてくれないだろう。


「気持ちは嬉しいが優斗の相手は俺がする。・・・安治、お前がどうやら裏切った様だな。」


立ち居地で大体わかった。これだけの敵を素早く侵入させる事が出来るのは内通者が居たと考えれば納得がいく。ここまで軍勢を少ないとは言え引き連れて来れたのだから流石とすら言えるだろう。・・・逆に俺は間抜けと言えるがな!


「ふ、ふん!お前が悪いのだ!私に相応しい地位を与えないから私は・・・」


・・・随分と動揺しているな。


「もう喋るな。これからは優斗と話さないとな?」


「貴様も私を無視するのか!この私を!!!」


クナイを一本取り出し不慣れに構えて様子を見る。優斗も安治から目を離し此方を見るが構えてはいない。


「・・・なあ、これから話すのは俺の懺悔だが・・・聞いてくれるか?」


「は?」


優斗は顔を天井に向けて語りだすがその周りを優斗の護衛が囲みだして、いったん戦闘が落ち着くが其れと同時に敵の増援が周りを囲み此方は逃げられない様だ。・・・手回しの良い事で、





「お前とはただの友達だった。・・・だけど京での事で俺はお前を誰よりも友人と認めた。親友だと初めて思えた。だから俺もそんなお前に追いつく様にと頑張ろうと思えた。」


「其れは嬉しいが・・・其れとこの状況は全然説明がつかないな?」


優斗の懺悔?に適当に答えるが優斗はただ話を続ける。


「篠原先輩がお前の所に行く前に一度だけ立花先輩の相談を受けて斉藤の所に行ったんだが・・・其処でな立花先輩の恋人が居たんだ。斉藤じゃなかったが気の良い奴でさ。手に先輩のリボンなんか巻いてたな・・・」


「・・・」


何が言いたい?


「まあ、相談は篠原先輩がお前の所の使いと親密にしていておかしいって事だったんだが・・・其処から調べたら色々わかったよ。其処に居る先生が全ての黒幕だってな!」


黒幕?何を言いたいかわからないな。


「其れがどうした。」


「忍者を使い火種を撒き散らし、斉藤を利用した!その事で立花先輩は篠原先輩を許せないって言ってたよ。・・・裏切ったってな。その後もお前に都合の良い様に事は進んで・・・気付いたらお前は天下に最も近付いていた。」


上げていた顔を下ろして俺の顔を見る優斗の表情は無表情だがその握っている獲物が少し震えている。


「俺は俺を認めてくれた勝家様に天下を取って貰いたい。だけど其れには大きくなり過ぎた綾人が邪魔だった。・・・そう仕向けた先生が許せなかった。」


「だから暗殺を仕掛けたのか?・・・道理でお粗末な暗殺だったな。」


優斗は刀から槍に獲物を変える。そろそろ終わりか?


「・・・さっきの話で立花先輩の恋人が居たろ?あいつは俺のこの世界での友人だ。そして殺したのも俺の友人・・・綾人お前だよ。お前の首を獲って立花先輩に相応しい男になるって、そしてお前に必死に近付いて・・・一太刀で殺されたと聞かされた。俺よりも立花先輩の怒りが凄かったよ。その為にこの炎を使いこなしたんだぜ・・・命と引き換えにな!」


・・・斉藤との決戦で一人だけ俺まで辿り着いた奴が居たけどまさか先輩の恋人とはな。その所為でこの炎か・・・


「その立花先輩の頼みでな・・・篠原先輩は殺す事を引き受けたんだが、知っているようだな。」


「ああ、ついでに言えばお前が上杉の使者に忍者を使った事もな。あいつはお前の為に最後まで役に立ったよ。俺の武器を奪い動揺させたんだから・・・褒めてやるんだな。」


その言葉に優斗の護衛が何名か動いた。持ち慣れないクナイを使い切り裂くが優斗は動じて居ない様だ。


「・・・風魔の幹部だったが・・・やはり綾人を相手にするには荷が重かったんだな。だけど、どうしてもって言うから何を考えているかと思えば・・・」


そう言う優斗は何故か悲しそうにしている。


「西田もお前が動かしているんだろう?」


「気付いたのか?だけど正確にはあいつは自分の重臣に利用されているんだよ。だから俺はその重臣を利用したんだ。・・・可哀想な事にこのまま利用されて最後は売られる運命だ。それだけの事をした結果でも有るんだがな。」


お前も十分裏で色々と動いてるじゃないか。しかし其れぐらいしていないとこの世界で天下なんか口にも出せないかな。


「最後にしよう。俺はお前を殺したくないから降伏して名を変えてくれ・・・其れで全てが解決する。」


「断る!俺はここまで利用されてここまで来たんだろうが、其れを望んだのもこの俺だ。・・・俺は望んでこの場に居るんだよ優斗。其れにお前も本気じゃないだろう?」


「ああ、そうだな。こうなるとわかっていたんだけどな・・・其れでも俺はお前に聞いて欲しかった。最初で最後の親友として・・・俺を否定するか綾人?」


お互いに構えるとその場に緊張が走る。これでも最強と言われた俺と優斗だ。その戦いを見たい奴も居たんだろう・・・こんな状態でなけりゃ最高なんだろうが、


「否定しないさ。俺は嬉しいよ最初の親友が優斗で、でも俺にとっては最後の親友では無いと言いたいかな。・・・勝った積りで居るんじゃねーよ!!!」


その場から動くと同時に魔法を発動し結界を張っていた忍者を仕留めると安治に向かう。


「ひっひいいい!!!」


声を上げて逃げようとする安治の背中から刃が突き出す。足蹴にされていた和馬が最後の力で脇差で刺して自分の刀を俺に渡す。


「お、遅いですよ。・・・みせて、くださ・・・」


事切れた和馬の刀を受け取るとクナイを優斗に投擲して刀を『改造』して斬りかかって来る忍者を切り伏せた。


その後聞こえるのは結界から解き離れたクオの攻撃により増援が上げる悲鳴だった。・・・だが優斗は其れでも動じていない。ここまで計算している筈も無いが・・・奥の手が有るのだろうか?


「流石にその能力も使いこなすようになったのか・・・何時までも気付かない方がおかしいかな?お前・・・気付いていて隠していただろう。」


クナイを弾いてそのまま俺に槍を突き出した優斗との戦いに加勢しようとした家臣を捌きながら俺と戦う優斗は流石なのだろう。


「皆を逃がせ!其れから不用意に炎に触れるな!既に本当に燃えている場所も有るんだぞ!」


家臣を制してアリス達を連れて逃げる様に指示を出すが・・・


「どうしてよ!・・・なんで戻って来たりしたの!このまま逃げてくれたら私は其れだけで・・・」

『宿主!身体を渡せ!今のままでは不味い!』


「お母様!」


クオから身体を取り戻したアリスに隙が出来たと感じた忍者が群がる!押さえようとした此方の護衛すらすり抜けて・・・


俺の行動は間違っているだろう・・・其れでも身体が動いたのだから自分でも笑えて来る。


俺は身体中の気と魔力を使いこれを撃退した。・・・その所為で俺の背は優斗に向けられてしまった。そして感じる攻撃の気配に刀を振り向き様に其れをなぎ払うと優斗の槍は勢い良く飛んで行き・・・優斗の顔が俺の顔の前に来ていた。


そうして放たれた優斗の斬撃は居合いの様に鞘から俺に向けられて放たれる。間違いなく俺は斬られた・・・其れも最初に斬った義元の様に、あの時の様に斬られた。


「父上!!!」


俺を見ていた優斗の瞳は次の目標を捕らえるべく動いた。・・・俺は懐の最後の武器を倒れながら優斗に投擲して・・・倒れると意識がハッキリとしなくなりまるで夢でも見ている様なそんな気分だ。


「・・・これが報いかな。」


何時の間にか静かになった周りで呟いた言葉に返事が返ってきた。


「そうかもね。・・・悔しい?」


目も碌に見えないが何故かアリスの声だけ聞こえて来た。近くに居るのだろうか?暖かい・・・ああ、他の奴は


「全員無事よ。志乃も忍者や護衛の子達が連れて行ったは・・・最後まで泣きじゃくって大変だったのよ。」


「おま・・・え、は何で?」


「最後くらい一緒がいいじゃない。私はあなたの物よ。これまでもこれからも・・・」


「どう・・・なっ・・・」


最後に志乃や優斗がどうなったのか聞きたい。意識が続いて居る内に・・・


「最後のクナイが田中君の右目に命中してね。・・・駆けつけた家の家臣に不利を感じたのか撤退したのよ。」


「そう・・・早く・・・逃げて、し・・・の・・・も・・・」


ああ、もう駄目みたいだ。こんなにアリスに逃げて欲しいのにこの温もりから離れるのがとても寂しい。


もう声も聞こえない。暗い闇に落ちていくこの感覚が地獄行きだと思うとこれまでの事を思い出して笑えて来る。こんな小物の悪党が天国なんかに行けるものかと、そうして涙が流れている事に気付く・・・涙?









 その光景に俺は周りを見回した。・・・懐かしい教室は夕暮れの放課後だろうか?涙を拭くことも忘れて周りを良く見ると俺の前の席に今まで誰かが座って居たかの様に椅子が置かれていた・・・制服を着ている身体に違和感を感じつつポケットから携帯を探し出し日付を確認すると持っていた事も気付かなかった携帯ゲームを落としてしまった。


『ゲームオーバー』


そう表示していた画面を無視して確認した日付はあの日と一緒だった。あの世界に行く前に戻った?


すぐに確認すると教室に有った鏡にはまだ十代の顔つきの俺の顔が其処に映し出されていた。顔を触れば鏡の俺もなんだか間抜けな顔をして顔を触っていた。だがその手首の辺りにはあの世界で付いた傷がハッキリと付いていた。


「誰か居るのか?もう下校時間なんだが。」


「真人待ってよ。」


ああ、そうかあの時と同じか・・・全ては無かった事に・・・だがその場に現れたのは顔を青くした斉藤と知らない先輩が此方と斉藤を交互に見てあたふたしていた。麗じゃない?


「・・・すいません。もう帰ります。」


そう言う俺を見ながら斉藤は震えながらドアの前から飛び退いた。その行動がとても可笑しかったのかもう一人の先輩はクスクスと笑い始めた。


手早く荷物を纏めると多少大きめの学生服の上着のボタンを外して教室から出る。


振り返った教室には優斗は居なかった。




 斉藤は此方を見ながら何故震えているのか聞いてくる先輩にわからないと答えていた。その会話を聞きながら廊下を歩くと・・・藤島が廊下で座って他の女子と笑っていた・・・前は確か馬鹿にして来たがどう対処していたか思い出せない。無視すれば良いだろうとそのまま廊下を歩くと


「おい、何無視して私等の前を通ってんのよ!通行料払いなよ。一万円で許してあげるから。」


面倒臭い絡みをしてくる女子を睨むと


「な!秋山の癖に何睨んでんのよ!フッチーもなんか言いなよ・・・フッチー?」


女子が振り返ると藤島はもう逃げ出していた。走って逃げ出す藤島に連れられてその場から逃げ出す女子はなんだか怯えていた。




不思議な感じだ。・・・もう15年以上も離れていたこの世界で普通に家の帰り道を歩きながらそう考えていた。あの世界は夢だったのだろうか?其れにしては俺の身体はあの世界の時の様に鍛えられていたし気の流れも感じられる。魔力は微塵も感じなかったが・・・


家に帰り着くと色々な感情が篭った言葉が出た。


「ただいま。」


「あ、おかえりー。今日は早かったのね?友達と喧嘩でもしたの。」


・・・優斗の事は母さんも知っているから何時もは優斗の名前が出て来るんだが・・・記憶違いか?


「優斗が捕まんなくってね。」


「あら、新しいお友達?」


そう言う母さんを二階から降りてきた妹が


「そいつに友達なんか居るわけ無いじゃん。大体・・・?」


妹を見ると向こうも此方を不思議そうに見て来た。何時くらいからかまともに顔も見ていなかったが徳姫の顔と比べる積りで見つめていたら向こうが何時もと違う反応に戸惑ったのか顔を赤くして二階に戻っていった。


「・・・照れちゃったのかしらね?昔は仲良かったんだから早く仲直りしてね。」


そのまま肩を竦ませて苦笑いして部屋に入ると散らかった俺の懐かしい部屋が其処にあった。パソコンを起動してネットで『戦国記』の情報を検索すると・・・


『前評判倒れ!魔法とか魔物の後付設定がいらない!』


『人を殺すのが不味いからってラスボスを魔物にしてハッピーエンドはなんか萎える。』


『鉄砲と魔法のコンボが最強過ぎる!俺なんか一日でクリアーした。金返せ!』


件数は少ないがこんな情報ばかりだ。・・・苦笑いをすると着替えて出かける準備をした。携帯を確認すると優斗の名前は登録されて居なかったが・・・なんでアリスの名前が登録されているんだ?


階段を下りると出かける事を告げて家を出る。懐かしい故郷を歩いたらこんな感じなのだろうかと考えて公園に着くとベンチに座る。・・・もうすぐ暗くなる時間だから人は居ないと思ったが俺の隣に一人が腰掛けた。


アリスだ。








「随分とゆっくりして戻って来たのね。・・・お帰りなさい。」

『待ちくたびれたぞ。』

ここまで読んでいただいて大変有難う御座います。小説?を書くのも素人で思い付きで完結だけはさせとうと書き始めた『僕の戦国記』いかがだったでしょうか?


少しでも楽しんで頂けたのでしたら嬉しく思います。お気に入り登録が50件を超えたので50人くらいの人には楽しんで頂いたと・・・そう思って良いんですよね?


突っ込みどころ満載の駄文にここまでお付き合い頂いたのをいい事に後一話を蛇足として書こうと考えています。其れを書いたら僕の戦国記を終了して一度全然違う物に手を出そうと考えています。


書き直すとか言ってごめんなさい。・・・書き直す気も有るんですよ。


ただネタが出てこないので・・・


言い訳はこれくらいにして次は


・日本にダンジョンが現れたら?


・転生したけど脇役の貴族でした!


・クラスは俺以外が勇者かそのパーティーです。


こんな話を考えていますが何か意見とか要望とか有りますかね?


有っても作者に応えられるだけの文才が有りませんけど其れでも良いなら是非意見を頂けたら嬉しいです。


この内のどれかは書く積りで居ます。次回の目標は


完結させる事!と目指せ定期更新!


この二つにしようと思います。・・・二つ目は難しいかな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ