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1+1=1
構造的証明が広まっているが、今一つ理解されないのは、反転せずに、0を1に置き換えて奇数処理の回数を計算できるとしている点だろう。
かれらは、0と1の違いを理解していない。反転して0を1にする方法では、実際には加算ではなくORとみなすことができる。
0+0=0
0+1=1
1+1=1
0ビット1つを1に変換しても0の個数は増えない。
しかし、1は減ってしまうケースがある。
実際の計算上は同じことなのだが、証明としては致命的な差だ。
これは計算上、+1ではなくー1としたことでXORというビット演算に変えているから、XORやORで代用できることになる。
加減算をビット演算に変えたことで、1/2を完全に無視できる状況にしているから、説明がいらない。
これを反転しないで説明しようとすれば、コラッツ予想が成り立つことを前提に証明するようなものである。