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第13話 秘密の祭り


 小さい頃に隣の大きな島でやっていたお祭りに行った。

 屋台が並んでいて、ひとがいっぱいで島外からもたくさんのお客さんが参加していて、すごく楽しかったのを覚えている。

 でもお父さんに連れられて華やかな喧騒を離れて向かったのは砂浜の洞窟。

 入り口には篝火が焚かれていて、見張り役のひと達に説明して中に入れてもらった。洞窟の中では、周辺離島の限られた島民しか入れず、今年は父が選ばれたそうで、中の行事をいっさい「外」に伝えてはならないという秘祭が行われていた。

 その神様の名前は……。


「……だ、太陽(てだ)!」


 う、すごく頭がいたい……。

 目を開けると、カラダが横向きになっていて、海水をいっぱい吐いたあとがある。

 視線の先には美紅が同じように寝かされていて彼女はまだ目を閉じている。


 自分のカラダじゃないみたいな重力を感じながらカラダを起こすと、マぺが心配そうに、顔をのぞき込んでいた。


「あ、太陽てだ、復活♪」

「オレ溺れた?」

「うん」

「美紅も?」

「その子のこと? そだね」

「美紅は大丈夫?」

「うん、さっき海水吐いたから、もすこしで目を覚ますと思うよ」

「マぺが助けてくれた?」

「なははッお礼はいいってことよ」

「どうやって?」

「え?」


 そう。

 どうやって助けた?

 自分も危うく、一緒に溺れてしまうところだったのに、溺れて意識を失ったふたりをあの高い護岸の上にどうやって引き上げた?


「あー、チカラ使った」


 やっぱりそうなのか……。


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