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ボクが救われた日
あれは、両親を失ってまだそんなに経っていない雨の日。
まだ幼かったボクは両親を失った悲しみで茂みに隠れて泣いていると、カサカサと草を踏む音が聞こえてきた。顔をあげると、同じクラスの黒髪の少年が優しく微笑んで雨で濡れたボクに手を差し出した。
『やっと見つけた、一緒にあそぼ!』
その手は、声は、あの時のボクの心に温かく包みこんだ。あの言葉で、ボクの心は救われた。
だから、今度はボクの番。
君を、その地獄から救い出すよ。
どうか、もうここに戻ってこないで。この地獄にいるのはボク一人だけでいいから。




