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こちらは神材派遣管理会社「ユル」でございます。  作者: U-SAN
「冒険譚を欲する少女達」
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「魔術師は賽を手では振らない-調査編Ⅱ-」

月光が静かに森を照らし、風が葉を揺らす夜。

ヴィネリの家が微かに震え、地の底から響く様な唸り声が聞こえ始めた。

井戸の水が不自然に吸い込まれていく光景に、三人は只ならぬ異変を感じ取る。


静寂が森を満たし、月光が幽かに輝く夜。

風は囁き、葉は夢の様に揺れる。忘却の扉は黙して立ち、古の言霊を封じたままだ。


記憶は供物となり、運命は重ねられた鎖と化す。

心の奥底で燻るものこそ、祠の鍵。封じられしものの影が、今再び蠢き始める――。

三人の心に、静かな覚悟が満ちていった。


――その瞬間、空気が変わった。


ヴィネリの家の壁が、かすかに軋む様に震えた。

同時に、外から低く濁った唸り声の様な音が聞こえ始める。

まるで地の奥底で何かが目覚め、長い眠りの間に溜め込んだ息を今まさに吐き出そうとしているかの様だ。


「今の、何の音……?」


私が立ち上がると、耳を澄ませたまま動きを止める彼女の背で、肩布が小さく揺れていた。


───ごおお……んっ……。


再び響く、今度はより明瞭な吸い込み音。風の流れが変わった。外気が、何かに引き寄せられる様に家の中へと入り込んでくる。ヴィネリは無言で玄関へ向かった。

扉を開けると、夜の空気が重たく押し寄せた。風は冷たく湿り気を帯び、まるで誰かの吐息の様に生温かい。


「……井戸の方から?」


カイルの声は抑え気味だったが、確かに心の底に恐れを含んでいた。三人は庭まで足を進めると、すぐに異常の中心を見つけた。

月光の下、いつもは満ちるほどの水を湛えているはずの井戸が、その口をぽっかりと開け、黒い深淵を覗かせている。

ごぼごぼと水面から泡立つ様な音がするものの、水面は上昇するどころか、じわじわと後退している様に見えた。


「……水が、下がっている…?」


カイルはその光景に見入った。やがて壁に掛けられた松明を手に取ると、井戸の端にある釣瓶をゆっくりと引き上げる。

釣瓶の縄に松明をしっかり結びつけ、それを再び井戸の深へと釣り下げていく。

不意に吹いていた風がやむと、周囲の音が遠ざかり、やがては井戸の口だけが、時間の底へ通じる道の様になっていく。


「カイル、もう少し……」


私がカイルに声をかけ、井戸の端へ身を寄せる。その眼差しは、降りていく松明の灯を追い、深い闇へと吸い込まれる様に、その口を見下ろしていた。


暗黒。底知れぬ井戸の底。松明の光が揺らめくその奥で、何かが水面に反射したのが見えた。

ほんの一瞬だけ――銀の様なきらめき。井戸の底にある水面、そこに落ちているかの様だった。


その瞬間、カイルの手に伝わる縄の重みがふっと消えた。


「っ!」


井戸の奥から、空気が吸い込まれる様な圧が押し寄せる。豪、と風が漏れ、井戸の中へと吸い込まれていく。

松明の灯が一瞬だけ強く揺れたかと思うと、次の瞬間、それは「ふっ」と消えた。


「うわっ――!」


彼の身体が井戸に吸い込まれそうになる、その瞬間――


「カイル!!」


私の叫び声とともに、彼の背中に細い腕が回される。

その勢いで様やく身体の軸が戻り、よろけながらも井戸の縁に手をついた。

次いで、ヴィネリも駆け寄り、彼の肩を掴んで強引に引き戻す。


「バカッ……飛び込む気かい、あんた!」


ヴィネリの声は珍しく怒気を孕んでいた。その声に、カイルは一瞬目を見開き、はっとして口を結ぶ。


「ほんの一瞬だけ……何かが、水の中からこっちを……いや、きっと気のせいだ」


ヴィネリは目を細め、静かに井戸を見つめた。


「……“見返した”のさ。あんたが覗いたから。井戸の中身が」


彼女の言葉は、予言めいて不吉だった。私も井戸の底を覗いてみる。


「およしなナーレ!見るもんじゃないよ!」


中からは、ごぼごぼと泡立つ様な音が聞こえる。

私が唇を噛み、顔を近づける。微かにその目に映ったのは――水が静かに、釣瓶と共に、だが確かに吸い込まれていく光景だった。

水面が波打たず、静謐なまま沈んでいく。まるで底のどこかに、巨大な口が開かれており、すべてを飲み込もうとしているかの様に。


「井戸の中が……空っぽになっていく…?」


呟いたカイルの声が震える。ヴィネリも目を細め、風の向きを読む様に顔を上げる。

ヴィネリの髪が、ふわりと後ろへと揺れた。

夜気は、確かに泉の方角――あの祠の方向へと引かれていた。


「水脈が……逆に引かれている」


私が呟くと同時に、彼女の中にどこかで感じた記憶が蘇る。――これは、ただの地殻変動や水量の変化ではない。呼ばれている。何かが、どこかが、“引き寄せている”。


「引き潮じゃない……**召還しょうかん**じゃ」


ヴィネリの声は静かだったが、その奥には重い決意があった。彼女の脳裏には、あの訃音された祠、忘れ去られた泉がよぎっていた。水は、還ろうとしている――本来あるべき場所へ。あの泉へ。そして泉の底に眠る、“記憶と運命を喰らう獣”のもとへ。


「封印が……」


カイルが言いかけて言葉を飲み込む。否、言葉にするのが怖かった。

私もまた、胸の奥に冷たいものが走るのを感じていた。それでも、足が自然と動く。


ヴィネリが静かに言った。


「……向かうのじゃ。全ての始まりへ」


彼女の視線の先には、木々に隠された古びた道――その奥にある、泉と祠、そして過去の罪へと続く道があった。


木々がざわめくたび、葉擦れの音に混じって、どこか遠くで誰かの囁きが聞こえるような気がした。夜の闇は濃く、森の道は昼とはまるで違う相貌を見せていた。足元を照らす灯りはヴィネリの魔術によって淡く浮かび上がり、私たちの影を長く歪ませながら道を導いていく。


「……まるで、道そのものが過去に引き戻されてるみたい」


私が思わず口にすると、ヴィネリが静かに頷いた。


「記憶は、この地に刻まれておる。忘れられた様に見えても、決して消えてはいないのじゃ…。とりわけ“あの泉”の様な場所では……のう」


やがて、樹々が途切れる。風が変わる。静かすぎるほどの静寂が、ぬるりと皮膚にまとわりついてきた。視界が開けると、そこには月光を反射する鏡面の様な泉が広がっていた。


水面は一分の揺らぎもなく、まるで時間が止まったかの様に泉のほとりに立った三人は、しばし言葉を失っていた。


泉の水はまるで鏡だった。

月の光が、水面いっぱいに美しく揺蕩っている。


澄んだ夜空をそのまま写した様に、星々も幽かに揺れている。

それはまるで、天と地とが繋がり、互いに呼応しているかの様だった。


言葉を失い、私もカイルも、そしてヴィネリまでも、ただその光景に見入っていた。

空と地とが、鏡合わせの様に重なり合い、時が止まったかの様だった。


「……なんて、奇麗……」


私が漏らしたその声は、風に溶ける様に擦れた。

何か神聖なものを壊してしまわぬ様にと、彼女は呼吸すら浅くする。


――しかし。


その静謐を裂く様に、泉の奥底から、微かな泡立ちが現れた。


「……あれ?」


泉が――ざざめいた。最初はほんの、僅かな波紋。だがそれは次第に強まり、水面に映っていた月が、ゆらゆらと歪み始める。


「水が……引いてる?」


カイルの言葉に、私は息を呑む。引いている。確かに――水が、底へと吸い込まれていく様に。

まるで、見えない手が泉の中心を摘み上げて、ゆっくりと水ごと引き剥がしていくかの様だった。

月の光も、星の煌めきも、徐々に揺れ、乱れ、やがて……消えた。


「っ……!」


私の胸に、言葉にできない空白が走る。たった今まで、そこにあった美しさ――永遠の様に感じた月の光が、何の前触れもなく“なかったこと”の様に掻き消されてしまったことに、私の心は耐えられなかった。


泉は、ものの数分で、枯れ果てた。泥の底が露わになり、冷えた石と黒ずんだ苔が残されたその中央に、ぽっかりと黒い空洞の様な沈みがあった。


静かだった。だがその静寂は、先ほどまでの神聖なものとは違う。

これは“音すら飲み込まれた後”の沈黙――死の気配に近い。


「……何かが、吸ってる……。空気でも、水でもなく……なにか、もっと……」


私は小さく呟いた。それは私自身にも、何を意味するか分からなかった。

ただ――そうとしか言い様がなかった。


ヴィネリは、目を細めて泉の底を見つめる。


「……“それ”は、目を覚ましつつある。記憶と運命を喰らう、眠れる獣が」


その言葉に、私は再び月のあった場所を振り返る。

水は、もうそこにはない。なのに、不思議と“美しかったはずの残響”だけが、まるで耳鳴りの様に胸に残っていた。

それが、余計に怖かった。もう、戻らないと知っているのに――なぜか「心だけ」が、まだそこに囚われていた。


泉が沈黙を取り戻してから、どれほどの時が経っただろう。私達はその場に立ち尽くしていた。泉に満ちていたはずの水も、そこに映っていたはずの月も――すでにない。だが、心の奥底にへばりついた「感触」は、未だに剥がれないままだった。


「……この先に、祠がある」


ヴィネリが低く呟く。それは誰に向けたというより、自分の記憶をなぞる様な声音だった。

私はカイルと視線を交わし、黙って頷いた。言葉はもういらなかった。

泉が示した“異変”の、その先に何かがあると――三人共、本能で悟っていた。


足元は苔むした石と濡れた落ち葉で不安定だったが、三人は迷わず歩き出す。風が止んでいる。

葉擦れの音もなく、森はまるで呼吸を止めた様に静かだった。


しばらく進むと、空気が変わった。濃密な霧が、地を這う様に漂っている。

まるで、地面から立ち上がる瘴気の様だった。


「……この辺り、空気が重いな」

カイルが額の汗を拭いながら、呟く。


私もそれに同意する様に、小さく頷いた。空気の密度が増し、世界が狭まった様に感じる。

音が届かない。呼吸の音すら、どこか遠くに感じられた。


――そして、それはあった。


木々の合間にぽつりと、黒ずんだ屋根の様な影が見えた。近づく程に、その輪郭は明確になっていく。


「……見ろ、祠じゃ」


ヴィネリの声が一段と低くなる。苔と蔦に覆われた小さな祠。石造りの屋根はところどころ崩れ、かつて灯されていたであろう灯籠は折れ伏している。しかし、ただの古びた祠には見えなかった。


彼の視線の先、祠の入口。その左右に、二体の石像が立っていた。

いや、“立っていた”というには、あまりに――古かった。


風雨に晒され、苔と蔦に覆われた石像は、すでに輪郭すら曖昧で、顔の彫刻は歪み、服装の細部も朧げだった。だが、それでも、ただの風化では片付けられない違和感があった。


「……服装が……違う…?」


私は片方の石像を指を指して、そう呟いた。

左側の像は、重厚な外套を纏い、胸には金属装飾の様なものが彫られていた。

片手は胸に当てられ、もう一方の手には巻物の様なものを握っている。

まるで、儀式を司る高位の文官の様だった。


対して、右の像は身軽な旅装の様な装いで、背中には荷を背負い、両手を広げる様にして立っている。

その姿勢は、守る様であり、また――道を遮る様でもあった。


「まるで……立場が、正反対だな」


カイルの言葉に、ヴィネリが小さく頷いた。


「一方は知を、もう一方は意志を。あるいは、一方は封印を、もう一方は開放を……。だが、いずれにせよ、両者は“ここ”で対を成している」


私は静かに息を呑んだ。

二つの像は、まるで互いを睨み合う様に正面を向き合い、その中心――祠の入り口を挟んで対峙していた。それはまるで、長い年月の中で凍結された決断の瞬間の様でもあった。


「どれほど昔のものなのか……それすら忘れられてしまった……」


ヴィネリの声が、ほんの少しだけ震えていた。この場に宿る“時間”が、常軌を逸しているのを、三人とも肌で感じていた。

風が止み、月の光すら届かぬこの場において、時間の層が折り重なり、混じり合い、歪んでいる。


「この祠は……『何か』を閉じ込めるだけじゃなくて……『選ばせる』場所なのかもしれないのう」


私は、二体の像の間に立ち、ふと呟いた。封じるのか、開くのか。

それを決めるのは、いつも誰かの“意志”だ。――その意志を、誰かが継ぐならば。この祠は再び目覚めるのだろうか。


足元の土が、かすかに湿っている。

泉の水が引いたはずの道――その名残の様に、冷たい気配が足元から這い上がる。


行こうではないか。中を見なけりゃ、何も始まりゃせんよ」


ヴィネリがそう言った時、不意に風が吹き返した。祠の中から、まるで呼吸するような音が微かに聞こえた気がした。


私たちは祠の前へと静かに歩み寄った。扉は苔むし、長い時の流れに沈み込んだような重厚な木製の両開きだった。

だが、それはただの木戸ではない。ヴィネリの瞳は、扉の中央に浮かぶように刻まれた古い言葉へと引き寄せられていく。


《その記憶は捧げられ、その運命は閉ざされる。

 ひと度に開かば、忘れよ、望むなかれ。》


見知らぬ言語のはずなのに、不思議と意味だけが脳裏に響いた。

文字というよりは“意志”の様に、直接心に流れ込んでくる様だった。


「……これって、警告かな?」


私が呟くと、カイルは難しい顔で扉を撫でた。


「誓約の類かもしれない。ここを開くには、何か“代償”が必要なのかもな」


ヴィネリは無言で腰から細長い羊皮紙の巻物を取り出し、封を解く。そこには淡い銀色の文字が浮かび上がり、祠と同じ文体の印が記されていた。


「やはりここだ。かつて“忘れの儀”が行われた、古き神前……」


「“忘れの儀”?」


ヴィネリは頷く。


「大切な記憶を一つ捧げる儀式。自らの内にある、確かな記憶を“供物”として差し出すことで、門は開かれる。偽りや借り物ではなく、確かに自分が持っていた記憶でなければ意味がない。だがそれを捧げれば、もう戻らない」


カイルが息を吐く。


「……どんな記憶でもいいのか?例えば、些細な思い出とか……」


「駄目だ。捧げた記憶は永遠に失われる。だからこそ“望むなかれ”と記されている。心の奥深くに根付いたものでなければ意味がない。でもそれを失えば、自分は変わってしまう」


静寂が三人を包み込んだ。私は唇を噛み、目を伏せる。そんな重みを背負う覚悟が自分にあるのか、自問した。


――その時、祠の扉がかすかにコクリと音を立てた。


月の光がさっと傾き、石像の影が揺れ、冷たい風が祠へと吸い込まれていく。


「……誰かが応えた」


ヴィネリの声は震え、緊張が滲んでいた。


「さあ、選ぶがいい。何を置いていくか。祠はそれを見ている」


中は想像以上に広く、細長い石造りの通路が奥へと伸びていた。ヴィネリが掌をかざすと、その中心から淡い光が生まれ、薄暗い祠の内部をぼんやりと照らし出す。


その光に導かれるように、私たちは通路を進んだ。両側には大小様々な祠が並び、長い年月の重みが佇まいに刻まれている。祠に刻まれた祝詞は擦れて読みにくいが、その響きはまだ空気に残っているようだった。


壁面には伝承の始まりが淡く描かれている。深い森の奥、世界が若かった頃、記憶と運命を喰らう獣が闇から姿を現し、それに立ち向かう者たちの激しい闘いが繊細な筆致で刻まれていた。


獣は封印され、一時の安寧が訪れたことが静謐な色彩で描かれている。時代の流れとともに獣の影は薄れたが、闇の片隅で今も息づくことを示すように、絵の中に曖昧な影が漂う。


祠の最奥に描かれた三人の人物は、抽象的な筆致で表されていた。怒髪天を衝くような白髪の老婆は、激しい嵐のような存在感で強烈な「守り手」の気配を放つ。


箒を手にした魔女は霧に紛れるかのように朧げで、「祈り」と「知恵」を象徴している。旅人の装いの青年は遠くを見つめ、未来を見据える希望の光を漂わせていた。

三人の姿は曖昧ながらも、心の奥で大きなものが語りかけてくるようであった。


ヴィネリは羊皮紙の文字を指でなぞりながら、慎重に言葉を紡ぐ。

薄暗い祠の前で、ヴィネリは古ぼけた羊皮紙をそっと広げた指先でその文字をなぞる。


ヴィネリはゆっくりと穏やかな声で言った。

「喜びを捧げなさい、煌めく心の灯りを──」


カイルが真剣な表情で続ける。

「怒りは静めよ、燃え盛る情熱の炎をそっと閉ざして──」


私は少し沈んだ声でつぶやいた。

「哀しみを解き放ち、流れる涙の清き川となりなさい──」


ヴィネリは目を細め、やわらかな声でまた読み上げた。

「楽しみを奏でなさい、歓喜の調べを風に乗せて響かせて──」


そのとき、私にだけ、かすかな声がそっと響いた。誰にも聞こえないヴァルの声は、まるで風のささやきの様に彼女の心に届く。


≪忘れてはいけない。運命は常に動いている。常に目を凝らしている。扉の向こうには、過去と未来が交差する場所があるのだ≫


私は小さく頷き、静かに答えた。

「『汝、忘れるることなかれ、運命は常に──』…その続きはもう消えてしまったみたい。でも、これが私だけへの伝言なのかもしれないわね」


ヴィネリは羊皮紙を見つめながら、しみじみと言った。

「文字は消えかけているけれど、祠の祝詞は心を映すものよ」


カイルは決然と宣言する。

「記憶も想いも、どんな形でも、この場に捧げる覚悟のある者だけが先へ進めるんだ」


私はヴィネリの肩にそっと手を置き、微笑みながら言った。

「私達も一緒よ。何があっても」


その時、祠の石像が淡く光を放ち始めた。ゆっくりと、古の儀式の幕が開かれ様としていた。

静寂に包まれた夜の森、その奥で密かに蠢き始めた異変。

古の伝承と絡み合う「忘れの儀」の真実。

この物語は、三人の若者がそれぞれの覚悟を胸に、未知なる運命へと足を踏み入れていく序章です。


井戸の底から聞こえる不気味な音、そして鏡面の様に美しい泉が瞬く間に枯れ果てる様は、

彼らが対峙する脅威の大きさを物語っています。


そして、辿り着いた祠に刻まれた古の誓約は、彼らに「記憶」という名の代償を求めるでしょう。


記憶を捧げ、運命を閉ざす――その言葉が示唆するものとは?

祠に描かれた3人の人物像は、彼らの行く末を暗示しているのでしょうか?

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