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魔法の世界に憧れて  作者: 富乃光
日常編
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11/17

 この世界が正常だって? 笑わせるなよ。ここは嘘で塗り固められた楽園だ。真実なんて何処にも無い。奴は人の肉を食う。そればかりか、そいつを俺に食わせようとしやがるんだ。


 初めて食ったのは去年の冬だった。「旨いか?」奴はそう聞いてきやがった(俺は知らなかったんだ!) そいつは団子になっていた。肉団子ってヤツだ。近頃の若い連中は固形食すら口にしないって言うじゃないか!!……旨かったんだよ。ああそうだ。美徳だ。俺は美徳を知った。俺たちは文化を忘れちまったから、()()は特別な意味を為さないってな。これじゃあ、まるで逆戻りじゃないか?


 いつまで下らねえ議論を続けてやがる。ええ? 答えはとうに出ていた筈なのに。フィクションの信奉者共は論文の一つも読めやしねえ。(見ろよ! 端末に映ったあんたの間抜け面!)。現実主義者(リアリスト)気取りの虚無主義者(ニヒリスト)風情が、俗に塗れた稚拙な小市民的情動を、さも高尚な論説が如く宣いやがる!


 黴の生えた骨董品の××が、――かつて時代を先取りしたと持て囃された、しかし其の実、大衆迎合の下手物に過ぎぬ俗物の×××××××××××が――、今やッ!!


 ……迎えが来た。電線が震えている。有機交流電燈の雧積が、今、電線を無くそうと

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