第22話 <豪快な土柱様と各柱との関係>
精霊王、ハ柱いるうちの一柱。土柱様に対面し、いろいろな意味で、でかい柱だと感じた一行。
身体ちっちゃいけど。
〜☀︎☆☀︎☆☀︎〜
[環境保護地区]出入口近辺のモーテルで迎えた朝、朝食を済ませドワーフ王国へ向かうため一路出発。
車内でルーカスは土柱様との会話を思い返していた。
土柱様の住む神殿に案内してもらい一時的に空気が固まったが、基本的には豪快な土柱様。
見た目は小ちゃくても中身はでかい柱である。
八種類ある属性の関連性。
火>氷>風>土>雷>水>火と光=影。
ガイドブックにて
モンスターの種類 名前 特徴 属性 弱点 戦利品。
とある様に、モンスターとの戦いでもモンスターが使う魔法や技を見て優劣や弱点を検討し連携や討伐にあたると良い。後は経験値の底上げだと教わる。
他には、火、土、雷、影柱は男性の精霊王。
氷、風、水、光は女性の精霊王。
お互いに離れて暮らしているが時々、念話で情報や意見交換をしている。たまに人間や動物などに化けて人里に降りたり聖獣に指令し人間達の暮らし振りを観察しているらしい。
土柱様 曰く
『神が作りし自然界を守るのがワシ等 精霊王の仕事じゃけぇ。他の生き物と違い、睡眠や食事を摂取する必要がなく、思い描いた場所へ瞬時に移動可能。だからこそワシ等とは違った、極限られた短い時間の中で行う食物連鎖や共存する生き物達、文化の発展に興味があるけーのぉ!』
思考を持ち、意思疎通を交わし、互いに協力し合う。時には子孫繁栄やそれぞれの正義の為に戦う弱肉強食の世界。
『特に人間は時代と共に様々な道具を生み出し文化を作り出した面白き生き物じゃけー。
おお、そうじゃ。王都なら近年、他種族も共存しとろう?どうじゃ、仲ゆうしちょろー、のぉ?』
近年?確か先代の爺ちゃんの代から同じ中央大陸にいる他種族と交流し始めて、国交を結んだり、移住したり、ここ数年では他種族間での婚姻もするようになってきたと聞いたな。とルーカスは思う。
知恵をつけ より便利に より豊かな暮らしへと発展した人間社会。
しかし、多くの者が集まれば時には意見が合わず対立する場合が有るのもまた然り
お互いがお互いの正義のために
また、悪知恵を身に付けた強者は、
弱者に手を差し伸べることを忘れ[より自我の欲を満たす為]に弱者を陥れる。
そこが人間の愚かなところでもある。
と土柱様は言う。
『そうじゃ!各柱の話ば、せんとかんとのぉ!』
と、アルコール度数の強いだろう酒が10リットルは入っているだろう盃を豪快に煽り、おつまみ?の蠍を殻ごと丸揚げされたのを爪?で器用に持ち上げばりばり音を立てて食べる土柱。
あの小さな身体の何処にそんなに入るんだと疑問に思う。
食欲も満腹度も無いけど、味覚は有るらしく嗜好として飲食を嗜むらしい。
因みに土柱様の好みは酒。
種類は問わないらしいが兎に角 さけ サケ 酒 sake
が好きらしい。
曰く、
頑固で寡黙な爺さん、雷柱ハオカー。
お喋り好きなおばさん、水柱ウンディーネ。
怒りん坊でやんちゃ、火柱サラマンダー。
律儀で教育ママっぽい、氷柱フラウ。
陽気で酒呑みな[おっさん]なワシ。土柱ノーム。
誰が[おっさん]じゃ!
わがままなちびっ子、風柱シルフ。
ミステリアスで腹黒な、闇柱オスクリダド。
最後、綺麗なお姉さんは好きですか?光柱ルーシール。
身長5メートルはあるだろう巨体のゴーレムがお世話を一生懸命している土柱様であるノーム。 自分で言うだけあり陽気で酒呑みなおっさんだった。
2メートル超えの先程 手ほどきを受けたゴーレムが護衛と称して背後につき1.5メートルほどの四角い顔の侍従と思われるゴーレム達がお世話をしてくれている。
30センチほどの小さな体の何処に酒やつまみが入ってってるかは謎だが、酒くさい息を吐きながら土柱様の話は続く。
『あと、各柱には眷属がおってのぉ』
千年以上の長きに亘り生存し、各柱を主と崇め付き従う生物のことで、[聖獣]ともいう。
シルビア(黒犬 フェンリル)は風柱の眷属
水柱の眷属で(巨ヘビの夫婦)
そして(ゴーレム)はワシ土柱の眷属
あと、他大陸にいる雷柱の眷属で(サンダーバード)、
火柱の眷属で(フェニックス)、
(ユニコーン)は光柱の眷属。
氷柱の眷属で(雪うさぎ)、
闇柱の眷属で(黒蝶)
あと、ジョナスとジェンナ(白鳩)は水の眷属で電話が無かった時代の伝達係だの。
『それぞれ、おもろい特徴があるけーの!楽しみにしちょけぇのぉ!』
各 眷属を思い出しながら土柱様の話はまだ続く
『それからの。魔物と言われとる生き物、つまりモンスターじゃがの。』
何時から存在し、なぜ人間を襲ってくるか?
元は普通に虫や動物、植物、人などだった。
遥か昔、終わることなく繰り返し起こった戦争時代に人間に迫害されたり殺処分、焼き払われたり、住処を追われた者達が人間を恨み間違った方へ進化したもの。
見た目は各生き物達に牙や角など特徴を持ったり、体の大きさが拡大してたり、色が独特だったり、中には魔法を使う物もいる。
討伐されてなお成仏出来ず闇に彷徨うようになったのがアンデット。
他の生き物と変わらず食物連鎖し、人間側が危害を加え無ければ共存するモンスターもいる。
が、繁殖率が高いので間引く必要がある。
この世界に何故モンスターが存在して、どうして人間を襲うモンスターがいるかはそういったのが理由らしい。
つまり人間の身勝手な行動が、動植物、迫害を受けた者たちを追い込みモンスターを生み出した。
と土柱様は言う。
他にも亜人と言われるドワーフやエルフ、獣人族などの他種族との交流や共存が始まり30年ほど経つが、自分達 人間と見た目が違う者に排他的な思考がまだまだあり他種族が人間の住む地域で生き辛いのが現状。
そういった排他的思考を取り除き交流や共存しやすい環境作りと互いを橋渡しするのが王族の役目だと言われた。
話も終盤に差し掛かり今後の予定を聞かれ、ルーカスは[オーク族]の件を土柱様に説明した。
L「ドワーフ王国を経由して巨人族領まで行く予定です。ドワーフ王国への入国許可はエルサーラ州知事より確認中です。エルサーラに戻り次第 許可頂けたら向かう予定でいます。」
『あい分かった。ドワーフ族と巨人族の長にはワシからも紹介状と手紙を書いちゃるけー。
おぉ、そうじゃけ!ついでに巨人族の長に遣いに行ってくれんか?ちと、長に直に渡してもらいたい物があるけぇ!』
と言われドワーフ王国と巨人族領への通行証と紹介状と巨人族の長へ渡す手紙、木箱を預かる。
荒野を走り一路ドワーフ王国へ。
土柱様に会って話した内容を思い返してみて改めて他の柱に会うのをますます楽しみになったルーカスだった。
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