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ステルラ  作者: 智織
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第15話 <模擬戦とセレーナの目覚め>

帝国 兄妹の扱う武器や戦闘の実力を見るための模擬戦と目を覚ましたセレーナのお話です。

帝国民3人組と出会いツリーハウスの修行部屋で事情確認をしてから不思議鞄(ストレージ)に入ってる、討伐したモンスターの解体をして、単体対決や連携プレイ対決をして時間を過ごしていたルーカス達。


だいぶ体力や魔力を使いバテてきた頃、

I「皆さん、少し遅くなってしまいましたが、昼休憩にしませんか。」

と、声をかけられ腕時計で時間を確認すると午後二時を回っていた。

イヴァン達が居る方を見るとすでに、スープとサンドイッチが準備されている。


息を切らしながら返事して

L「はぁはぁ、分かったー」

トレバーも腕時計を確認し

T「ふぅーー、そうだな。」

F「はぁー。準備してくれてありがとうねー」

と呼ばれた方へ集まり、食事をする。


朝にルーカスより預かった食材の残りを使い作ってくれたようだ。

L「サンキュー。食材、足りた?」

N「あ、はい。大丈夫です。」

T「また、作ってもらって申し訳ない。助かる」

F「二人共ありがとうねー」

I「いえ、此方こそ昨日からお世話になりっぱなしで、すみません。」

L「何も畏まられる様な事はしていない。其れよりそろそろ敬語やめねー?公式の場でもねぇし。堅苦しいの苦手だし、王子だからって気ぃ使わなくていい。」

F「当然、俺にもねー。」

T「だな、俺も。」

I.N「「ありがとう」」

L「じゃ、食べるか。」




食事も済み片付けをして、イヴァンとナディアの実力を知りたくなったルーカスは、

L「この後、お前等も一緒に模擬戦やらねぇ?」

F「いいねー。一緒にやろうよ」

T「そうだな。俺も戦ってみたい。」

兄妹は顔を見合わせてからセレーナを気にして見るが、


Sy「女子は妾とジョナスが見てる故、参加するが良い。」

と言われたので了承し、

L「イヴァンがハンマーを使ってるところは見たが、専門?あと使える魔法は?」

I「俺は剣と斧を使う前衛だ。魔法は生活魔法くらいしか使えない。」

N「私は生活魔法と初級、中級魔法。あと剣を少々。」

L「連携は?」

I「帝国では部隊が違ったし、王国に入ってからはセレーナ様の事もあり基本 俺しか戦闘してなかったから連携は余りした事ないんだ。

T「なるほど。じゃあ、対戦相手を色々組み合わせてやってみるか。」

L「そうだな。」

F「うん、やってみよう」

I「分かった」

N「了解」

T「じゃあ、まずは君達の実力が知りたいから、俺たちと兄妹で分かれてやろう。俺たちを倒すつもりで向かって来てくれ。」

L「体力回復薬と魔力回復薬は持ってるから必要なら言ってくれ。」


こうして模擬戦開始である。

武器の使い熟し方、使う魔法やタイミング、連携プレイなど組み合わせを替えて模擬戦をする。


模擬戦中、セレーナは相変わらずで、

時々、多少魘されながらも眠っている。

何時間か経ち外では陽も暮れた頃、




S「うっ……。はぁー」


と声を出しながら瞬きを何度かゆっくり繰り返し、深呼吸をしてセレーナは目覚める。


Sy「目が覚めたかえ?」

とセレーナに話しかけると同時にジョナスが、

jo「お、姉ちゃんが目覚めたみたいだぞー」

と周りに知らせる。

イヴァン、ナディアを始め皆がセレーナの元へ駆け付ける。

I「お目覚めになりましたか、セレーナ様。」

N「私どもが、お分かりになりますか?」

セレーナは身体を起こし、腕にずっと嵌まってた腕輪がない事、魘されながら夢を見ていた事、

今、自分がいる場所や傍にいる者達を見て、まだ多少 記憶が混濁しながらも、同じ魔法師部隊で一緒にモンスター討伐や生活面でのアシスタントをしていたナディアは覚えていた様でアナスタシオ語で、


S「貴女は、ナディア。」

と声を出し、他の人の顔を見てイヴァンを指し

「貴方は見た事ある。他は……同じ帝国部隊にいた?」

と、疑問顔をする。

すると、シルビアがアナスタシオ語で


Sy「娘、何処まで覚えている?」

と質問する。


S「人語を話す犬?私は、セレーナ。

帝国で、幼い頃に、拐われた。

腕輪を付けられ、魔法兵士、使われていた。

沢山のモンスター、人々、両親……

全て、この手で屠った。

帝国陸軍大将、あと、ナディア達、帝国より逃がしてくれた。そして、今ここにいる。」

記憶は戻ったものの表情や感情は抜けたままな様子のセレーナ。

そんな淡々とした態度で受け答えをするセレーナを周りは見守る。

シルビアは目を細め、


Sy「して、腕輪が外れ帝国から逃れ記憶が戻った今、娘は何を望む?」

シルビアに見据えられたセレーナは沈黙し暫く考え、

S「帝国 戻るつもり無い。もう、利用されたくは、無い。過ぎた過去も、消せない。今はまだ、此れからどうしたいか、どう行動すべきか、分からない。」


Sy「そうか。」

(如何やら枷のある生活が長過ぎて、感情表現が乏しいままのようじゃな。じゃが、考え方はしっかりしておる。自殺を測る者や、復讐を考える者よりかはマシじゃが……)


L「なぁ、取り敢えず何か胃に入れながら話しねー?俺、腹減った。」


((((本当、あえて空気 読まない奴だな!!))))


とトレバー、フェルナンド、シルビア、ジョナスは思ったが、其処がいいところでもあるルーカス。

皆は、

T「そうだな。取り敢えず何か胃に入れるか。」

F「俺、喉渇いたー」

N「あっ、じゃ、じゃあ、準備するね。」

I「手伝う」

となり、セレーナも含まえた皆でドリンクとリーライズ州内で買って鞄に残っていた物、パンや出来合い物を準備し飲食しながらルーカス達は改めてアナスタシオ語でセレーナに自己紹介をする。


セレーナは、感情表現が乏しいものの、

身体の不調や再度 魔力暴走をすることもなく、会話をする事が出来ている。


こうして時間は過ぎ、修行部屋から出られる時刻になった。


ツリーハウスの外は夜、

ルーカスは、帝国から来た3人組に家内を案内しながら、部屋割りをする。

女性2人はナディアがセレーナを心配だからと言う事で取り敢えず同室に。

その後、女性陣から風呂に入ってもらい今後の話をすることになった。


お読み頂きありがとうございます。

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