冒険者ギルド2
人の波をかき分けながら進む彼は文句を言われても無視して歩いて行ってしまう。
「もう…、私が同じ様に進んだら絡まれるだけじゃないかしら?」
まあ、彼が守ってくれるって言っていたし気にせず進むべきよね。
なんて考えていたら頭に髪の毛がない大柄な男の冒険者に道を塞がれてしまった。
「こんな、無法者の集まるような場所になんのご用意でしょう?お嬢様?なんてな~」
「ぎゃぁははははははは」
「似合わねぇぞ!」
「お嬢様、一発いくらでしょうか?俺のアレで楽しませて差し上げましょう。がはははははは」
「いいぞ~!!俺にも楽しませてくれよ!」
「あの?えっと、一…発?と言うのは良くわからないです。すみません。丁寧にしてくださってありがとうございます。ですが、あそこの彼が案内して下さるので大丈夫です。ですが、なんでお嬢様と呼ぶのでしょうか?」
不思議です、今は爺もいないし特に周りを警戒してる兵士の方もいないのに、
「そんな上等なドレスを着てる町娘や冒険者がいるわけないだろっ!!」
あっ!すっかり忘れていました。しかも、今日のドレスは謁見用に一層豪華なやつでした。
「やはり、貴族が冒険者になってはいけないのでしょうか?」
なんだか、この方達が丁寧に接してくるので不安になって思わず聞いてしまいました。
「いやいや~、そんなこたぁねぇさ!なっ!オメーら!」
「おう!そうだ、そうだ」
「冒険者は自由だからな!関係ねぇ!」
なんて、気のいい人達なのでしょう今まで粗雑なんて思ってしまった事を誤るべきでしょうか。と思っていると…
「おい。主に少しでも触れてみろ四肢の骨を砕くぞ。」
そう、彼が冷たい声で言い体が竦んでしまうプレッシャーを放った。
その瞬間、5名の冒険者が武器を手に持って椅子から立ち上がって此方に向けていた。
割合的には二階にいる方が多いようで二階から態々飛び降りてくる人が3名もいた程だ。
他の冒険者は気絶した人以外は彼と私から離れて静観している。
「うむ、まだまだ冒険者も捨てたものではないな5人も殺気に反応出来るものがいるか」
なんだか、楽しそうですね。
「さて、さっさと冒険者登録をしようか主よ。」
「そうですね、せっかく道を譲っていただいたんですし。冒険者登録でなにをするのか気になります。」
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