思いと想い
どうもはじめまして、初めての投稿ですが頑張っていきたいと思うので宜しくお願いします。
何時から戦い続けていたのか、もう覚えてはいない……
5年か、10年か、はたまた20年か…
だが、戦い始めた理由だけは忘れない。
彼女たちの怯えた目、意味もなく突然奪われた自由、理由のない暴力によって削られていく心。見た目が違うからと迫害し、挙げ句には見た目が良いからと自由を奪う。
戦うことに意味は無いのかも知れない……
だが、やらなければならないとその時は思った。
そして………
目の前にはたった俺一人を捕まえるためだけに、騎士3000 冒険者1000 魔法師3000 総勢7000もの部隊が別れて周りを囲んでいる。
『クソッ!こいつの一撃重すぎんだろ!』
『1番、2番、3番!、盾!構えッ!!』
『4番、5番、6番、7番隊、目標を近寄らせるなッ!攻撃魔法一斉射!』
『8番、9番、10番、11番隊は、結界魔法陣と封印魔法陣展開!!』
『壁が立て直すまで時間を稼いでくれ!!』
『おうよ!冒険者の力みせてやる!!』
『遊撃出る!援護任せた!』
『12番、13番、14番、15番隊は援護魔法!放てっ!』
『俺達にも、強化頼むぜっ!!』
威勢の良い大隊長の言葉が冒険者達の粗雑な声が戦場に響く…
しかし、弱い余りにも弱い
蹴りで吹き飛ぶ壁役
威力が弱い攻撃魔法
力を込めて殴れば壊れる魔法陣
動きが悪く、遅い遊撃隊
脆い身体拘束魔法に薄弱な状態異常系魔法
どの攻撃も防御も思いが込められていない余りにも軽い、全くダメージにすらならない…
もう勝負を決めようと、一歩踏み出したその時、若い赤髪の少女の放った魔法が一秒だが体を拘束した。
その一秒で俺は、
剣で、槍で、戦斧で、戦棍で、戦鎚で、魔法で、体を貫かれた
朦朧とする意識の中で、赤髪の少女の悲痛な顔だけがやけに良く見えた。




