表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

44/75

放置

 部屋に入ってきた三人娘さん、ごめんなさいね、まだ話は終わってないので少し待っていて、三人娘を他所にして話は続いた。


 ルルリナが元神様で、私を女神にした張本人だと、伝えるも、信じてもらえない。


「なにをお馬鹿なこと言い始めるのかと思えば、(わたくし)が神?! そんなことあるわけ、ないじゃないですか嘘も大概にしないと、(わたくし)も本気で怒りますよ」


「じゃ聞くけどさ。

 ルルリナ、私と出会った時の事を詳しく説明しなさいよ」


「それはですね……。

 ……そんな昔のことなんて、覚えてるわけないじゃないですか!」


「答えれないのにさ、よく言うよ」


「煩いですね、なんか文句でもあるんですか!」まさかの逆ギレって酷くない! もういいや次いこ……。


「コロラさんは元天使なんですよ」


「私が天使?? それはあり得ませんね。

 私は由緒正しきエルフ族の長……。

 ……の息子なのですよ」何処の村長の息子だって? 言ってミソ!。


「ほら、誰の息子が言えないじゃんか!」


「……仮にレイラレスカ様が仰っていることが真実だとしても、仮説であって真実味が御座いませんよ」まてや! こら、なに押し通そうとしてんですか。


「お母さんもさ、お父さんの間に出来た子供が女神になるわけないでしょ?!。

 常識から考えたら人が神なんて産めるわけないのに、なんで解ってくれないの」


「そんなの産んだら女神だったんだから、仕方ないじゃないの。

 神様の加護よ、貴女は祝福されてこの世に生を受けたのよ、有り難く思いなさい」なにその発想の転換は? 無理矢理にも程があるよ、それを信じてる、アンタら三人って、どうなのさ。


「何で信じてくれないの」


「レイラ! いい加減にしなかい。

 貴女は、私がお腹を痛めて産んだ子なのよ。

 それ以上ウダウダ言うんじゃありません」般若が! お母さんの背中に般若が! ……これ以上言った所で信じてもらえないんじゃ意味無いし、ことの発端はルルリナの暴走が原因なんだから、こやつさえ確りしてりゃ凝んな目に私は遇わなくて済んだんだ 。


「……私が悪う、ございました!」


「な、なんですか! その態度は!」


「そうで御座いますよ。

 レイラレスカ様、反省の色が全然見栄ませんよ!」


「そうよ、レイラ! 貴女って子は!」入ってきた三人娘が怯えてる、そりゃそうか、凄い剣幕で言い合いしてれば、恐いよね。


「ごめんなさいね」


「素直に謝れば良いってもんじゃないんですよ」ルルリナ! あんたに謝ったわけじゃないっての!。


「今回だけは、多目に見ましょう」だから、違うっての! 。


「ほんと、この子は素直じゃないんだから」いやいや、面接に来た三人に謝ったんだけどさぁ、なんで? ルルリナ、コロラ、お母さんが反応してんのさ、意味解んないよ……。


「はい、この話はここまで! 面接するわよ」ばん、手を叩いた、お母さんは笑顔なのに有無を云わさない威圧感を漂わせなくてもいいじゃんか。


 なにもそこまで怒る必要ないんじゃない……私だけ記憶があるのって理不尽すぎるよ、もう泣いていいですか。


 それにさ、真実を話せって言ったのルルリナじゃないのさ、本当の事を言ったら否定されるってどうなの!。


 「大変お待たせしました。

 自己紹介からお願いします」ちょっと、私を放置で面接が再開された。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ