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旅の始まり?前編

 面接再開です。


 部屋に一番最初に入ってきた、天使と牛を足した二で割ったような子から、あ、背からじゃなくて、腰らへんから翼が出ている、待たせて本当にごめんさないね。


「……あ、すいません。

 (わたくし)、鬼神の椿(ツバキ)・サエキと申します、どうぞ、宜しくお願い致します。

 趣味は裁縫とお菓子作りです。

 憧れのレイラレスカ様に御目通りが叶い、感無量で思いで御座います」胸に手を宛、軽く一礼をする姿は、正に美の象徴だけど、色々負けている気がするので隣には絶対、並びたくありません。


 なに食べたら、そんな体型になんのさ!。


「わかったわ、此方こそ宜しくね。

 はい、じゃ次の人」お母さん? それだけ? ね、もうちょっと話すとかさ、しないわけ?! もう少し、為人を観るとかさしようよ、ぱっと見、良い子なのには、間違いはないんだけどさ、え? なんで、わかるかって? そんなの女神の勘に決まってんじゃん。


「レイラさんや、なにをブツブツ言ってんですか!。

 本当(ほんと)、溝女神ですね」おいこら、ちょっと、マタンカイ!。


「誰が、腐った泥だって!」


「あら、自覚がおありで、なによりで!」


「ルルリナ! それどういう意味よ」


「だって、(わたくし)、腐ってるなんて、一言も言ってませんよ」


「ルルリナ様、それは余りに酷いかと、責めて偽物女神くらいにして差し上げないと、可哀想でございますよ」ちょっと、まった、ほろうかと思いきや、何気な酷いことを言いましたよ、コロラさん!。


「そうよ、二人とも、もう少し言い方ってものが、あるじゃないの?。

 レイラは家事はやれるし、子守りもできる、妹、二人の面倒もよく見てくれる、いいお姉ちゃんなのよ。

 でも、レイラの頭中、お花畑なんだから仕方ないのよ、それに私にとっては都合がいいから、なにかと便利」上げて落とされた、何気にみんなの私に対する評価、酷すぎない。


「あの、失礼ながらレイラレスカ様は立派な女神様です。

 でしゃばった発言、お許し下さい。

 あ、失礼いたしました、私、ノーム族の真弥(マヤ)・ノイと言います」頭に羊角、白髪でウェーブ掛かった髪型がとてもキュートな女の子、耳は皆、魚の胸ビレみたいな形をしている。


 足長(あしながぁ)! ウエストがきゅって締まった服を着て、股下から前が! 解放されてるスカート? アーチ形に別れて、そこから生足を見せ付けている、オタクが居たら飛び付きそうな服装…色々負けていて、悔しいです。


「レイラレスカ様がこの地に降り立つ時、平穏が訪れるであろう。

 レイラレスカ様の恩恵に預かりし者は巨万の富をもたらさん。

 強欲で無知な者には災いを、勇気ある者には幸福と富を。

 神々の頂点に達し女神、レイラレスカの怒りに触れれば、破滅へと誘われる事を忘れること勿れ……。

 失礼いたしました、レイラレスカ様に纏わる神託の一部です。

 隣にいる、優奈(ユウナ)・ハガも同意見です」そう紹介された、優奈(ユウナ)・ハガは頭を押さえて会釈した。


 それを聞きながら、口を押さえて笑いを堪えてる、三人はほっとこう、どうせ、私の神話が可笑しくて仕方ないんでしょ。


 優奈(ユウナ)は外見、人間なんだよね、色が白いけど、透き通った肌に銀鏡掛かった瞳、白髪でお人形さんの様な子なんだけど、首に首輪をしているから、違和感が半端ない。


「ご存命に預かりました。

 デュラハン族、優奈(ユウナ)・ハガ。

 どうぞ、良しなに」


「え!? デュラハン?」席を半立ちになった瞬間、激痛が走った。


 ルルリナに蹴りをぶちかまされ、悶絶して踞る、私に。


「貴女は、おバカなんですか!!」ルルリナの声が響いたが、何故? 私は蹴られたんだ?。

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