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会社の対応

その日の夜の19:48分。


今村、草加部、大沢の三人で話しをしていた。


「ソシオパス、ビンゴだと思います。今までのが説明がつきますよね。」


「はい、ここまでくるのに時間がかかりました。」


「草加部さん、そうすると病気と考えればいいということですか?」


「いや、ハッキリは分かりませんが、“そのようなもの”と考えれば説明がつくということです。」


今村は少し考えて言った。

「・・・うん。説明がつきますね。」


「ん~でも、今までずっと繰り返されてきましたが、退職に追い込まれた人もいれば、我慢を強いられてる人もいます。うちからは自殺者は出ませんでしたが、ここに罪悪感がないって怖くないですか?」


大沢が頷きながら言った。

「自殺に追い込んで罪悪感がないって怖いですよね。」


今村もうなずいた。

「うん。恐怖を感じる。」


「所長、うちに5人のソシオパスがいるんですよ。自分のいいようにするだけの思考で、風評を流し攻撃性のある人間が。割合を見ても多い。」


「割合?」


「人口の4%がソシオパスではないかという説があります。これを当てはめるとうちの場合は1.6人。それが5人ですから無法地帯になるのは当たり前ですよね。しかも、村上と沢木は開設当初からいるわけですから、影響はあったのではないでしょうか。」


「そうですね。」


「所長、やはり明確な線引きが必要です。区別というか結界です。」


「そうですね。グリミーとは今日話しましたよ。シフトからも外しました。明日から7:30出社です。もう夜勤の人とは会わないんじゃありませんか。会ってもちょっとだと思います。これでもダメなら完全交代制にしましょう。」


と、今村は言い、藤島部長との話し、グリミーとの話し、ヒアリングをすることを話した。


「ありがとうございます。やはり、会社はきちんとしてますよね。ここの人が問題だったんですよ。」


大沢君も、「そうですね。」とほっとした様子だった。


「ヒアリングによる抑止力も期待できますね。」

草加部が言った。


「はい、夜勤が何か悪いことしてるのかも聞きますので抑止効果もあると思います。」


「大型ドライバーとの線引きは時期をみましょう。まだ、手伝うと決めたばかりですから。」


「そうですね。これで少し様子をみましょう。」


「はい」


「それじゃ、これであがります。」


「はい、お疲れさまでした。」

「お疲れさまでした。」



とりあえず、大沢君の名誉回復措置は成功だと思う。逆にグリミーを追い詰められたのではないかと思った。


「大沢君、名誉回復措置は成功か?」


「はい、勝訴って書いて走り回りたいです。」


「そうだよな。それくらい嫌な思いしたよな。」


「草加部さんのおかげです。ありがとうございます。」


「いや、いいよ。頑張れよ。」


そして、草加部と大沢はいつも通りの作業に入った。



20:48分。作業が終わり、発送のトラックと大森さんが到着するのを待つだけになった。


「どおれ、待機しよう。」と二人で休憩室に向かった。


二人はそれぞれいつもの席に座った。


草加部はスマホをチェックした。小説サイトのメッセージの通知があった。


最近、件数が増えていた。草加部は全てに返事をした。ほとんどは頑張って下さいとか共感できますみたいな応援メッセージで、稀に職場でのハラスメントの相談のメッセージがあった。


相談については、自分もハラスメントを受けているのでお気持ちは分かります。私もそうなんですが、それでも頑張っちゃうんですよね的な内容の返信をしていた。


“ハラスメント被害って結構あるんだな~”


大沢はいつものようにイヤホンを付け、スマホをいじっていた。


草加部はタバコを吸いに行った。


ーつづくー

『読んで頂きましてありがとうございます。』


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