「これからどうするの?」
イングランドの軍船には水と食料を与えて帰らせると、クロムウエルは驚いていた。
しかし般若の面にこれほどの効果が有るとは思わなかった。
「トキ、凱旋だぞ」
「そうですね」
「またガールズコレクションだ」
うぐいすの鳴く時期を選んでガールズコレクションを開催する。
場所は大阪城で、例によって佐助のブランド「サスケ」を売りにした派手なパフォーマンスで、会場を沸かせる事にした。
「トキ、佐助、戦もガールズコレクションも無事に済んだな」
「よかった」
佐助の笑顔がまぶしい。
「おれがここに戻った目的も達成された訳だ」
「…………」
トキは心なしかうつ向いている。
多分もうイングランド王国は攻めてこないだろう。
「殿」
「ん?」
「これからどうするの?」
佐助の居ない時にトキが聞いて来た。
「そうだな……」
それが一番の問題だ。
「あの部屋に帰ればまた記憶が無くなるんだろ?」
「…………」
「そうなると、トキとは……」
「…………」
おれはまたあの会話を思い出していた。
「元居た部屋と時間に戻るという事は、この世界での記憶が無くなるという事なの。この戦国時代に居た事が無かった状態になるわ」
「――――!」
「そうでない未来なら今の世界での行動が影響してくるから、元居た世界とは違った社会になっている。どんな感じかは、行ってみなければ分からないからリスクがあるの」
「あ、の!」
「どちらの世界に戻りたいか、また今いるこの戦乱の時代に留まる事も可能なのだから、あなた次第よ」
「…………」




