プロローグ編075/【クアンヴェリテ】について2
【藤里 眞宵】の元に、当時、【第96他者体】であった【現・第94他者体】に昇格している【クアンヴェリテ・アレクシア】からの招待状が届いた。
昇格した【クアンヴェリテ・アレクシア】へのお祝い事かと思ったら、違っていた。
近々、【クアンヴェリテ】の【第1添者体】と【第1本者体】が顕現されるのでそれを見に来ないかと言うお誘いである。
【クアンヴェリテ】と言えば、この世界においての【不動のラスボス】である。
その【第1添者体】と【第1本者体】が顕現など早々に見れるものではない。
なので【眞宵】は使いに来た(招待状を持ってきた)【クアンヴェリテ・トゥエンティーフォー】の【藤里 眞夜】に、
「行きます」
と伝えた。
これは、
【天傑ルート】の【主人公】、
【写樂ルート】の【主人公】、
【笑媛ルート】の【主人公】、
には与えられていない特権であり、
ライバル達である、
【リナカノン・ジェニックの虚像】と知りあっている【銘稜ルートのライバル】、
【ルナカノン・ジェニックの虚像】と知りあっている【小次郎ルートのライバル】、
【レナカノン・ジェニックの虚像】と知りあっている【勇拳ルートのライバル】、
【究極金のロザリオ】を所有している【蕾夢ルートのライバル】、
【極限銀のオルゴール】を所有している【平蔵ルートのライバル】、
【超瑠璃のブレスレット】を所有している【倫太郎ルートのライバル】、
【依代人形/闇ちゃん】に憑依されている【双華ルートのライバル】、
【依代人形/陰ちゃん】に憑依されている【千早ルートのライバル】、
【依代人形/昏ちゃん】に憑依されている【和泉ルートのライバル】、
にも同様に与えられていない権利となる。
ただ、【眞宵ルート】のライバルである、
【現・第94別者体】に昇格している【クアンヴェリテ・アシュリー】の加護を持つ【イヴェット・フィギス】、
【現・第94外者体】に昇格している【クアンヴェリテ・ブリジット】の加護を持つ【ティナ・クロズビー】、
にも同様の権利が与えられている。
【クアンヴェリテ・アレクシア】、
【クアンヴェリテ・アシュリー】、
【クアンヴェリテ・ブリジット】、
の3核はそれぞれの区分で、序列を競っているライバル同士であり、加護を与えている者への【特典】でも競っている様だ。
そこで、今回、【本物】の2核が顕現されるという【特別】な機会に招待するという【サプライズ】をそれぞれ企画したがネタが被っていた様だ。
それでも、それぞれが出くわさない様に別々の場所でその顕現を見せると言う事にしている様だ。
なので、
【イヴェット・フィギス】、
【ティナ・クロズビー】、
と出くわすと言う事ではない。
あくまでも他で招待を受けていると言う事だけの話である。
他にもかなりの【来賓】が訪れるとされており、偶然会うという事は無いとされている。
偽者とは言え、【クアンヴェリテ】達が鉢合わせは無いと考えているのであれば、偶然でも無いと言う事になるのだろう。
【本物】の2核が顕現されるまで後、1週間という事が告げられ、人間の世界で言う所の【ドレスコード(服装規定)】に当たる【存在】としての礼儀正しさを示す【イグジストコード】と言う状態にしておく様に言われたのだった。
もちろん、それには【ドレスコード】としての要素も含まれる。
【眞宵】の場合、それなりの【ドレス】の着用が求められるため、それを用意しなくてはならないだろう。
【眞宵】は、
「この場合、どういったものを着て行ったら良いのかしら?」
と少し悩んでいたのだった。
【眞夜】は、
『ここに見本を置いておく。
この中から選択すると良い。
選択したら、本物の【ドレス】が顕現される。
それを着てくれば良い』
と言って元の仕事に戻っていった。
【眞宵】は、
「なるほど・・・
この本の中から選べば良いのね?
あらっ・・・
どれも私には・・・
ちょっと派手だと思うのだけど・・・
これらの中から選ばないと駄目なのかしら?」
とつぶやいた。
見本には【一国の女王】ですら裸足で逃げ出す様な超豪華なドレスばかりだった。
どう見ても、【女王】が着るべきドレス何百着分でも布きれ一枚にすら及ばない様な高値過ぎる【ドレス】ばかりだった。
アイドル系の【クアンシリーズ】である【クアンヴェリテ】とは言え、ここまでただの来賓に【金】をかけて良いのでしょうか?と【眞宵】は思っていた。
これでは自分が主役だと言ってもおかしくない衣装だ。
これは【偽者】の【クアンヴェリテ】達の威信を賭けた戦いでもあるのかも知れない。




