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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第四章 王都と勇者編
98/150

95 依頼内容

一晩野営をして朝一には王都に入る列に並び、無事に王都に入る事が出来た。まぁ門番の人には驚かれたけど…。まぁ成人間もないような小娘が少ない人数でマルセアから王都まで来た訳だし、そんな反応にもなるだろう。まして、スレイプニルが注目を浴びそうだと送還したから、徒歩で来たと思われたかも知れない訳だし。



「とりあえず冒険者ギルドに行こうか。依頼が何か知らないけど、時間がかかるようなものなら準備もいるし」


「それもそうじゃな。まぁ儂らが揃っておって出来ん事はそう無いと思うがの」


「妾は人間の生活などは詳しくないからな。そっち方面は力になれぬぞ?」



大丈夫。私もそんなに変りないよ。だって法律とかも知らないし。ぶっちゃけ地球にいた頃の知識とリアとしての力でごり押ししてるだけだし。

とりあえず話を聞いて出来るようなら受ければ良い。あからさまに無理だと言う相手に押し付けたりはしないだろう。というか、そういう方面の問題解決はグラマスも求めてないだろう、多分。



「ていうか、レイクレストだっけ?国の名前。ここ、昔のフォールデンよね?」


「そういえば、そんな名じゃった気がするのぅ」


「結構大国だったのに名前変わったんだね」



ゲーム時代にフォールデン公国という名の国があった。国の名前は変わっているが街並みはあまり変わってない。所々にゲームの時に無かった大きな建物があるくらいなものだ。今回、勇者を召喚したというフェリレアス聖国、ゲーム中唯一機械が出てきたメイガス帝国に次ぐ大国だった。



「近くにダンジョンあったけど残ってるかな?帰りに行ってみようよ」



そんな風に気楽に会話を楽しみながら、冒険者ギルドに到着した。受付のおねぇさんにグラマスに話を通して貰って、そのままグラマスの執務室に案内された。



「来んの早くねぇか?多分、手紙届いたのも2,3日前だと思うんだが…」


「早い方が良いんじゃない?」


「いや、まぁ。それはそうだが…」


「で?依頼は?」


「ああ、そうだな。実は王都の近くでダンジョンが発見されてな。と言っても、昔からあるようで古い文献に載ってたそうだが、詳細が分からないらしい。それで調査を依頼されたんだが、依頼を受けた奴らが帰ってこなくてな」



あれ?それって…さっき話してた所じゃない?



「それってもしかして西の森の奥にあるやつ?」


「な、何でそれを!?」



やっぱ、あそこか…。あれは無理だろう。だってレベル300クラスが闊歩してるダンジョンだもん。最奥のボスのゴーレムとかレベル500だったし。今まで見た1番強い人が、目の前にいるグラマスの142だもん。

ゲーム時代も一部の上級プレイヤーしか行けない様な難易度だよ。まぁ良い鉱石が取れるから中級プレイヤーも死に戻り前提で潜ってたけど…

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