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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第三章 新生活と弟子編
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78 お断り

太った男は領主が呼んだ兵に連れ去られていった。やっぱあの手の護衛的な人とかも連れてるか。あの男にバレてたら、あんなに堂々とは来なかったかも知れないのに…。バレないで良かったよ。



「とりあえずあいつに関しては問題は無いだろう。確かリアだったな。ふむ…。どうだ?うちの息子の嫁に来ないか?あの状況で動じずにあそこまで言い返せる胆力は見事だ。息子に家督を譲った時に共に…」


「お断りします」


「まだ全部話しておらんではないか」


「いや、貴族の嫁とか面倒なんで」



だってアレでしょ?マナーに厳しい先生がついて教えられたり、社交界とかでいびられたりとか…。いやそういうのしか知らないけども。



「なぜだ?大体の事は言えばなんとでもなるぞ?」


「そうやって甘やかすから威張り散らした貴族が増えるんだよ。良い?貴族ってのは義務なの。権利じゃない。領民が生活切り詰めてでも収める税金があるから、生きていけるんだよ。それは基本、領民に還元するものであって贅沢をするためのものじゃ無いの」


「いや、我々にも体面というものがあってだな…」


「そこは必要経費。全部還元してたらいざという時何もできないし、他の貴族に舐められる。最低限、『うちはお金ありますよ』っていうアピールが出来る程度で良い。相手に自分たちに利用価値があると思わせとけば、向こうから勝手に寄ってくるよ」


「なるほど…。わざと利用価値がある様に思わせる、か。考えた事も無いな」



いや、考えて。領主が豪遊してたら財政破綻するし、全部領民の為だと返してたら飢饉とか起きた時、輸入とかも出来ないから…。利用価値無いって思われたら、何かあっても見捨てられるし。



「やはり息子の嫁に…。いや、リア。うちの息子の家庭教師にならないか?」


「領地経営とか貴族との付き合い方とか知らないから無理だね」


「さっき散々語ったのは誰だ?」


「あれは貴族じゃなくても一般的に言える事だよ。例えば村とかでも村人の為だと毎日豪華な食事してたら冬とか越せないでしょ?お金も貯めとかないと、何かあった時に冒険者とかに依頼も出来ない。そういう一般論だよ」


「なるほど。そう言われると確かにそうだな」


「規模が違うだけで村も街も、何だったら国でも基本は同じだよ。やる事は増えるけどね」



国防の為に軍隊の編成もしないといけないし、病気とかに対処できるように研究に力を入れたりとか…。そんな一般論を教えろと言われても、多分素人が考える事なんてすでにやってるだろう。なので家庭教師なんか却下だ。貴族と関わると面倒が増えそうだし…

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