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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第二章 海業都市編
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51 尾行の正体

男は私と冒険者たちの前に現れ、私の顔を一目見ると(ひざまず)いた。



「私はレイクレスト王国国王よりあなたの監視を任されていた者です」



開口一番にコレだ。監視って、そこまでされるような事してないよ?…多分。ていうか、レイクレスト王国って何処?いや、前にユリナに聞いたこの国の名前だっけ?



「特に監視されるような悪い事をした覚えは無いんだけど?」


「それは問題ありません。国王からは『強大な力を持っているが故に他者から要らぬ誤解を受ける可能性がある』という事で、離れた所から見させて頂いておりました」



つまり今回みたいに人外扱いされる可能性があると思ってたって事か。だから、何だって気がするんだけど…



「それで?」


「正直に申しますと、国王はあなたとの敵対を望んではおりません。しかし今回、不幸にもこの街にいたこの者たちと敵対しかけております。今回に関しまして私共が仲裁をさせて頂ければと思います」



つまり国王は私の事を知っていて敵対を避けた。けど国民全てがそういう事情を知っている訳でも無いから、何かあった時の為に私に監視を付けた、と…。それって、私を囲んどきたいって事じゃない?



「それは有難いけど、だからって国の為に何かやったりはしないよ?」


「構いません。普段の生活から十分に国にも利益が出ております。ただ、王都に来る事があれば出来れば1度、王城まで来ていただけると助かります」



普段の生活って…。まぁ確かに未だに高ランクのモンスター狩りは続けてるし、魔導具の開発もやってるけど…。あっ、もしかしたら王族までいけば冷蔵庫とかも売れるかな?

とか考えていると、男は立ち上がり冒険者たちに振り返った。



「私はレイクレスト王国近衛騎士団所属のライアードという。ここにいるリア殿が安全であることは国王レオンハート様が保証している。そして、リア殿に正当な理由なく敵対する者は、国王の言葉を信じぬ者として罰則を与える事も考えておられる。皆、剣を収めよ」



え!?そんなレベル!?私、国王に会った事も無いのに何その信頼度!?

いや、国にも利益が出てるって言ってたし、個人でそこまでの人間相手ならそんなものなのか?いやいや、あり得ないな。普通は謁見とかして直接確認ぐらいはするでしょ。



「…なんでそんな私の評価高いの?」


「先ほども言いましたが、あなたは国に対して利益をもたらしております。更に国王があなたと敵対することは損害しか生まないと考えている為です」



国王どうした?会った事も無い人間に対する評価じゃないぞ?もしかしてグランドマスターがなんか言ったのか?王城に知り合いがいるとか言ってたし。可能性はあるな。

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