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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第一章 新世界編
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15 森へ

ギルマスの試験を受ける前についでに商業ギルドに登録もしておいた。どうせ必要になるし冒険者ギルドの方のカードは返品予定だ。街の出入りの為にも必要になる。街を出て指定された場所を目指す。渡された地図を確認すると少し離れた位置にある森の様だ。



「というかコレ、私が居たとこの奥の方じゃない?」



またあの距離を歩くのかと面倒に思った。今までは移動は転移魔法で街から街に飛んでそこから…



「ああ。最近使って無かったから忘れてた」



召喚魔法。

一定以下まで相手の体力を減らして契約する事で、そのモンスターを召喚出来るようになる。覚えるのも大変だった魔法の1つだ。というか、属性魔法以外は大体大変だったが…。

詠唱を唱え、あるモンスターを召喚する。



(さて、召喚獣はどうなってるのかな?)



色々と変化があり過ぎてどうなってるか予想も難しい。



『久しいな、主よ』


「!!??」



召喚したのは適当に行ったマップの奥で見つけたフェンリル(・・・・・)だが、喋ったりはしなかった。



『どうした?』


「いや、今まで喋らなかったよね?」


『ふむ。喋ってはいたのだがな。主が理解できていなかっただけだ』


「何で急に?」


『分からぬ。だが、前よりも主の存在がはっきり感じられる。それが理由かもしれんな』



つまりゲームのキャラとしてでは無く、リアとしてこの世界に定着しているという事だろうか?ゲームならば意識だけがこの世界に来ているようなものだったはずだ。それがマジでこの世界の住人になったという事だろう。



「まぁ、意思疎通が取れるってのは悪くないか。それでいつも通り乗せて欲しいんだけど」


『構わぬ。乗ると良い』



そう言ってフェンリルが身をかがめ、乗りやすくしてくれる。いつもの様にその背に乗ると、今までとの違いが分かる。



「おぉ!意外に毛が柔らかい」



ゲームの頃は細かな感覚は無かった。武器を握っていると握っているという感覚はあるが、材質が分かるような物では無く、分厚い手袋でもしているかの様な感じだった。



「それじゃ、よろしくね。リル(・・)


『任された』



契約した召喚獣達を色々召喚してみるのも面白いかも知れないと考えた矢先、フェンリル式ジェットコースターで酔ってしまい考えを改めた。

フェンリルのリルさん登場!

リアは基本、縛りプレイ的に1人で戦闘を行っていましたので移動用になっておりました。

伝説の魔獣の無駄使い感…

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